WAVファイルからWMAファイルへの変換


いきさつ
 WAVファイルをWMAファイル(Windows Media Playerの音ファイル)に変換する。そんなのWMP(Windows Media Player)を使えばいいじゃん、他にもWME(Encoder)もあるし、Encoder Utility(コマンドユーティリティ)もあるし、フリーツールだってあるだろ?って思われるかもしれない。
 が、それではカバーできない部分があるのだ。著作権管理を有効にした状態のWMAを作れないのだ。そんなものは普通OFFにしておくのかもしれないが、一部のWMA対応携帯プレイヤーでは保護をONにしたものしか再生できなかったりするのだ。実は私の持っているプレイヤーもそうやつの1つなのであった。

用意するもの
・DaemonTools(CD仮想化ソフト)
・Windows Media Player 7.1
・変換元の.WAVファイル(16bit,44.1KHz,Stereo)
・メモ帳

やり方
1.DaemonToolsとWindows Media Playerはあらかじめインストールしておく。

2.デバイスマネージャでPHANTOM CDROM DeviceのプロパティでデジタルCD再生をオンにする。

3.下のようなキューファイルを作る。ひとまず単純なもの。うまくやれば1つのWAVファイルを複数のトラックに分けられたりする。(逆は不可。編集ツールなんかで結合しよう。)FILEのファイル名は実際のファイルのパスを書く。TRACKの値は01から昇順で付ける。INDEXはとりあえず下の通り。
FILE "E:\CD\Track01.wav" WAVE TRACK 01 AUDIO INDEX 01 00:00:00 FILE "E:\CD\Track02.wav" WAVE
 TRACK 02 AUDIO INDEX 01 00:00:00 
ここではCD.CUEという名前にしたことにして話を進める。

4.DaemonToolsでこのCD.CUEファイルをマウントする。
 これでCDプレイヤーなどで再生できることを確認する。

5.WindowsMediaPlayerを起動して、オプションでデジタルコピーをオン、著作権管理をどちらか必要な方に、音質を必要なレベルに設定する。

6.CDオーディオでドライブを選択して音楽のコピーを押せばWMAファイルにできる。

キューシートの参考用

・2001年6月7日

・2001年6月15日


http://www10.plala.or.jp/p205tb16/wavwma.html

坂井瑞穂