3DFX Voodoo5
3dfx/VoodooはPC 3Dゲームに革命を起こした。その進化形がこのVoodoo5。Voodoo/2では他のビデオカードを必要として、3D時のみ機能するものだったが、Voodoo5では通常のビデオカード機能も持つ。ビデオチップを2つ搭載して上下で別のチップが出力するなどがんばっていたのだが、ライバルnVidiaのTNT2に出遅れ、なおかつ速度でも負け、16bitカラーしか出力できず、高発熱で、別電源を必要とし、カードサイズもフルサイズとなり、AGPメモリも使用不能であり、結果的にこれを最後に敗退することとなった。
私が買ったのは既に負けが決まってしまった後、中古で見つけたので購入した。発色やら描画やらはすばらしかったのだが、やはりTNT2よりも遅く、特に2Dで使う気にならなかったので、ほとんど使うことなくしまったままである。
- 2001年4月29日
Voodoo5 5500
なんとなく買ってしまったVoodoo5。やっぱりゲームにはVoodooだろうってことで最終型を購入した。机がないのでたいして使われない恐れがあるが...
ついでに256Mメモリを買ったので、あまった128をこいつに入れてこっちも256Mになった。
が、結局ほとんど使っていない。早いうちに机を買わないとますます使わなくなっちゃいそうだ。が、気に入った机がまた見つからないんだよね。
- 2001年5月12日
Voodoo5で不調
一応買った後ですぐにPen3 500を使って(これしかCPUが無かった)動作は確認していたが、Pen3が使えなくなったのでソケット変換を取り返してきてCeleron300Aを使うことにした。今まで付いていたCeleron266を外して300A+下駄に替えた。当然のように504MHz(112*4.5)で動かそうとするのだが、まったく立ち上がってこない。たまにビデオBIOSだけ出てきたり、Windowsがちょっと立ち上がろうとして止まったりしている。クロックを375(83*4.5)まで落とせばちゃんと立ち上がるし、問題なく使える。なんとなく電源が足りてない感じ。Voodoo5は大食い(らしい)からなぁ。
本当に375->450程度の電力差でおかしくなるかなぁって気がして、Voodoo5とHDD辺りを別のAT電源から取って余裕を与えることにした。が、これでも敗退。何も変わっていない。AGPのクロックがおかしいのかとか、メモリの設定がおかしいのかとか、CPU下駄の端子がおかしいのかとかいろいろいじったが、まったく効果がない。
そこでマザーボードを変えることに決定。よく考えるとこのマザーボードで300Aはほとんど動かしたことがなかったかも。(私の場合、マザーボードを変えたときには同じ頃にCPUも変えちゃっていることが多い。)
交換してWindowsを起動すると、大量にデバイスを発見して何度か再起動を要求してきてなんとか移行は終了。APMだったものがACPI BIOSに変わった。Intel LANに!マークが出ていたが、これはDEC物に交換することで解決。PCIバスでACPI BIOSから割り込み情報を得ている部分で問題があるようなのでチェックを外す。再起動すると、またもや新しいデバイスを発見する。ここではIRQステアリングを5個くらい見つけ出した。(前はACPI用IRQステアリングだったもよう)
交換した結果、無事に動いた。が、クロックを558M(124*4.5)まで上げるとたまに止まったりリセットがかかったりする。メモリーテストをするとごくまれに(1ループで数回程度)データが1ビット化けていたりする。メモリの設定が悪いのかと2-2-2だったのを3-3-3にするが、おかしいまま。いろいろ見ているとコア電圧が1.9Vを切るくらいになってた。試しに2次キャッシュを切ってメモリテストをすると問題なく通った。どうやら電圧が低かったのが悪いもよう。が、別に下駄にはそんな設定ないし、マザーボードもデフォルト設定になっているはず。一応スロットから出して端子をきれいにしてみると、2.0Vになってくれた。かつてテープでマスクしていた残骸が残っていて一部の端子をマスクした状態になっていたもよう。
この後は特に問題は出ていない。結局電源は問題なかった。これで昔のWindows2000で動かないゲームをプレイする環境が無事に出来上がった。早く机を買ってきてハンドルがまともに使えるようにしなければ...
http://www10.plala.or.jp/p205tb16/voodoo5.html
坂井瑞穂