MPEG作成〜MPEG4
ここではDivX+MP3を使った方法を示す。通常のコーデックを使ったものならば、同様の方法でエンコード可能である。ここではDivXやその他のコーデックのインストールとかには触れない。
基本スタンス
・連番AVIはAviUtlの連番読み込みを使う。
・インターレース解除はTMPGEncの自動(動き適応)を使う。
・縮小にはAviUtlの3次元補間縮小プラグインを使う。
・カット編集にはAviUtlを使う。
・DivX5の出力はTMPGEncを使う。
・TMPGEnc-AVIUTL間はプロジェクトファイルのやり取りで行なう。
・処理は上記の順に行なう。が、AVIUTL->TMPGEnc->AVIUTL->TMPGEncには渡せない。
MPEG1をMPEG4に
- TMPGEncでDivXとWAVに出力
TMPGEncにMPEGファイルを映像ソースに指定する。設定で640x480(など出力サイズ)と29.97fps(などフレームレート)を指定する。グレーアウトしているときには「サイズ」または「フレームレート」をクリックして「ロック解除」する。ファイルをドロップするたびにサイズが変わってしまうので、出力サイズを設定した後は「ロック」しておくとよい。「ビデオ」タブでは他の設定は無視される。必要なら「ビデオ詳細」タブでフィルタ設定を行う。サイズ変更するときには「ビデオ詳細」の「画像配置方法」で「画面全体に表示」(アスペクト比保持ではない)を選択する。
続いて「ファイル」メニューから「ファイルに出力」の「AVIファイル」(あるいは「バッチに追加」の「AVIファイル」)で「映像を出力」をチェックし、「設定」で圧縮プログラムをDivX5.01に、データレートを適当に(600とか900とか)にし、「設定...」でKeyframe intervalを(30とか100とかに)減らす。「音声を出力」のチェックは外す。
で映像のみのAVIファイルを作る。356x240->320x240でフィルタなしならば半分〜1/3の時間程度で終わっている。(Athlon1.6Gの場合)
続いて同様にWAVファイル出力でPCM 44.1KHzでWAVファイルに出力する。ここでノーマライズ(ボリューム変更)を行うとよい。
ただし複数ファイルを連続して変換(バッチエンコードなど)していると、使用メモリがどんどん膨れ上がり、しまいにはスワップ可能量を超えてTMPGEncが落ちる。DirectDraw経由で取るとこうなるようである。どこかでメモリを開放していないのではないかと思われるが、TMPGEncを終わらせることで全て開放される。バッチエンコード中でも、たまに終了させるとよい。
- 音声をWinGOGOでMP3に変換
午後のこ〜だfor Windowsを起動し、詳細オプション設定で出力ディレクトリを適当に指定し、出力ファイルの形式をWAVE形式にし、出力ビットレートを適当に(64Kbpsとか)、出力モードを共包括ステレオに、クオリティを高音質にする。WAVファイルを追加し、エンコード開始する。
現在20倍速程で終わっている。
- AVIUTLで映像と音声を1つにする
AVIUTLを起動し、「ファイル」メニューの「AVIファイル操作」の「AVIファイルの合成」で映像ファイル、音声ファイル、出力ファイル(ファイル名まで必要)を指定し、「OK」で1つのAVIファイルにすると完成。
元のAVIとWAVを同じ名前で同じディレクトリに置き、AVIファイルをAVIUTLにドロップして(エラーが出るのでOKを押し)から実行すると入力が楽になる。そのためにはWinGOGOでMP3変換するときに別ディレクトリに出力するとよい。が、ファイルが多いとこれでもかなりめんどくさい。ソースの指定はドラッグ&ドロップ可能にして、出力パスを記憶して、出力ファイル名をデフォルトでソースファイル名と同じにしてくれればうれしいのだが...更にはソースディレクトリと出力ディレクトリを指定すると、全ファイルに対して合成処理を行ってくれるとか。
MPEG2をMPEG4に
- DVD2AVIでプロジェクトを作る
DVD2AVIでソースファイルを読み、Save Projectで出力する。
VideoメニューではField OperationはNone、ColorScaleはRGB24、PC-Scaleにする。
AudioメニューではTrack1、AutoSelect、Demux All Tracks、44->48はOffにする。
- WAVに変換
出てきた音声ファイルを適当なツールで44.1KHzまたは48KHzのPCMファイル(WAV)に変換する。やり方は音声ファイルのフォーマットで異なる。ここでノーマライズ処理を行うとよい。
- AVIUTLでプロジェクトを作る
AVIUTLで「開く」でd2vファイルを読み、必要なフィルタをかけてプロジェクトの保存を行う。
使うフィルタはサイズ変更とか、インターレースの解除とか、カット編集とか。
カット編集するときにはあらかじめ音声読み込みでWAVを読み込んでおいて編集する。
- TMPGEncでAVI変換、WinGOGOでMP3変換、AVIUTLで合成
以下TMPGEncにAUPファイルを読ませて、MPEG1からAVIと同様にして作成すれば完成。
DVD2AVI、AVIUTLを経由するため、より時間がかかる。720x480->640x480でインターレース解除を行った場合、約2倍〜3倍くらいの時間で終わっている。
なんとなくAVIUTLのAVI出力で行えばよさそうなものだが、次の理由により私はやっていない。
・DivX5出力では出力中に落ちる。理由ははっきりしており、回避方法もちゃんとあるが、面倒だ。
・バッチ出力中に落ちると、やり直し時にバッチを全て登録しなおさないといけない。
AVIをMPEG4に
- やり方は上と同じ
カット編集が必要ならAVIUTLに入れ、不要ならTMPGEncに入れて、上と同様に変換。
http://www10.plala.or.jp/p205tb16/video4.html
坂井瑞穂