MSI KT3Ultra-ARU
私にとっての初Athlonマシンに選んだのがこのKT333使用のSocketAマザーボード。購入当初から電源周りの問題が多く、発熱もひどく、またかなりわがままなマザーボードだった。
途中からAthlon1700+に変え、いわゆる静音マシンに変更している。
- 2002年4月7日
Athlon1.6G
この間Celeron1.1Aを買ったばかりなのだが、815E(A-Step)で動かすのはやはり無理があったようで、どうにも不安定でまいっていた。そこで、ここはIntelを離れてAMD系に走ることにした。ちょっと前まで(AthlonXPが出た頃)はAthlonがもてはやされていたと思うが、最近(Northwoodが出てから)はPentium4の方がよさそうに取り上げられることがよくある。通にとってもほとんどクロックが上げられない上に倍率変更もままならないAthlonXPよりも、2.5G位までは簡単にクロックが上がってしまうPentium4の方に興味が向いていたりする。そしてやはり2.5G位まで上がってしまうとAthlonでは追いつけない部分が結構出てきたりしているようである。
というわけで世間的にはPentium4なわけだが、私は逆をついてAthlonXPを採用する事にした。SSE2に対応していない、0.18μで消費電力と発熱が心配だ、コア欠けの可能性がある、時には燃えて死ぬ心配がある、リテールクーラーで本当にOKなのか、チップセットに不安が残る、電源はOKなのかなど不安要素はたくさんある。またAthlonXPは近々0.13μルールの新コアが出てくると言われていて、これを待つ人が多かったりするようだが、どうも芳しくないうわさ(電圧が下がらないので発熱・電力はあまり変わらないとか、大してクロックが上がるわけではないとか)が聞こえてくるので私は待たないことにした。出たところで最初のうちはちょっと高そうだし、皆が満足するような素晴らしいものではなさそうだし、そうしているうちにBartonとかHammerとかが見えてきて、更に買いにくくなりそうだったし。
KT333+PC2700
Athlonは2000+と1900+の値段差が大きかったので1900+にした。AthlonにするにはCPUの他にマザーボードとメモリも必要だった。マザーボードは最近のチップセットと言うことでKT333かnForthかという辺りを考えて、V-Linkも熟成したであろうVIAのKT333から選ぶことに。マザーボードは今まで使った事のないメーカーで、PromiseのRAIDを積んでUSB2.0があるということでKT3Ultra-ARUに決めた。となると当然メモリはPC2700である。最近256Mで不足がちだったので512Mで、しかも2枚にすると何かと面倒(不安定の原因になったり、増設時に無駄になったり)なので512M1枚にした。念のため1つの店で全て揃えて合計約65000円。
動作確認
持ち帰ってきて最初はバラック状態で組み立て、上記3点+VGA(TNT2AGP)+電源+USBキーボード+モニタのみで立ち上げてみる。電源は前から使っているENERMAXの250Wもの。電源を入れてみる(PWRスイッチの配線も付けてないのでドライバでピンをショートさせる)とあっさり起動。普通に1200MHzで起動した。BIOSでずっと見ていてもCPU温度が35℃辺りで非常に低い。まあ測り方が違うし、ケースに入れていないので低いのは当然なのだが、Pentium3-1G時代は40〜45℃辺り、Celeron1.1A(1400MHz)では50℃〜52℃辺りだったのでかなり低く感じる。またヒートシンクも全然熱くない。
でとりあえずFSBを正常に133MHzにしたいのだが、設定できそうなのはオーバークロック設定のFSB項目のみ。しかも100MHz〜220の設定のうちの1つとして存在している。こんな設定のさせ方(「オーバークロックをすぐにやってみてくれ」あるいは「おまえはオーバークロックしているんだぞ」的な設定)でいいのだろうか。ともあれ設定すればあっさり1900+(1.6G)で起動。特に問題ない。
- 2002年4月8日
Windows2000
ここで今までPentium3/Celeronで使っていたWindows2000を移行する。HDDをIDE1にCD-RをIDE2につなぎ、Windows2000 CD-ROMで起動する。キーを押してもHDDから起動するので何かと思ったら、BIOSでUSBレガシーサポートがデフォルトでは無効(Disable)になっていた。それでもBIOSの設定は可能だった。有効にするとCD-ROMで起動でき、インストール→修復を選択して上書きインストールする。インストールは普通に終わってWindows2000も起動できるようになった。設定もほとんど引き継がれ、再インストールすることなく引き継ぎ完了。
ドライバ
そのままマザーボード付属CD-ROMから全てのドライバインストールを選ぶと、まずはチップセットドライバを入れろと言ってきた。そこで4in1ドライバを選択してインストールする。INF,AGP,IDE迷わず全て選択してインストールし、再起動するとブートできない。やばいと思って「正常起動時の...」で起動すると何とか起動した。どうやらIDEドライバに問題ありのもよう。その後そのまま全てのドライバインストール(この場合USB2.0,Audio,RAID)を選択すると今度は途中でブルースクリーン。再起動しても立ち上がらず、「正常起動時の...」も不可。更にはWindows2000の上書きインストールでも復活せず。
ふと気づくとどうにも不安定になっていた。再び上書きしようとしたらファイルのコピーで止まったり、そこにすらたどり着けなかったり。困った末にキーボードをPS/2接続にしたら正常になった。BIOSかまたはバックパネルにあるUSBポートが怪しい。
なんとかブルースクリーンの場面まで戻り、そのメッセージを見るとサウンド系がやばそうなのでBIOSでRAIDとAC97をDisableにしてみると、Windows2000は起動できるようになった。Soundは元々使っていたUSBものとの関係か何かがまずいもよう。以後サウンドには手をつけていない。
IDEバスマスタ
ここで再びVIAバスマスタドライバを入れてみると、今度は成功。無事にHDD,CD-ROMともにUltraDMAで動いた(Mode5,Mode2)。更にIDE1のスレーブにMaxtorドライブをつなぐとこれもMode6で動作した。
RAID
元々FT66を使ってRAID0を使っていたので、これをそのままマザーボードのFT133RAIDにつなぎ変えることにする。データが壊れるのは嫌なので、BIOSでFT133を切って、FT66を使ってつないで、起動してみる。RAID0の内容はアクセス可能で、別のHDDにデータをコピーする。だが、このような大量コピー(数十ギガ)を行なっているとしばしばWindowsがフリーズする。これは前々から出ていた現象なので、あまり気にせずに何度もリセットをしつつコピーを行なった。
バックアップ完了後、IDE3/4に順番を間違えないようにつなぎなおす。PromiseのBIOSで設定することなくRAID0であることを認識し、そのままWindowsを起動してFT133のドライバを入れると、何の問題もなくデータドライブとしてアクセスでるようになった。つまり互換性はちゃんと保たれているもよう。ただWindowsを落としたときにディスクが一旦止まって、また回りだしてすぐに電源が落ちている辺りは動きが怪しい。多分ディスクキャッシュのフラッシュを確実にしている(ディスクのS/Wパワーオフ時にはフラッシュするので)んだと思われるが、回りだした直後に落ちるし、時間がかかるし、ちょっと気になる。そういえばFT66の時も2.0xドライバではこの現象が出るので、1.xxに戻していたような記憶がある。
更にSCSIボードをさしてHDDをつないで起動したところ、(やはりSCSI BIOSは立ち上がらないが)問題なく起動でき、Windowsのストライプボリュームは何の設定もすることなく使えるようになった。
- 2002年4月8日
Athlonのスピード
ここまで使ってきたのだが、はっきり言って体感速度の変化はほとんど見られない。別に遅くはなっていないように思うが、上がっているように感じる部分もない。試しにスーパーπを流したところ、1:10秒。今までCeleron1.4Gで1:40程だったので結構向上している。最近得意のエンコードを試したところ、今まで8倍くらいの時間がかかっていたものが、3〜4倍と倍以上に向上した。とてもうれしい。つまり今まで一日で2〜3時間分くらいしかエンコードできなかったものが、6〜8時間分もできるということ。予想外の向上ぶりだ。今までPen3/Celeronで苦労していたのが嘘のようだ。Celeron1.1Aなんかで遊んでいる場合ではなかったようだ。
メモリ設定
ここでメモリ設定を詰めてみようとトライ。ハイパフォーマンスデフォルトではBIOSは動くものの、その直後にフリーズすることはわかっている。DRAM Settingでいろいろ試した結果、RAS Precharge Timeを3Tに落とせばその他は最速設定(CL=2, 8way interleave, 1T, Ultraなど)で動くことが判明。memtestもパスする。これでπは1:05になった。
NTFS
実は、散々エンコードしているうちにたまにブルースクリーンで落ちていることがある。0x24のNTFS_FILE_SYSTEM。これはディスクセクタのエラー(またはドライババグ)があると出るらしい。SP2をあてなおしてみたが、効果の程は??とりあえずそのままになっている。チェックディスクをかけるといいのかもしれないが、このように不安定なときにチェックディスクとかデフラグとかBIOS更新とかをやるのは怖い。もしかして128G越えドライブでの問題なのか?ぶち壊される前にNTFSが異常を検出して、データが全滅するのを防いでいてくれているのだろうか。
そうでなくてもコンピュータの管理(のディスクの管理)を終わらせるとMMCがアプリケーションエラーになってるし。
これはVIAバスマスタドライバでも137GB越えのドライブをちゃんと対応できていないのか?1.20aのドライバをダウンロードして入れてみたが同様。とりあえずドライブは外してみた。IntelチップセットではIAAを入れればそれで何の問題もなかったのだが...
- 2002年4月9日
NTFS_FILE_SYSTEM
160Gドライブを外して安心していたが、それでもNTFS_FILE_SYSTEMブルースクリーンが発生。今度は8233AのIDEコントローラを疑っている。もしかしたらSCSIコントローラの方かもしれないが...この辺がVIAってことなのか?
更にはディスク間コピーをしていると、その間の動作が異常に遅くなっちゃう。こいつはマルチタスク処理(複数デバイスの同時アクセス)に弱いのか?i815+Pentium3ではこんなことにはならなかったと思うのだが。
IRQ
マニュアルにはINTの割りあては載っているが、実際のIRQの割り振りは出ていない。私が調べた結果は以下のよう。
|
BIOS |
Windwos2000(APIC) |
AGP |
11 |
16 |
PCI1 |
11 |
16 |
MSI USB EHC |
11 |
16 |
PCI2 |
5 |
17 |
PCI5 |
5 |
17 |
PCI3 |
3 |
18 |
NEC USB2.0-1 OHC |
3 |
18 |
PCI4 |
10 |
19 |
NEC USB2.0-2 OHC |
10 |
19 |
FT133 |
10 |
19 |
VIA USB1.1-1 UHC |
10 |
21 |
VIA USB1.1-2 UHC |
10 |
21 |
VIA AC97 |
3 |
22 |
-
これを見ると、PCIデバイスは
AGP PCI1 MSI USB
PCI2 PCI5
PCI3 NEC USB
PCI4 NEC USB FT133
の4つに分けられ、更にチップセット内蔵USBとAC97は別のPCIバスにあるようである。おそらくMC97,LANも別のバスの方にあるのだろう。が、デバイスマネージャで見ると上記デバイスはすべてフラットにPCIバスの下にぶら下がっているように出る。
(とりあえず5つのPCIスロットすべて埋めてみた図)
とはいえ、今どきPCIデバイスのIRQ割り当てなんかに気を使う必要性は薄いと思う。
- 2002年4月10日
BIG DRIVE
さて私のパソコンには160GバイトのIDEディスクがつながっている。が、KT3Ultraにつないで以来、時にブルースクリーンになる、ファイルが正常に生成されないときがある、再起動時にこのドライブにファイル修復が走る(ディレクトリ構造に異常があり修復される)、ディスクの管理終了時にMMCがアプリケーションエラーになる、などおかしな事態が発生していた。BIOSではちゃんと160Gドライブとして認識されているものの、Windows2000ではどうも137G越えのIDEドライブ(BIG DRIVE)の対応がおかしいようである。
というわけで確認してみる。まずは入っていた全データを他のドライブにすべて移動。ディスク間コピーに非常に重い思いをしながらもなんとか達成。でパーティションを削除してみると...
何とディスク容量が128Gに。非常にあっさりと非対応であることを確認できてしまった。現在120a以上のドライバはないのでドライバ待ち。今回はNTFSだったので何とか助かったようだが、これがFAT32だったらデータは全滅していたことだろう。後ろ向きの互換性(160Gドライブを非対応マシンにつないでも128G使えるようにする)のために、非常に危険な規格になっしまっているのは困ったものだ。
ひとまず128G確保してみたが、もしかしたら対応ドライバが出てきたときにまた全パーティションを開放して確保しなおさないといけないのかもしれない。
でVIAのHPを仔細に探してみると、4in1に入っているIDE Filter Driverの他に、IDE Miniport Driverというものがあるのを発見(IDE Driverのページ)。3.0.14をダウンロードしてみると、まさに3.0.14でBIG DRIVE対応を行ったという。さっそくインストールしてみると、あっさりと152Gで認識。なぜこのドライバ(HiPerformanceだという)が4in1に入らず、なおかつドライバページのトップにないのかは理解できない。
ちゃんとしたドライバを入れた状態。Avance...は6ch AC97ドライバ、Initio...はU2W SCSIドライバ、Pinnacle...はBCTV2ビデオキャプチャのドライバ、VIA Bus MasterはBIG DRIVE対応Miniportドライバである。MSI USB...は何をさしているのか不明。USB2.0対応にするもののようだが...
- 2002年4月12日
BIG DRIVEとWindows2000再インストール
IDE Miniport Driverを入れると160Gディスクは152G程のドライブとして認識されるようになった。全領域を確保してNTFSフォーマットを行おうとすると、なぜか非常に遅い。一晩待ってもやっと80%程になっただけでいつ終わるのかわからない。しかもなぜかデスクトップ環境がめちゃめちゃ遅い。Pentium3(IAA)の時には普通に使えていたはずだが...
仕方なしにリセットすると、Windows2000が起動しなくなっていた。しかも一番最初のテキスト画面で白いバーが右に伸びていく部分のまさに最初の所で。一瞬何かメッセージが出ているのだが、すぐに暗転してしまうので確認不可能。その後CD-ROMから起動して修復をいくつか試すが全くできない。例えば構成に矛盾がある、とか言ってくる。仕方ないので別ディレクトリ名でWindows2000を新規インストール。MyDocumentも消えますとか言うが気にせずに新規インストール。
さすがに新規インストールすると立ち上がった。が、当然全ての設定・環境は初期化された。ここでドライバ類を全て入れなおし、懲りずにMiniportドライバを入れた。試しに120G+残り33G程に分けてみたところどちらもちゃんとフォーマットが終わった。それでも全領域を1パーティションで使いたかったので、仕方なく全領域確保後クイックフォーマットすることでお茶を濁した。今150G程埋めてみたが、特に問題は見られない。
よそでも問題が出ているようなので、今のところはそういうものだとして使うしかないもよう。
後で確認してみると、150Gほどのファイルのうち、約30G程が壊れていた。その辺のCD-ROMや音楽CDやビデオCDから採取したものばかりなので復旧は可能だが、どこから採取すべきかを調べるのが大変だ。非対応ドライバには困ったものだ。今のドライバ(MiniportDriver3.0.14)では問題ないことを祈るばかりである。
- 2002年4月13日
起動しなくなる
とりあえず使えるようになったので、ケースに入れることにした。元のマザーボードCUSL2を取り出し、KT3Ultraを入れる。その他ドライブ、CD-R、PCIボードなども一気に詰め込み、完成。マザーボードが微妙に大きくなった関係で、このケースではかなり窮屈になった。IDE4本、FDD、ブラケット3つ(ケーブルは6本)もつなぐのだから当然だが...まあマザーボード上ではコネクタは周辺に集中しているのでCPUの冷却にはさほど影響しない。
電源を入れるとちゃんと立ち上がった。しかし、その後マシンを所定の位置に納めてみると立ち上がらなくなっていた。D-LEDは一旦1が緑になった後、全て赤になる。ということはCPUがちゃんと動いていないもよう。そのうちいつも全て赤のままになってしまった。ヒートシンクを触ってみるとかなり熱い。やっちまったかと思ってシンクを外してCPUを見ると、確かにコアの周りも黒っぽくなっていてヤバげ。
試しに元のマザーCUSL2に電源をつないで見ると当然のようにちゃんとPOSTした。
しばし放心した後で、KT3Ultraにつなぎなおし、気を取り直して電源を入れてみてもまだ赤い。が、そこでRESETすると無事に立ち上がってくれた。その後も電源を落とすと同様の事態に陥っているため、おちおち電源を落とすことができなくなった。おそらく電源の弱さが出ているのだと思うのだが、デバイスをほとんど外し、クロックを落としても駄目なところにはちょっと疑問もある。いわゆる電源の相性問題なのかも知れない。電源ON/OFFを10回位繰り返しているとまれに起動することがある。
ちなみにケースに入れたところ、CPU温度はぐんぐん上昇し、定常的に55℃付近をさすようになってしまった。ケースの廃熱がうまくいっていないようだ。とりあえず動くのでよしとしているが、なんとかしたいところだ。ケース内温度も高いし、ヒートシンクも熱い。更にはCPUの負荷が低いときにもほとんど温度が落ちない。
- 2002年4月14日
最終BIOS設定
現状のBIOS設定を記録しておく。右の欄はデフォルト値。
| 設定値 | Default | High Performance Default |
IDE 32bit Transfer Mode | On | On | Off |
S.M.A.R.T. for Hard Disks | Enabled | Disabled | Disabled |
Configure SDRAM Timing by | User | SPD | User |
SDRAM Frequency | HCLK+33 | SPD | SPD |
SDRAM CAS# Latency | 2 | -- | 2 |
Row Precharge Time | 3T | -- | 2T |
RAS Pulse Width | 5T | -- | 5T |
RAS to CAS Delay | 2T | -- | 2T |
SDRAM Bank Interleave | 4-Way | Disabled | Disabled |
SDRAM Burst Length | 8 QW | 4 QW | 4 QW |
SDRAM 1T Command | Enable | Disabled | Enabled |
Fast Command | Ultra | Normal | Ultra |
AGP Fast Write | Enabled | Disabled | Enabled |
AGP Aperture Size | 128MB | 128MB | 128MB |
AGP Master 1W/S Write | Disabled | Disabled | Disabled |
AGP Master 1W/S Read | Disabled | Disabled | Disabled |
AGP Read Synchronization | Disabled | Disabled | Disabled |
PCI Delay Transaction | Enabled | Disabled | Disabled |
PCI Latency Timer | 248 | 32 | 32 |
PCI IDE BusMaster | Enabled | Disabled | Enabled |
Serial Port 1/2 | Disabled | Auto | Auto |
OnBoard Parallel Port | Disabled | Auto | Auto |
OnBoard Midi Port | Disabled | Disabled | Disabled |
OnBoard Game Port | Disabled | 200h | Disabled |
OnBoard IDE | Both | Both | Both |
OnBoard ATA133RAID | Enabled | Enabled | Disabled |
AC'97 Audio | Disabled | Enabled | Disabled |
MC'97 Modem | Disabled | Auto | Disabled |
USB Controller | All USB Port | All USB Port | Disabled |
USB Legacy Support | Disabled | Disabled | -- |
Port 64/60 Emulation | Disabled | Disabled | -- |
Spread Spectrum | Disabled | ±0.25% | Disabled |
CPU FSB Clock | 133MHz | 100MHz | 133MHz |
Ratio/Vcore/Voltage | Auto | Auto | Auto |
- 2002年4月14日
キャプチャ
最後の問題のキャプチャ関連。例によってVIAチップセットのために、Bt848でキャプチャを行うときには横ラインノイズが出まくっている。そもそもプレビュー画面でちょっとウインドウを動かしたくらいでもノイズが出る。当然キャプチャするとノイズだらけだし、音もブツブツ切れる。
BIOSの設定を見直し、USB周りをつなぎなおし、更にキャプチャをRGB24からYUY2にするとようやくまともにキャプチャできるようになった。YUY2の辺りが納得いかない(見ればRGB24との違いは明らかだ)が、まあ仕方ないだろう。キャプチャだけは別マシンでやったほうがいいのかもしれない。
また音はUSBサウンドで取っているのだが、どうもNECのUSB2.0ポートでは具合が悪いようだ。VIAのポートに単独でつないだところ、正常になった。
- 2002年4月16日
使用チップ
Clock | ICS | 94288BF | |
Mem Clock | ICS | 93718CF | |
Super I/O | Winbond | W83697HF | |
AC97 Codec | Realtek | ALC650 | |
USB | NEC | D720100AS1 | 0151KU277 |
IDE RAID | PROMISE | PDC20276 | |
South | VIA | VT8233A | 0206CE |
Promise付近 | MSI | MS1 UM9836 | T-01516 |
Memory付近 | MSI | MS3 U-F1X16 | G-01521 |
South付近 | MSI | MS5 22066E | |
電源 | | | |
- 2002年4月17日
CPU熱
さてAthlonはやっぱり熱かったわけだが、困ったことにWindowsを使っていないとき(CPUが遊んでいるとき)にも温度がほとんど下がらない。おかげでいつまでたっても熱いままだし、消費電力は高いまま(多分)だし、なんとかならないのかね?と思っていたら、チップセットのレジスタをいじれば下がるという情報をゲット。WPCREDITでBus0,Device0,Function0のPCIコンフィグレジスタ95Hのビット1を立てればいいという。私の場合このレジスタは1Cだったので1Eにする。簡単に温度は落ち、45℃程度になった。
が、なんとなく動作がぎこちない。Hunuaa(ビデオキャプチャツール)を動かすと、プレビュー時点で既に横ラインノイズが出る。更に立ち上げただけで他が動けないくらい重くなる。しばらく使わないときに設定して、いざ使うときには元に戻すような操作が必要そうだ。CPUも本当にフルで活動できるのかどうか疑問だ。
- 2002年4月20日
BIOS 5.3
買った状態のBIOSは5.1だったのだが、どうやら5.3というBIOSが出ているもよう。当然UPする。AMI BIOSなのだが何の疑問もなくDOS版のupdateツール(BIOSをダウンロードすると付属している)で更新。更新自体は難なく終わり、BIOSも起動したのだが、IDEのデバイス認識前のBIOS起動途中で止まるは、FT133のBIOSが動かずにSCSI BIOSが勝手に立ち上がるは、で散々。Webを見ても5.1がベストで他はダメだとかいう情報ばかり。正にそのとおりだと思う。5.3にしてもほとんど変化ないし。それでも戻すのが面倒なのでそのまま。
一応、HighPerformanceDefaultにしているとBIOSで止まるが、DefaultLoadするとそのような現象は出なくなる。ついでに止まったときにはDelとかF11とか押していると次に進む。Delを押してBIOS Setupに入ったら、セーブせずに抜けるとブート可能。
FTのBIOSが動かない件は、SCSI BIOSのロードを行わないようにする(それでも一度Ctrl-Cのメッセージが出ているが)ことで、FTのBIOSが出るようになった。まあブートに使っていないので、関係ないのだが。
今はメモリ333MHzでは極まれ(1日中エンコードしていると1日に一度程度)にエラーが出てブルースクリーンを拝むことになっている。仕方ないので266の最速設定にしている。これならばKT266Aで十分だったのだが。
- 2002年4月24日
キャプチャ
さて、VIAらしく調子の悪いキャプチャだが、FT133ドライブ(DPTAドライブ2台のRAID-0)にキャプチャするとRGB24でもほとんどノイズが出なくなった。邪魔なユーティリティを止めると、ようやくRGB24でちゃんとキャプチャすることが可能になったようだ。ただしほんの些細なことでノイズが混入するため、気は抜けない。もしかすると連番キャプチャなんかをやると、ファイルの継ぎ目でおかしくなったりするかもしれない。当然、プレビューは不可。
また、なぜかキャプチャを始めた最初の数フレーム(大抵は4フレーム)がなぜかドロップする。うーむ、やはりVIAはキャプチャには向かない(あるいはBT8x8とは合わない)のか...何とかなりそうでギリギリダメって辺りがもどかしい。
更にキャプチャボードをAGPとINT共有にし、SCSIを単独にし(キャプチャをPCI1に、SCSIをPCI3に)、ドライバをAVerMediaというものに変えた(今まではPinnacle Studio PCTVというもの)ところ、ほぼノイズが出なくなったようだ。未だにPCIのINT共有をあれこれ考えないといけないとは...
- 2002年4月30日
消費電力
さて、前にAthlonでは未使用時にも電気を食っているのではないかと書いたが、気になったので電気メーターを調べてみた。とはいえ、電気メーターを毎日ニラムだけなのだが。この結果、連続使用(一日中エンコード)時にはPentium3時とそれほど差はない(一日1KWh程度増えているが)、未使用(電源オンしたままアプリは動かしていない)時には一日3KWh程の差がある、そもそもPen3時代には未使用時には1KWh位だった、Athlonでは未使用と連続使用ではその差は小さい(Pen3では3KWh、Athlonでは1KWh)、当然Athlonの方がずっと使用電力量が多い(ほとんど使わないときには月に100KWh、一日に半分使用すると月に60KWh程増える=2000円、1200円程の差)ということがわかった。かなり痛い話だ。
それだったらばスタンバイ(あるいはサスペンド)を使った方がいいような気がするのだが、うちでは電源オプションでスタンバイを設定しても、なぜか自動的にはスタンバイに入ってくれない。手でスタンバイに入れないといけない状態になっている。
電源を切ると次に立ち上がらないため、電源オフ、休止状態、STR(サスペンドTO RAM=メモリのみ給電の電源オフ)は使えないって点も痛い。
- 2002年5月7日
リテールシンク
ここまでAthlonにはずっとリテールのヒートシンク+ファンを使ってきた。このファンは6000rpmのかなりうるさいやつなのだが、熱いAthlonを冷やすには必須のようだ。だが、ここのところの暑さのためか時おりブルースクリーンを拝むようになってしまった。時にはアプリケーションエラー、時にはアプリケーションが応答なしに、時にはフリーズ、時にはブルースクリーンとさまざまな様相を見せる。更にはWinGOGOでMP3変換を行うと一発でブルースクリーンに(WinGOGOは特にCPUの使用量が多くなるのか、CPUの加熱が増す;Superπの比ではない)。当然ヒートシンクも何とか触れる程度に熱い。PCAlert3では55℃付近を指している。
こりゃリテールじゃダメかもと思ってよく見てみると、なんとヒートシンクにホコリがたまって目詰まりしている。まだ一ヶ月しか経ってないんですけど。とりあえずホコリはファンを外して吹き飛ばせばなくなったが、いずれまた目詰まりしてしまうだろう。ということで、リテールものはあきらめ、手持ちのものを使うことにした。と言ってもPen3/Celeronのリテールの他にはThermoEngineしかない...がこれが案外いい。元からついていたファンは4000rpmで比較的静か(Athlonリテールと比べりゃどれでも静かか)なのはいいのだが、やはり風量不足のもよう。Athlonリテールのファンを付けると具合よくなった。リテールシンクより(ちょっとだけ)冷えるし、ホコリによる目詰まりの心配もないし、しばらくこれでいくことにした。
- 2002年5月8日
FSB設定
どうも書いていなかったようなので、Overclockに関して。どうも私の環境では思うようにFSBが上げられない。元々1.6Gからそれほど上がるわけないのでFSB138辺り止まり(1650MHz辺り)なのはいいのだが、FSB100からのOverclockでも110に行く前に限界が来てしまう。不要そうなものを皆外してみたがダメだったので、このマザーボードは(あるいはチップセットは)非常に悪い、と思える。もしかしたらTNT2が問題なのかもしれないが、BIOSを抜けることすらままならないので、あまり関係ない気がしている。
一方FSBを121MHzよりも上げると、ちゃんと立ち上がってくる。ここから1/4になっているようだ。話によると151MHzからは1/5になるという。もちろん166MHzでも1/5である。私の最終目標はCPUをunlockしてFSB166,MEM166,10倍設定で動かすことだ。が、今のところunlockすらままならない。たまーに挑戦しようとするものの、あそこにハンダをあてるというのはどうも...
ちなみにlockされたCPUを使ってBIOSで倍率を変えると、立ち上がらない。CMOSクリアでのみ復旧できる。ただし、Auto(デフォルト)、12倍(正規値)、12.5/13倍のみは12倍で立ち上がってくる。
- 2002年5月11日
キャプチャ
電気代とともに問題になっていたビデオキャプチャ。しばらくは離れていたのだが、出かけるときに人にテレビ番組を取ったものを車で見せるのだ〜と思ってひさしぶりにやってみたのだが、どうにもうまくいかなかった。何とか数秒〜10秒に一ライン位のノイズが入る程度で取れるようになったり、YUY2で取ってみたりしたものの、当然満足できない。ちょっと研究したものの、結局はあきらめて時間がなかったのでそのままエンコードしてしまった。やっぱりキャプチャには向かないなぁと思ってPen3(orCeleron)マシンを復活させようかと画策中。前のままのPen3マシンじゃなんなので、省スペースのベアボーンで組んでみようかと考えたりしているが、2台あっても片方しか使わない(しかもキャプチャのためだけというのは...)のは明らかなので躊躇している。
- 2002年5月18日
電気代
さてAthlonが来てから一月以上が経ち、電気代の請求が来たのですが...なんと前月比+1500円、更には昨年同月(Pentium3時代)の電気代からは+2000円以上という結果に。前月分は既に一部Athlonに突入していたので、結局のところ+2000円ほどということになってしまった。まあPowerが上がった分、多少の増加は許すとしても、ここまで上がるとは思わなかった...(ちょくちょくメーターを睨んでいたので予想はできたのだが)
というわけで問題の未使用時の消費を抑える策を考える。とりあえずはスタンバイになってくれれば、CPU温度は室温ほどに落ちて平和になりそうなので、自動的にスタンバイになるように研究する。が、研究も何もなく、単にインターネット接続(フレッツISDN)を切ればそれで自動的にスタンバイになってくれるのだった。スタンバイまでを30分にして解決。切りたくないときにはインターネット接続していればいいので、コントロールは結構容易だ。
ふっ、これで来月は怖くないぞ。
ところでこのスタンバイだが、私のところではスタンバイ状態からの復活が非常に遅い。USBマウスを動かす→20秒ほどたってディスクが回りだす→10秒ほどすると画面表示される→数十秒するとようやくマウス・キーボードを動かせるようになる...といった具合。全体で1分以上かかっている。まあビデオキャプチャのドライバが怪しい(通常の起動でもしばらく止まる)のだが、画面が出てから使えるようになるまで長いのは何とかしてほしいものだ。更にはLogitecマウスウェアが動いていなかったり、時にUSBオーディオが機能しなかったり、FT133のストライプドライブが認識されずにエラーを出しまくったりしているし。
ついでに言えばスタンバイに入っても、CPUファンは止まらないし最大回転数(6000rpm)で回り続けるのでうるさいのは相変わらず。まあ止まられちゃうと再開時にCPUが死ぬということなのかも知れないが。
- 2002年5月24日
キャプチャ(4)
一応キャプチャについての締め。VIAチップセットでBT848で720*480のRGB24でコマ落ちなし、横ラインノイズなしでキャプチャするポイントのまとめ。
1.PCIスロット。AGP=ビデオ、PCI2=SCSI、PCI3=キャプチャボード、他は空き。これでIRQは、AGP = USB2.0、SCSI、キャプチャ = NEC USB1.1、FT133 = NEC USB1.1の4つに分かれる。別のIRQとしてVIA USB1.1、VIA AC97Audioもある。
2.BIOS設定。PCI Delay Transaction = Enable、PCI Latency Timer = 160、AC97 Audio = Disableにする(オーディオはUSBオーディオなので)。これは横ラインノイズを減らす。
3.TNT2ドライバはDetonatorDriver 28.32、BT848はAVerMedia、SCSIはLSI Logicから落としてきた53C895用のもの、FT133は2.0.21、VIA 4in1は4.38.2va、IDEはMiniportDriver3.0.14に変更。
4.Windows設定。まあ普通にキャプチャソフト(ここではふぬああ)以外のソフトは皆終わらせる。当然タスクバーのものどもも終わらせる。これは横ラインノイズを減らす。
5.保存先ディスク。IDE、FT133 RAID-0、SCSIストライプボリューム全てうまくいっている。最低限、デフラグを完全に終わらせておく。出来れば1パーティション全て削除してフォーマットする。NTFS、FAT32問わず。これはコマ落ちを減らす。
6.vlatency0.19dをインストール。これによるペナルティは不明。これは横ラインノイズを減らす。
7.ふぬああ設定1。デバイス。キャプチャピン、プレビューピン共に720*480,RGB24にする。Video Proc Ampは5400,4333,5000,6000辺り。ビデオ、オーディオ共にキャプチャあり、プレビューなし、スマートティーを使用するチェック。
8.ふぬああ設定2。コンプレッサ。HuffyuvでYUY2、RGB共にPredict median(best)を選択、Always suggest RGB format for outputチェック。
9.ふぬああ設定3。AVI1-独自、ファイルサイズで1024MB、ビデオバッファ600個くらい、遅延時間処理ヌルフレーム、ヌルフレーム。ビデオバッファを増やすのは、コマ落ちを減らすため。20だと2分位からコマ落ちしだすので60分取るために600に。
以上。
まともに使えるようになったので、一時検討したCeleronマシン(Tualatin1.1AG)の線は消えた。
- 2002年10月21日
Athlon冷却
AthlonマシンにWindowsXPを入れても、アイドル状態になってもCPUは大して冷えない。これはHLT命令実行時にチップセットでバスを開放していないせいで、チップセットのコンフィグレーションレジスタをいじればちゃんと冷えるようになる...らしい。そう謳っているCoolOnを導入してみたのだが、私のところでは効果が見られなかった。同時に入れていたVIALatencyやMBmonitorなどの他のS/Wが邪魔をしていたのかもしれない。CPUを使いまくっていると52℃くらいになるのだが、アイドル状態でもせいぜい48℃、普段は50℃前後なのでこの手のクーリング機能は全く役に立っていなかった。
そこでCoolOnのドキュメントにあったCPUCOOLを試すことにした。(シェアウェアである。念のため。)インストールするとマザーボードのメーカーとタイプを聞いてくる。私の使っているMSI,MS-6380もあったので選択した。(シェアウェアなので)うるさいダイアログが出ながらも動き出すと、見る見る温度は下がり、なんと38℃くらいまで下がってくれた。問題としてはタスクマネージャのCPU使用率がほぼ100%になってしまうくらい(まあしょうがないでしょう)で、別に他のアプリの動きが悪くなるようすは見られない。マスクマネージャは100パーセントでカーネルタイムもほとんど100%になるのだが、付属ユーティリティ(温度や回転数などをモニタする)ではちゃんとそれらしいCPU使用率を表示してくれ、最小化するとタスクバー状態表示エリアにCPU温度とCPU使用率を出したりすることが可能。素晴らしい。
実はユーティリティを動かさなくてもCPUクーリングは働いてくれ、ダイアログも一切出ないで使用可能である。さらにビデオ再生とかキャプチャとかやってみたが、おかしな動きをしたりノイズだらけになったりコマ落ちを連発したりすることもなく好調。それどころかどうしたわけかHuffyUVのCPU使用率は大きく下がり(80〜90%→30〜40%くらい)、他のアプリを止めたりディスクのドライブを気にしたりすることなくちゃんとキャプチャできるようになってしまった。しばらくこれでようすを見てみることにした。
- 2002年12月7日
ThoroughbredコアAthlon1700+
ThoroughbredコアAthlon1700+ 人に連れられてふと立ち寄ったPCDEPOTでAthlon XP1700+ (Model8)が売っていたのでつい買ってしまった。まあ前々から電圧が低くて消費電力が下がって発熱も抑えられていて倍率が固定でないのは知っていたので考えてはいたのだが、今と性能がほとんど変わらないし既にFSB166MHzのものが出てきてるしそのうちにBartonも出てくるだろうから、それほど欲しかったわけでもなかった。クロックを上げたところで所詮は1700+、今(1900+)と比べてもさほど上がらないだろうという思いでそれほど期待していなかった。
今のマシンとCPUを交換して起動。何の変更もなく認識して1467MHzで起動した。電圧は1.50V(実測1.48V)、倍率は確かに可変で6倍から12.5倍までは動作した。が14倍以上は別のもっと低い倍率となった。こいつの場合、1600MHzあたりで動作が怪しくなってくる。これ以上はデータシートにある通り1.6V以上に上げてやらないとうまくないのかもしれない。ただこのMBの場合、FSBを変えてCPUクロックが変化してもBIOS表示のモデルナンバーが変化しない。昔はFSBを上げると2000+とか変化したように記憶しているのだが... 期待の発熱の低さだが、こちらは期待以上。スペック的には68.0Wから49.4Wと3割近く落ちていることになっており、今までより10度くらい落ちて35度〜40度程度になった。今まで熱くてケースのふたを開けっ放しにしないといけなかったものが、閉められるようになった。閉めていて全開運転しても50度くらい。閉められるようになるとは思っていなかったので、この点は非常にうれしい。まあこれが普通なのだが。
でFSB166にしようと思っていたのだが、どうもうまくいかない。起動時にピーピーピーと3回ずつ鳴る。メモリーの限界のようなので、166MHzあたりではFSB/MEMのクロックが同期設定にできていないようである。BIOSバージョンを1つ戻して(5.5)みても変化は見られず。それどころかコア電圧が1.85Vになってしまっていたので最新の5.6に。それでも1.85Vだったが電圧設定をいじっている(表示がおかしいのだが...)と1.45Vになり、Autoでも1.5V設定になった。FSB166を超える設定にするとなぜかメモリクロック設定がFSB+33以外に動かせなくなるし、FSB151MHzまではBIOSは難なく立ち上がるのに152MHzではピーピーピーと鳴る。FSB166のときメモリも166MHzになる(できる)のではないのだろうか? CMOSクリアを行なうとなぜかCPUファンが回っていない警告が出る。コア電圧も1.85Vになる。デフォルトロード後のコア電圧設定が文字化けする。前からこうだったっけ?BIOS設定を済ませばこの警告は出なくなるし電圧も電圧設定もちゃんとできるようになるのだが... 結局このマザーボードではFSB=166で動かせていない。このままだとBarton(おそらくFSB166しか出ない)への移行も難しそうなので、その頃にはIntelへ移ることになるだろう。
- 2002年12月16日
1700A+
勢いでAthlon1700+を買ってきてその発熱量には満足していたのだが、私の使っているマザーボード(MSI KT3 Ultra-ARU)ではFSB166で動かすことができなかった。いくつか手を施してみたものの、結果は変わらず。結局のところFSB=151までなことがわかった。まあFSB152はこのマザーボードの変極点なので仕方がない(PCIクロックが1/5になる)。
またCPUのクロック耐性も芳しくなく、デフォルト電圧(1.50V)では1600MHzもいかない。その結果、151MHz * 10倍 = 1510MHzか149 * 10.5 = 1566MHzあたりで使うしかないもよう。151*10.5=1585MHzは電圧を1.50Vにしても安定しなかったし、1.60Vにすると今度は発熱の方で問題が出てくる。まずは149*10.5で我慢することにした。それでもPCIクロックが上がったせいかどうか、Explorer操作をはじめとするデスクトップ回りの体感速度が結構向上したのでよしとした。
- 2003年1月19日
静音マシン
正月休みのころから、自分のマシンのやかましさが嫌になっていた。今まではAthlonXP1900+で超発熱状態だったのでふたを開けっ放しでもなんとも思っていなかったのだが、XP1700+(Throughbread)になったことでふたを閉められるようになり、内部のノイズが気になってきたのだ。それまでは(最近の)静音PC流行りというものを馬鹿にしていたのだが...
とはいえ今の状態でできることは限られている。現状はCPU、チップセット、ビデオカード、電源×2、HDD内蔵×4、外だしHDD×5のモーターが回り続けている。ケースファンは(昔から)付けていない。
この中でもうるさいのはチップセットファン。振動に弱そうな透明ファンにぺらぺらな金属フレーム、そして見た目どおりの騒音。まずはここから手を入れる。見たところチップセットは殆んど発熱していないみたいだったので、これは外してみた(結果このようなことに)。このままではいかんということでここは34mm角20mm高さのチップ用ヒートシンクを購入。
問題はCPUファン。長門という大ヒートシンク+8cm低回転ファンで静かだということになっているようだが、実は風きり音が結構あるし、このヒートシンクは放熱性が悪そうだ。低発熱ものになったんだからもっと小さなものでいいはず...と思うのだが、手持ちには手ごろなファンがない。試しにThermoEngine+4cmファンとか試したのだが、これでは冷却が追いつかない。Pentium3 1.0Gの時にはこれで済ましていたんだけどねぇ。というわけで6cmのボリューム付きケースファンを購入。2100rpm〜4500rpm(17.2dB〜34.9dB)に可変する。
最後に気になるのは電源ファン。立派なことにファンが2つ付いていて、使い始めた頃は静かだと思っていたのだが、最近は結構うるさく感じていた。ホコリがたまったせいだろうか。底面ファンを外して背面ファンのみにしてみたが、やっぱりうるさい。よってこれも交換。はじめは電源そのものを別のもの(SilentKing PFCとか)に変えることを考えたが、うるさいのはファンなのでこれだけを交換することにした。ファンは2つある必要はない(1つ死んでも生き永らえる以上の意味がない)ので1つだけにしようと、90mm角の(自称)超静音ファンを購入。2050rpmで36.0cfm、騒音レベル25.0dB。他に22dBと謳うものもあったが、19.0cfmと風量がえらく低いのでパスした。これら3つで3500円ほど。
まずはチップセットファン。元からあったヒートシンク(ファン付)は2つのピンでマザーボードに取り付けられている。ファンを外してヒートシンクにそのまま貼り付けてもいいかと思ったが、ちゃんと外すことにした。どうやら裏側でピンが割れて取り付けられているようなのだが、マザーボードを外すのが面倒だというわけでニッパーで切り取る。切ってわかったのだが、中にはバネが入っていてシンクを押し付ける構造になっていたもよう。結構コストのかかることをやってるもんだ(それなら静かなファンにしてくれ)。グリスがべったり塗りつけられていたのですべてふき取り、買ってきたヒートシンクを付属のテープで貼り付ける...のだが、いまいちがっちりと張り付いてくれない。熱を加えるとよくなるのかな?
続いてCPUファン。これは単純に乗せかえるだけ。
最後は電源ファン。底面にあったファンが9cm角だったので背面もそうだと思っていたら、背面は8cm角だった。仕方ないので底面のみにする。背面からのみ排気してほしいので正面にあったスリットはテープでふさぐ。ファンの電源は今まであったところから取るようにする。回転数センサーは使っていない。しかし電源の中はまさにホコリまみれ。ファンはもちろん、中のヒートシンクやパーツすべてにホコリがたまっていた。本当はちゃんと吸い取ったらいいのだろうが...なるべく触りたくなかった(あまりに汚くて^^;)のでファンについていた分以外はそのまま。
これで電源を入れてみるのだが、入らない。ファンが一瞬動くが電源は入らない。いろいろ見て回った結果、FDDが原因と判明。手近にあった別のPCのFDDから奪ってきた。電源端子がおかしくなっていたようだ。
これで電源を入れたところで無事に起動。CPUファンは最低回転(2280rpm=BIOSでは0rpm表示になるが)にしても大丈夫そうなので最低回転に。電源ファンも底面だけなのは気になるがそこそこ排気されているようなので不問に(温度をちゃんと見ていないのでちょっと心配だが)。チップセットのシンクは途中1回転げ落ちて付け直したが、その後大丈夫のようだ。
で内蔵HDD4台だけで使っている分にはかなり静かになった。HDDのアクセス音がようやく聞こえるようになったレベル。CPU温度も黙っていると45℃、働いていると52℃となって、問題ないレベル。今ではHDDもCPUファンも電源ファンもビデオチップファンもそこそこ音がしているので、これ以上静かにするのは大変そうだが、一応RAID0にしているHDD(DPTA二台)が次のターゲットのようだ。
が外付けの(むき出しの)HDD5台+8cmファンが当然うるさい。今度は大容量のHDD(内蔵用)を用意する必要があるもよう...
こうして静音化の道は果てしなく続くのであった。(私はそんなにこだわらないつもりだが)
※ちなみに「静音」なんて日本語はないのだが、よく使われているので新しい言葉としてここではそのまま使っている。
- 2003年2月8日
PC3200 512Mメモリ増設
倍率変更可能なCPU Athlon1700+を買ってきたものの、結局FSB152MHz以上には上げられなかった(既報)。うわさによればこのマザーボード(MSI KT3Ultra-ARU)ではFSB166の時には立ち上げ時にメモリクロックが400MHzになるのでPC3200として動くメモリが必要らしい。起動時だけの問題ならば、1枚をPC3200にして起動できればもう一枚はPC2700でもFSB166で動くのではないだろうか?ついでに今まで512Mメモリで動かしていて、どうもメモリ不足になることがよくあったのでメモリも増設したい...
というわけでPC3200の512Mメモリを買ってきた。(しかし今はPC3200はえらい高い。PC2700の倍近いのだ。)基板はTwinMosでメモリチップはWinbondのもの(BH-5とか書かれている)。帰ってきて今までのものと見比べてびっくり、今までのPC2700もWinbondなのはもちろん、基板もTwinMosだしそもそもパターンが同一ではないか。もちろんメモリチップの番号は異なる(AH-6だ)が...ちょっと不安になりつつ買ってきたメモリと差し替えて1枚だけで起動してちゃんと動く(266MHzなので当然だが)ことを確認し、FSB=166MHzにしてメモリ設定を最遅にしてもちゃんと起動できた。
更に2枚目に今まで使っていたメモリを入れても問題なし。Windowsも起動でき、メモリも無事に1Gバイトとなった。そして174MHz、CL2、5-3-2で動けるようになった。(この174MHzはPC2700メモリの限界であることがわかっている)だがAGPのクロックが上がりすぎるのかどうか、AGPオフでしか起動できなくなった。(オフはATIコントロールパネルのSMARTGARTによる)
で長い間懸念事項であったFSB166にすることがようやくできたわけだが、いろいろ動かしてみてもそのパフォーマンスはさっぱり上がっていないという結果に終わった。うーんnForce2(オンボードS-ATA付き)を買うべきかなぁ(チップセット内蔵のIDEはパフォーマンスが悪いようなので)。
このままマザーをnForce2にして、PC3200をもう一枚買ってきて、Bartonをのせてもいいのだが、あまり気が進まないなぁ。次はFSB800のPen4かなぁ。(そのつもりもあってPC3200にしている)
- 2003年2月8日
電源ファン交換
9cmファンを入れ替えたがそれほど静かにはならなかった。ので今度は8cm超静音1600rpm20.5cfm15.0dB以下というファンに交換。電源(SILENT KING)を買うかファンのみにするか迷ったが、電源の箱をよく見ると28dB以下とか書いてあったのでやめた。後から考えると温度によってファン回転数を変えているわけで、最大出力時に28dBになるということのようだが。
交換は簡単だった。そこそこ静かになったのだが、逆に電源ケースや電源内のヒートシンクが結構熱くなるようになってしまった。明らかに風量不足である。ちょっと心配だが、電源が死んだら新しいのを買えばいいと思ってそのまま。
- 2003年3月2日
KT3Ultra-ARU
久しぶりにマザーボードのBIOSがupされていた。更新履歴によればAthlonXP3000+(FSB166)対応とCPU HALT Detectだという。FSB166設定ではメモリによらずに起動可能になった...のかもしれないが、詳細不明。FSB195越えぐらいになるとビデオがBIOSの時点で乱れ始めるのも相変わらず。
一方CPU HALT DetectをEnableにすると、Windowsのアイドル時にCPU温度がちゃんと落ちるようになった。ずいぶん前から他のマザーボードでは普通にできていたことなのだが、このマザーボードでもようやく可能になった。これでCPU Coolを使わないで済むようになった。
・2004年11月2日
-
K3T Ultra-ARU
nForce2マザーが死んでしまったので、仕方なくKT333に逆戻り。特に問題なく使っていたつもりだったのだが、ふと気づくとマウスカーソルにノイズがのっている。カーソル形状により出たり出なかったり。マウスのプロパティでポインタのデザインを変えても出たり出なかったり。更には3Dゲーム(特にDirectX8,9系)ではポリゴンがぐちゃぐちゃだったり。
Radeon9600XTのドライバかRadeonとKT333の相性の問題だと思われるが、詳細は不明。ドライバを標準VGAにするとマウス表示は問題なくなるし。
人に相談してみると、VIAとATIでは相性問題が出がちだとのこと。FirstWriteを切ればいいんじゃないかとのアドバイス。でBIOSで切ってみると...問題は全てなくなった。これでまた買い替えが伸びていきそうだ。
http://www10.plala.or.jp/p205tb16/kt333.html
坂井瑞穂