CAR AUDIO/CD-R

　あまりＰＣとは関係ないのだが、カーオーディオとそのＣＤ－Ｒ対応度合いなんかについて記述している。

車載プレイヤー (2007/10/28)

９９年４月１２日

カーオーディオ
　昨日、あまりにも滑るタイヤをあきらめてついにタイヤを交換した。その時の待ち時間が２時間半もあったのでちょっと購入を考えていたカーオーディオを見てきた。今はカロッツェリアのカセットラジオアンプ＋イコライザー付きCDという構成である。私はCDしか聞かないので、カセットもラジオも使われていない。最近になってスピーカーだけは別のものに入れ替えている（その話はこの辺）。付いているものの不満点は、不満度が高い順に
- CD-Rが鳴らせない。
- アンプ側の表示が出ない（故障）。
- 前後別のイコライジングができない。
- CDの早送りができない。（1曲飛ばしのみ）
- CD-TEXT表示ができない。
- ランダムプレイがほんとにランダム。
まあ最初の２点があるので買い換えたいなと思っている。
　逆に気に入っているのは、
- 前後の音量バランス調整がつまみでできる。
- 音が悪くない。
- イコライザーが付いている。
という辺り。

　とりあえず欲しい機能を列挙すると、
- CDのみで1DINである。
- 音がいい。
- イコライザーが付いている。
- CD-TEXT表示。
- 漢字のCD-TEXT。
- 見やすい表示。
- ５～６万くらい？
位なのだが、もうそれだけで該当機種がない。ちなみに私はいわゆるハイビットの音が好きなようである。どうも1bitの音は好きになれないでいる。一時期オーディオコンポ界は1bit機ばかりになったことがあった（今はどうなっているのか知らない）が、カーオーディオでは相変わらずハイビット機が多い。
　この日は1DINでCDのみのものを中心に見る。CD-Rも持って行っていたのでかかるかどうか試す。やってみたところどれでもＯＫな印象。イコライザーはないものが多いが、ケンウッドなどは別体のハイダウェイ（隠れて見えない）DSP(P707)が付けられたりして何とかなったりする。音も悪くないし．．と思ったが、CDレシーバー(Z909)はどうもデザインが気に入らない。はっきり言えばディスプレイがケバ過ぎる。MD(MJ909)やMD+CD(MZ909)の方はまだまともなドットマトリクス状の表示なのだが。全体にケンウッドはこういうデザインらしい。そもそもケンウッドのカタログではCD-Rは使えませんになっている辺りが非常に気にかかる。（私の持っていったものはちゃんとなっていた。）
　アゼストで安いCDアンプ(DRX8575z)と高いCDプレイヤー（アンプなし,DRX9255EX）との聞き比べができたのだが、明らかに安いやつは音が悪かった。これだけでCDとアンプを別体で買ってもいいやって気にもなったが、CDの機能があまりにも低かった。まあこれはこれで買ったら十分満足できると思うけど。
　で、カロッツェリアのところに行くとなぜか2DINのものしかなくって、仕方なく適当なプレイヤー(FH-P909MD)に自分で焼いたCD-R(CD-TEXT入り)を突っ込む。と、なんとCD-TEXTが漢字で表示されるではないか。これには驚いた。よく見てみるとDSPが付いてるし、表示も派手じゃないし、音も悪くないし、気に入った。だが残念なことに2DINでMD付きの上に高かった。いや、気に入るものだったらちょっと位高くってもいいし、2DINでもいい（どうせ1DINにしても、もうひとつは空いたままになる）とは思っていたが、使いもしない機能（MD）に金を払うのも馬鹿らしいし、すばらしく音が良かったわけではないので躊躇した。これで1DINでMDなしだったり、音が素晴らしく良かったなら...というか、全体にパイオニアの音はどうもよくない。アンプ別だろうが音が変わらないところを見ると、スピーカーのせいな気もするが、確認しようがなかった。

　今は漢字表示できるプレイヤーといえば2DINでMD付き（の上級機）と相場が決まっているもよう。見つけたのは前途のものとケンウッドのDPX-990MDのみ。別に漢字の必要もないし、音がよけりゃCD-TEXTなんてなくてもいいとは思うのだが、いざ漢字表示を見ると非常に欲しくなってしまった。それくらい私には漢字のインパクトが強かった。ああ、1DINで漢字表示の機種が出ないかな。アンプ別の高いやつでもいいんだけど。
　見ている間、３人くらいいたオーディオ店員に次々に声をかけられたので、散々細かいことを質問したり、細かい音を聞き比べていたり、いくらぐらいになるのか質問したり、DSPの操作について聞いたりしていたら、いつのまにか全く近づいてこなくなってしまった。いつまでも粘っているのはタイヤ交換が遅いんだから仕方ないだろと思いつつ、長時間居座ったのだった。途中疲れたので何度か休憩室にも行ったけど。
　今度の夏辺りにまた新製品が出るだろうからと考えて、その日は帰ってきたのだった。（出なけりゃカロッツェリアか？）

９９年５月１３日

カーオーディオ
　カーオーディオ再び。パイオニアが新シリーズを出した。ソニー、アルパインも。ケンウッド（あるいはここ）とアゼストには見当たらない。パイオニアではFH-P9000MDなど。パイオニアのをざっと見たところ今までのシリーズと機能的な差が見られない。デザイン的にはP9000MDを除いて新しいものになった。どうもアンプがパワーMOS FETになったのが大きな差のようだ（それがどれほどいいものなのかは知らないが）。ちょっと前に出たDEH-P5000なんかで広めたパワーMOS FETをシリーズ全体に広めた感じ。
　このWEB情報によると、やはり漢字のCD-TEXTはFH-P9000MD(2DINのCD+MD)のみのようだ。DEH-P9000（1DINのCD）もOKとは書かれていない（写真が小さいのでドットの細かさがわからない。ドットマトリクスになっているみたいだが）。他はデザインも変えられているのに、検討対象だったFH-P909MDの後継は見た目も機能も全く一緒で、唯一パワーアンプがパワーMOS FETになったくらいの違いしかない（みたい）。値段も同じ。なんかこれになっちゃいそうな予感。でも15万くらいかかるとすると結構高いなぁ。
　と思っていたが、タイヤ屋でカタログをもらってみてみると、DEH-P9000も漢字CD-TEXT対応とのこと。なんでWEBでは情報が非常に少ないかなぁ。カタログスペックぐらいの情報を載せてくれてもいいだろうに。ちなみにカタログでも1DIN CDの扱いは小さく、1DIN MDのすみっこに出ているだけ。カタログスペック上のFH-P9000Mとの違いはFM文字多重とレガートリンクコンバージョンだけか？店頭でもMEH-P9000(1DINのMD)はあるものの、DEH-P9000のデモ機はなかった。まあほとんど同じようなものだと思うが。
注：以下に型名と年式を書いておく。いずれもPioneerで漢字のCD-TEXTが可能な機種。

	98年モデル	99年モデル
2DIN CD+MD	FH-P909MD	FH-P9000MD
1DIN CD		DEH-P9000
1DIN MD		MEH-P9000

９９年５月２９日

カーオーディオ
　実は先週もカーオーディオを見に行っていた。しばらく見ているうちにようやく「よし、DEH-P9000(1DINのCD)を買うぞ」と決め、お金を下ろしに行った。下ろして、さあまた行くぞと思ったところで友人からの電話。ノートパソコンのHDDを買いたいと言う。それに付き合ったので先週は買えなかった。

　実のところ、DEH-P9000は機能的にはOKなのだが、以下の些細な問題が気になっていた。
- ディスプレイが単色で小さい
- ボリュームなどのボタンが押しにくい（クリック感が乏しい）
- イコライザーのユーザ設定が１つのみ（らしい）
- レガートリンクコンバージョン（??）でない
まあディスプレイなんかそんなに見ないだろうし、ボタンはリモコンを使えばいいやと思っていたのであまり気にしないでいた（なんでリモコンにもあるボタンに限って押しにくいんだろう？）。

　そして今日も行ってきた。店員がつかまらないのでしばらく店内を見て回ると、FH-P909MD（2DINの旧モデル）がずいぶん安く売っている。こんなの先週あったっけ？あいにく手持ちに余裕があまりなかったので、手持ちで買えるならこれを買っちゃえと思ってなんとか店員をつかまえる。（本当は店員が声をかけてきた）「カーステレオですか？」「メーカーはパイオニアがいいんですか？」「CDとMDとカセットどれが必要です？」「音にはこだわりますか？」ひとまずDEH-P9000がいくらになるか聞く。「車はなんですか？」「年式は？」「スーパーライブサウンドじゃないですよね？」「純正オーディオが付いてますか？」「空いてしまう1DIN空間は小物入れを入れます」で総額は本体価格+1万（工賃+小物入れ+消費税）ほど。（元からパイオニアのものが付けてあるので、変換ケーブル代が入っていないと思う）
　それなら手持ちのお金でFH-P909MDが買えるじゃないかと思って、こっちも聞く。それは店頭ディスプレイ品だったものだという。一旦メーカーに送り返して、パネルやらピックアップやらの消耗品を交換したものらしい。１年保証（通常の保証）付き。現行モデルとの違いは？と聞くと、アンプがPowerMOS FETになったことと、スペアナ表示が青くなったこと、フレームの色が銀から金がかったものになったこと、リモコンが変わったとのこと。「交換にどのくらい時間かかります？」「１時間くらいですね」で一応値段を聞いておいて、即決。（こんな高いものをあっさり買うと言ったので、店員に驚かれてしまった。）前に来たときに買わなかったのは、やはり値段の問題だったもよう。５万円も違っちゃねぇ。

　今後の参考のために交換作業を見る。シフトレバーを回して外して（ネジになっている）、その周りのパネルをこじって外して（はめ込まれているだけ）、オーディオ周りのパネルをこじって外して（これもはめ込まれているだけ）、オーディオを止めているネジを外すとオーディオがごっそりと抜き取れる。ケーブルを車側から外して奥に持っていってしまった。こんな簡単に外せたのか．．．
　しばらくして新しいセットにケーブルやブラケットを付けて戻ってきて、同じ作業を逆順に進めて完了。FMやらCDやらの動作チェックをしておしまい。ものの３０分で終わってしまった。

Pioneer FH-909MD
　今までのやつと比べると、CDの音は幾分良くなった感じ。FMの受信感度（と言うか音そのもの）はすごくよくなった。帰りがけにちょっといじってみるのだが、FM多重関係の操作がさっぱりわからない。ひとまず帰ってきて説明書を読んだが、やっぱり操作がすごく難しい。特にFM多重とDSP関係。F(unction)ボタンを２秒押すなどが多々出てくる。他にもDispやMPXやClockボタンも２秒押しがある。いや、なんか設定するときに２秒押すと設定されるってのはわかるのだが、FM多重にするとき、時計表示にするときにも２秒押しってのは．．．しばらくは全くいじらない（いじれない）ことになりそう。ボタンを減らせばいいってものでもないのだ。とりあえずFMを文字多重放送している局に合わせて、DSP関係を全てOFFにすることにした。カタログには出ていないのだが、イコライザーのユーザ設定は２つ可能なもよう。説明書によると、FM多重受信中は時刻情報によって内蔵時計を合わせてくれるという。むー。
９９年５月３１日

Pioneer FH-909MD
　なんだかんだで結構使えるようになってきた。ここで今ある文句を書いておく。基本的にリモコンで使っている。もちろん基本的な機能については十分満足しており、ここに上げるのは些細な問題ではある。いろいろな場面で漢字で表示され、いかにも上等に見える。音が自然なんで、いつのまにか大音響で聴いてたりしてます。大きくしてもうるさくないんだね。
- CD-TEXTが全角１０文字しか一度に表示されない（スペースはあるのに）。自動でスクロールしない（そのためにはDISPボタン2秒押し）。
- FM文字多重にするたびにアンテナが上下する。（電源が入っているときには上げっぱなしにする設定あり）
- MPXとDISPとCLOCKのボタンがリモコンにない。FM文字多重、CD-TEXT、時刻表示には本体のボタンを押す必要あり。（しかも２秒押し）
- リモコンのF,A,DSP,BANDのボタンと本体のボタンの配置が違っているので感覚的に合わない。リモコンは左上から時計まわりにFUNC,AUDIO,DSP,BANDの順に並んでいるが、本体はB,D,F,Aである。本体のボタンを使うときにどれを押せばいいのか迷う。
- FM多重の局選択が面倒。特にCDをかけていて番組情報だけを表示しているときは局選択ができない（多分）。メニューのトップに局選択があればいいと思うのだが。その際、局選択がリモコンでできない（と思う）。
- 音がよくない。決して誉められる音ではない。イコライザーを調整するとよいのかも知れない。
- 本体の前面への出っ張りが異様に大きい。2～3cm位は出てるんじゃなかろうか。私の車はオーディオの下にカップホルダーがあるので350ml缶は結構ぎりぎりになってしまう。右に置いておくと振動でソースボタンが押されてしまうことがある。当然、CDの交換時にはカップホルダーから外しておかないといけない。
- 夜、ディスプレイが結構眩しい。アナログに調整できて、もっと暗くできればいいのだが。表示を見た後、前を見ると結構見えないものだ。角度をつけるとなんとか我慢できる。
- ガイダンス音のボリュームがない。大きな音で音楽を聴いていると、ガイダンスが非常にうるさい。ガイダンス無しは選べる。
- オートイコライズが予想通り使えない。後ろのスピーカーは低音ビリビリがいいのに、すっかり消されてしまう。更にここでトーンコントロールを使って低音を上げるとひどい音になってしまう。（ハイビット処理のはずなのだが．．．）
- イコライザでは前後別のイコライジングができない。フロントの低音をカットしたいんだけど。
- 本体の左右が銀ぴかであまりに目立つ。いいもの付けてるだろー的な目立ちかたでちょっと気になる。カーボン調シートでも貼っちゃおうか（革製グリップ風でも可）。
- FMの受信感度がいまいち。特に電波がちょっと弱くなるとすぐにごめんなさいになってしまう。
９９年６月２１日

カーステ
　SONYが新しいものを出した。2機種は漢字のCD-TEXTに対応していることは確認した。（カタログには出てないような．．．）高いほうはFM文字多重に加えてVICSレベル１にも対応してるという。どちらもMDへの録音機能付き。タイトルなんかの編集も可能。もう私にはどうでもいいことだが。
９９年１１月３０日

ナビゲーション
　最近、ナビゲーションに凝っている知人の車に乗った。彼はかれこれ３台のナビゲーションを使ってきていて、最近に３代目のVICS付きのナビゲーションになった。もちろん３モード対応。ちなみにナビを買い換えるたびに車も買い換えている．．．というか、車を変えるたびに新しいナビにしてきている。彼は渋滞考慮の経路探索がどうしても欲しかったらしく、今まではメーカオプションのナビばかりだったのだが、ついにディーラオプションに手を出した。
　で、隣に座って使わせてもらったのだが、この渋滞情報には結構感動した。使えると思った。早速翌週には本を買い集め、オートバックスに行ってカタログを漁ってきた。
　別にDVDである必要はあまり感じていないのだが、本にしてもカタログにしても、店頭の扱いにしても、CD-ROMモデルの情報を集めるのは苦労する。もちろんもらってきた・買ってきたものにもCD-ROMのものはほとんど紹介がない。
　ひとまず検索が速くて、音声入力ができて、VICS3モード、モニタ別のものを探してみると、ケンウッド、アルパインくらいしかない。まあ雑誌に出ていた検索は東京－鹿児島など非現実的なものが多くてそれほど参考にならない気がする。そんなのは5秒で検索できようが50秒かかろうがそれほど困ることはないだろう。それよりも10Km-30Km位の検索とか再探索の速度のほうがずっと重要だろう。が、これはカロッツェリア以外は特に問題があるようには見えない。速度ではエクリプスもいいのだが、2DINのCDとMD付きしかないし、その知人のナビがエクリプス（富士通テン）のものだったので、ひとまずパス。ちなみに彼は「音声認識は認識率が悪くて使い物にならない」と言って、全く取りあってくれない。走行中にも使えるし、多くのメニューから一発で選択できるしですごく便利だと思うんだけどなぁ。
　アルパインは検索の細かさを売りにしているが、他とそれほど変わらないように見える。それよりも都度画面下に表示される情報が使えそうである。また、入っている情報がテナントとか、施設の紹介とかの人の作ったものが多く、街中で使うのに向いている（気がする）。リモコンも手ごろなサイズで使いやすそうであるが、逆にリモコンでしか使うことができない。VICSもマイクも標準でケンウッドに比べると安い。
　対するケンウッドはタッチパネルが特徴になっている。入っている情報は行楽地とかドライブコースとかがあって、ドライブ向きに見える。音声認識もまともそうである。ただ、VICSなどの情報が単に地図上にのっただけで、そういった情報をあまり生かしていない、情報を得るには何らかの操作を行って得なくてはいけないような感じをカタログからは受ける。他がよさそうなだけにちょっと気になる。
　まあカロッツェリアもルート探索が遅い以外は結構いいんだけどね。いろいろ見比べていると、ケンウッドとデンソーとアルパインとエクリプスは非常に似ている。パナソニック、アゼストも似ているが、ちょっとアレンジしている感じ。他のソニー、三菱、ザナヴィ、カロッツェリアは全く別のものに見える。
　ちなみに今のナビゲーションはモニタの画素数が34万くらいあり、480*240程度の解像度がある。色数は256色。
　と、いろいろ調べておきながら検討はしたものの、実は買う気があまりない。はっきり言えば高すぎる。今普通にDVDナビ+VICSを買おうとすると30万くらいかかる。車であまり遠出をしない私にとってはそれだけの価値を見い出せていない。

・2007年10月28日

車載プレイヤー
　私の車にはDVDチェンジャーを付けている。見たいPVとかをキャプチャしてDVDに焼いて使っていたのだが、いちいち焼かないといけないのはめんどくさいし、チェンジャーはトランク内なので交換も大変である。
　ということでこれの代替プレイヤーを考える。今の技術で言えばPCを使って再生可能な形にエンコードして、メモリカードかHDDにデータを入れて、車の室内の小さなプレイヤーに入れれば音楽やビデオが再生可能で、リモコンで操作可能といったところだろうか。私の好みとして光デジタル出力とリニアPCM対応も外せない。
　しかし残念ながらこんなプレイヤーは出ていない。音楽はともかくビデオに関しては複製不能化が進められているので、国内メーカーではそんな需要に応える気は全くないように思える。可能なのはPCか携帯ビデオプレイヤーになりそうだが、操作性やデジタル出力に難がありそうである。

　そんな中で気になってきたのがネットワーク接続型のメディアプレイヤー。HDDを内蔵できてLAN接続で家のTVに接続して再生できてリモコン操作も可能。バッファローを始めいくつかのメーカーから製品が出ている。多くのコーデックに対応してるしデジタル出力もある。電源とサイズさえなんとかすれば採用できそうである。
　という線で探してみると、abigs DVP-260というものがあった。2.5インチHDDで小型軽量、対応フォーマットもそこそこ多く、リモコンと光デジタル出力ありと条件も合う。そもそも車載電源アダプタやリモコン受光部延長ケーブルが付いてリモコンボタンが発光式など車載を前提にしている商品である。私にはどうでもいいがFMトランスミッタ機能も付く。データの転送はUSB接続でネットワーク対応ではないが、私の使用法では何の問題もない。
abigs DVP-260
　というわけでsorotechのabigs DVP-260を購入。別途買う必要のある2.5インチHDDも160GBのものにした。HGSTのHTS541616J9AT00（5K160シリーズの160GB品）。（最近買うHDDはHGSTばかりだ．．．）
　早速HDDを入れてPCにつないでみるが、マスストレージデバイスでエラーが出て動作しない。USBでは電源容量不足かと思ってACアダプタをつないでみても変化なし。２股USBケーブルを両方ともPC本体のUSBポートにつないでみても変化なし。セルフパワードなハブ（電源要なUSB1.1サウンドに付いているUSBダウンポート）につないでみたところUSB1.1ながらも認識してくれた。どうやら２股のUSBケーブルは黄色側が電源のみの供給で白側が電源＆PC接続のポートとなるようなので、黄色をセルフパワードなポートに、白をUSB2.0ポートにつないだら認識&高速接続となってくれた。この状態でフォーマットとファイル転送も問題なくできた。
　しかしファイル再生を試そうとACアダプタのみをつないでみても、電源が入らない。どうやら付属していたACアダプタが壊れているもよう。再生の検証は車の中で（シガーソケットを使った電源を使って）行うこととなった。
　リニアPCMのWAVは問題なく再生できたが、リニアPCMのMPEG2は音が出ない。微妙に嫌な出だしである。

　本来ならばACアダプタと共に修理依頼なのだろうが、たかだかアダプタのためにしばらく使えなくなったり修理受付まで持っていくのが面倒なので別のアダプタを買うまでは部屋での再生テストは我慢することになりそうである。
　．．．そしてACアダプタを分解してみるとAC部分の半田があっさりと取れた。半田付けの不良のようである。付け直したらちゃんとACアダプタとして機能するようになった。

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坂井瑞穂