サウンドデバイス
かつてはISAのSoundBlasterが業界標準だったPCサウンド界も、PCIで混戦もようになった後に、AC97系が標準となっている。しかし私は、SoundBlaster互換、SoundBlaster32、Yamaha724、MonsterSound MX300の後に購入したUSBサウンドデバイスに満足して、それ以降の新デバイスにはまったく手を出していない。マザーボードに付いたサウンドはたまにサブデバイスとして使ったりしているが。しかしいつかドライバが供給されなくなったらば、他のものに乗り換えないといけなくなるだろう。
USBオーディオインタフェース TASCAM US-366 (2019/2/9)
SoundBlaster Audigy 2 NX (2004/9/18)
USBサウンド ONKYO SE-U77(H) (2004/1/25)
- 98年6月9日
Yamaha724+SBLink
音源なら何でもよかったのだが、話題のXG音源とSBLink付きのPCI音源を買ってみた。NT4にも対応なので、使えないようならNTで使えばいいやって考えもあった。安かったということもある。Windows95で使う(こっちのマザーにしかSBLINKがない)ことにして起動する。起動時に認識してドライバを要求してくるのでインストールする...のだが、なぜかプログラムチェック発生。リセットしかできない。再起動してもドライバを要求してくる。3回聞いてくるのでとりあえずすべてキャンセルする。一部しかドライバが入っていないようだ。BIOSでIRQ5をPnP/PCIにしたら(と思う)インストールができた。立ち上げるとIRQ5がSCSIとコンフリクトしている。BIOSでIRQ5をISA Legacyにしたら無事音が出るようになった。IRQは9と5の2つ取られている(9は他のPCIデバイスと共有可能)。
だが、世間で言われているように音がいい気がしない。これならXGのソフト音源の方がずっとよかったし、SB32に8MのSoundFontの方がまだよかったと思う。失敗だったかなぁ。なんか出ている周波数帯域が狭い感じ。安物ボードの宿命か?まだよく使ってないので、これからよくなる使い方を見つける可能性はあるけど。リセット時にはぶつぶつ音が出るし、電源オフ時には変な音がする(わざとか?サラマンダX68000を思い出してしまった。)し、普段からサーサーノイズがうるさく出てるし、簡単に音が割れる(その割に普段の音が小さい)し。このあたりはYstationをインストールすると少しはマシになった気がする。Windowsで複数の音が出る時に重なって出たり(これはオンチップのSB+SB32時に体験したことがあったが)、ゲーム中に音が繰り返されることがなくなったり、起動時にサウンドフォントのロードを待たされることがなくなったのはよくなった点だ。同じ位の値段のSB16よりはましか!?
SBLinkに関しては調査中。16ビットのDMAが使えないってところがSBPro互換と言うことか。今までDOSゲームはSB16で設定していたのでDMAが5になっているものが多く、再設定が必要。NascarRacing2は動くものの、音が鳴らなかった。DOS窓を立ち上げようとしたら不正処理で止まってしまう。SBの設定がWindowsに残っているためだと思うが。SB ProということはDOSでは44.1KHz、16Bit、Stereoにならないってこと?Windowsではちゃんと鳴るけどね。 あ、そうそう。CD-ROMに入っているDOCファイル、ワードパッドじゃ読めなかった。だからわからないことが多いんだよね。
- 98年6月16日
SoundBlasterPRO互換
HARMONY 3DS724Aは、SB-LINKがあってDOS互換になるはず。とりあえずLegacySoundSystemのリソースをIRQ=5,I/O=220,DMA=1にしておいて再起動。Windowsを起動してDOS窓からNascarRacingのセットアップを起動する。autoだと見つけてくれないのでマニュアルにする。で、NascarRacingを動かすとかすかに音が出ているのがわかるものの、非常にボリュームが小さい。何が悪いのかよくわからない。まあこんなものか。音が出るのは確かなので、SBPRO互換はそれなりに働いているのだろう。
その後、Labwayのドライバをダウンロードしてきてインストールするとミキサーにレガシーが追加されて、DOS互換の音量調整ができるようになったようだ。またボリュームがまともになったせいか、音もよくなった気がする。更にLegacySoundSystemのリソースもデフォルトで前記のものになるようになった。これでようやくまともに使えそうだ。本当のSB-LINKの効果はDOSモードでしかわからないのだろうけど、そんなゲームもうやってないし。(ATFとか第5艦隊とかDOSモードでしか動かないゲームも持ってるんだけど)
ドライバを入れ替えると、電源OFF時の音が無くなってしまったようだ。残念。
CH Quick JOY
CH ProductsのQuick JOYというものの存在を今更知った。これは複数のジョイスティックの設定を簡単に切りかえられるようにするというもの。ジョイスティックの切り替え器があってもコントロールパネルのジョイスティックでいちいち設定し直すのは面倒くさいと常々思っていたので、こんなソフトが欲しかったのだ。ものはCH ProductsのHPからダウンロードできる。
- 98年6月19日
YMF724のDOSモード
SB-LINKが使えない!と言う人がいるので、DOSモードでの動作確認も行った。やるべきことは
REALDOS下を適当なところにコピーしておく。
再起動してDOS Prompt ONLYで起動する。
REALDOS下のsetupds.exeを実行して適当に設定する。設定はds.iniに出される。リードオンリー属性を消しておくこと。一度ds.iniを作っておけば、2度目以降はsetupds /sで設定の反映だけができる。
ゲームなどでSoundBlasterPROでI/Oアドレスなどをds.iniのと合わせる。Autoは使えないのでManualで設定する。
だけ。NascarRacingでやってみたところ、ちゃんと音が出た。やっぱりSB-LINKは使えている。ちなみにsetupds.exeは常駐しない。
疑問なのはIRQがうまく5になってくれないこと。setupds.exeでテストしようとしてもIRQxは使えないとか言ってSB互換が選べない。SAVE&EXITもしてくれない。それどころかISA-IRQ自体だめで、INT #Aしかうまくないみたい。それでもゲームでIRQ=5に設定するとうまくなってくれる。他のでも使えているところをみると、NascarRacingはIRQを使っていないのかもしれない。
実はBIOSでIRQ5をPnP/PCIにしておくと他のPCIデバイス(うちの場合SCSI)がIRQ5を取ってしまう。そのためLegacy ISAにしておく必要がある。またsetupdsでLegacyの音量を-10.5dbとかに下げておかないと音が割れてしまう。
おっとBLASTER変数を設定しておく必要があるのかもしれない。私は
set BLASTER=A220 I5 D1 T4
と設定してある。
では健闘を祈る。
- 98年9月8日
YMF724 WDMドライバ
某所にWDMドライバが出ていた。もちろんWindows98用。早速インストールする。正しい入れ方はわからないが、昔のドライバを削除してからハードウェアウィザードでNLDS1.infを指定するとよさそうだ。再起動すると使えるようになるみたい。私は昔のを削除もせずに入れようとして苦労した。と思ったが、どうもきちんと入っていない。元のドライバが使われている気がする。Native WDM Driverはあるものの、元のDS-XG...も残っていて、こっちがリソースを取っているし、Legacy WDM Driveがなくなっているし、Game Portは201と202の2つあるし。もうちょっと研究が必要そう。
メール(おわび)
どうも最近、メールを送っても送信エラーになってしまっていたので毎日送信しなおしていた。たまたま会社のメールアドレスに送ってみると、送ったときはエラーが出ていたのにちゃんと届いているではないか。どうやら大量にダウンロード中に送っている関係で送信確認がタイムアウトになっていただけのようだ(あくまでも予想)。毎日メールを送られていた方々、ごめんなさい。お詫びメールでも送ろうかと思ったけど、毎日送られた上に更にメールを送りつけられたんではたまらないと思って出していません。
- 99年2月15日
以下の2つは大会でもらったもの。他にWingmanGamepadももらっている(これはまだ使っていない)。
Monster Sound MX300
今まで使ってたタコなサウンドカードとは違って、安くても結構まとも。渡されるときにこっそりと「箱に入っていても中身はバルクなのでボードとドライバと説明書しか入っていません、保証書もありません」と言われていた。帰って開けてみるとまさにその通り。いろいろな情報と比べると、ゲームCD2枚、CDケーブル、保証書が入っていない。まあこの手のゲームはやらないのでどうでもいいのだが。
昔のボードを外してMX300を入れて電源オン。ドライバを入れると自動的にユーティリティもインストールしてくれる。SoftDVDなんかは自分でインストールする。でMIDIを鳴らしてみるとこれがまた音がいい。音が詰まってる感じ。特に低音の出かたがいい。WAVやMIDIの音は申し分なし。ただ、SoundBlasterPROのエミュレーションは決していい音ではない。2スピーカーでは3Dの効果がいまいち(特に後ろで出ている音)。この辺りはウリになっているだけにちょっと残念。貰わなくてもMX-LINKが出たら買おうと思っていたのだが、いつまでたっても出てこなかったので買うタイミングを逸していた。いつ出るんだろ?
内部コネクタが大きいタイプなので今まで使ってたケーブルが使えなくなった(CDのもTVチューナも)。ケーブル2本を探してこなくっちゃ。
- 2000年1月25日
USB音源 SE-U77(H)
オンキョーのデジタル音声入出力、アナログ音声入出力、MIDI入出力を備えたUSBデバイス(2ポートのUSB入力のハブ機能付き)。買ってから気づいたのだが、デジタル入力だけはWindows98SEでは使えないことになっている(Windows98は可)。付属のUSBケーブルは太くて短い。他にオーディオケーブル、光デジタルケーブル、などが付く。
とりあえず今の環境にさしてみる。すぐに認識するのでドライバを入れて、ついでに付属アプリ(プレイヤー、WebAudioの作成ソフトとブラウザのプラグイン、ウェーブ編集ソフト)もインストールする。で再起動するのだが、動かない。起動が途中で止まったり、プレイヤーが起動されなかったり、MX300のジョイスティック入力で黄色!だったり、SE-U77デバイスが黄色!だったり、起動時に画面がめちゃくちゃになってハングしたり、一部描画されない状態で止まったり。どっちにしろ音は出ない。
いつものようにいらないボードをみんな抜いてみると、ちゃんと動作するようになった。今のところどのボードが原因かはわかっていない。
で、ウェーブを再生したり、MIDIを再生してみたり、DXDIAGでDirectSoundとDirectMusicのテストをしてみたりすると、音は出るものの、ガサガサでひどい音。どうやらボリュームが全てMAXになっていて音が割れていただけのもよう。ボリュームを落とすときれいな音で無事鳴るようになった。さすがに音がいい。多分、低音の出方が違うんだと思う。
まあUSB音源は音が途切れがちだと聞いていたので、重そうな処理を試す。音の出る3Dベンチ、ウェーブ再生中にテキストスクロールとかフロッピーアクセス、MIDI再生中に同じこととか。が、全然問題が出ない。3D Mark2000デモ(640*480〜1600*1200)とか、Xdemo(古いけど)とかやってみたけどさっぱり。昔使っていたISAボード(SB32)より全然まとも。唯一気がついたのはWindowsの起動時に音(ジャ〜〜〜〜〜ンてやつ)を出しているのだが、同時にいくつかのAPPを起動してツールバーとデスクトップのアイコン(約100)を読みにいくせいかどうか、一瞬音が切れる。Windowsの起動時には必ず切れる。まあ切れることがあるのは確かなので、いつかどこか別のところで切れることもあるのだろうが、心配だった私がやる3Dゲームでも切れることがないので一安心。今までよりも音がいいので常用することにした。 なぜかデジタルインも使えてるし。(SEになりそこねているだけかも)これだったらサウンドボードも外せるかな?(ジョイスティック入力があるので外せない)
やってみりゃ分かるが、PS/2マウスはウェーブ再生中はカーソルが飛びまくって使い物にならない。USBマウスは問題ない。というか、私はもう既にPS/2マウス自体普通の状態でも使えないようになってしまっているのだが。
また、元の環境では何が問題だったのかも気になる。時間がなかったので、まだボードを元に戻していない。
そしてCDプレイヤーでデジタル音楽CDを使用可能にするのチェックができるのだが、音が出ない。これも不明。
- 2000年1月26日
USB音源 SE-U77(H)
分かったことだけ。
USB音源。パッケージには確かにWindows98SEではデジタルインはできないことになっているが、ホームページではそれは間違いで、実際には使えると出ていた。要するに使えるってこと。また、改修ドライバとプレイヤーのパッチとが出ていたので入手。ここのFAQも役立つ。これによると入力・出力マトリックスでできないのはアナログ入力を直接デジタル出力するものだけ。いったんwavにでも落とさないといけない。
また、CDプレイヤーでデジタル音楽CDを使用可能にしても使えなかったのは、NakamichiのMJ-5.16がデジタルOUTのコマンドに対応していなかったもよう。AOpenのDVDプレイヤーDVD1040ならばちゃんと再生できた。他のボードとの関係で使えなかったのは、MX300のためだった。他のボードはさしても使えるようになったものの、MX300だけはうまくいっていない。ひとまずドライバを入れないことにしたが、いつかは入れたくなるはず。
MX300を使えないのでジョイスティックを使えない。一応用意してあったジョイスティック→USB変換を使ってつないだ。が、ハンドルは2軸4ボタンなのでいいのだが、その他のデバイスは軒並みつながらない。対応しているのが3軸4ボタンPOV付き(TM-FCS)、4軸4ボタンPOV付き(CH-FSPro)、4軸4ボタン、2軸8ボタンのみ。なんとかならんものか。まあPS→USBもあるのでなんとかなるのだろうが...
- 2000年5月20日
SE-U77ドライバ
ようやくUSBサウンドプロセッサONKYO SE-U77のWindows2000ドライバ(ベータ)が出てきた。早速インストールした。だが今までアナログの出力しか使ってきていないし、それで何の不都合もなく使ってきた(Windows98とデュアルブートにする必要があったり、電源を落とせなくなっていたりしたが)ためにいまいちありがたみがない。まあデジタルインが使えるので、まったく意味がないわけではないのだが...
ついでに見つけたAIW128ドライバも入れた。DVDプレイヤーも入れた。
・2004年9月18日
-
USB SoundBlaster Audigy 2 NX
デバイスのレート変換に任せるってのもイヤなので、レートコンバーターを介さずに44.1kHzでダイレクトにキャプチャできるデバイスを用意したほうがよさそうだ。PCIボードならいっぱいあるのだが、うちではLowProfileなので普通のPCIボードが入らない。USBデバイスで探してみると、DA-PortとかUA-25とかUA-3FXとかSound Blaster Digital Musicなどでは可能なようだ。またAudigy2 NXのように24bit96kHzで7.1ch対応かつUSB2.0とかいうデバイスも出ているようだ。更に探してみると、玄人思考にCMI8387を使ったLowProfileのサウンドボードがあることを発見。LowProfileのサウンドボードというのは珍しい上に、私の必要な光入力も付いている。話によれば44.1kHzのダイレクトキャプチャも可能だという。(OSによってドライバによって入力と出力によって多少話がゆれているのが気になるが)
CMI8738-6CHLPで十分だと思ったが、近くの店では見つけられなかった。現行製品のはずなのだが。逆にAudigy2 NXは売っていて、SE-U77と置き換えることもできそうだってことでこっちを買ってきた。もうじき新しいやつが発表されそうな感じではあるが。
USBにつないでドライバのインストールとアップデートを行えば、すぐに使えるようになった。当然コントロールパネルのサウンドとオーディオでは3つのデバイス(マザーオンボードAC97、SE-U77、Audigy2NX)が並ぶ。ファームウェアは既にUSB2.0対応のものになっていたようだ。
そして期待のデジタル入力も、何度か試行錯誤の末にようやくバイナリコンペアで一致させることができた。ポイントはコントロールパネルのDevice Controlで出力サンプリングレートを44.1kHzにすることと、サラウンドミキサー(SBのミキサー)でSPDIFの入力レベルを50%にすること。CDリッピングしたものと同一なので完璧だろう。
もちろんふぬああでも、オーディオデバイスをAudigy2NXにして録音ミキサーでSPDIFインで録音レベルを50にしてやればOK。これで心置きなくLDからのキャプチャができる。
そのほかの機能(96kHz24bit入出力とか、7.1ch出力とか、DD/DTSパススルーとか、EAXとか、リモコンとか)には今のところ用がないので未確認。
・2019年2月9日
http://www10.plala.or.jp/p205tb16/sound.html
坂井瑞穂