私のマシンその3
WIN98マシン
その後の変化〜その8
分割しました。2000/9/29)
ME関係をこっちに持ってきた関係で、日付が逆転していることがあります。
ME導入2000/8/20
再インストール2000/8/25
引越し2000/10/7
S/T点の線を無理やりLANに使う2000/10/11
マシン入れ替え2000/10/21
システムドライブに空きなし2000/11/7
Voodoo5 55002001/4/29
Pen4とAthlonなど2001/5/8
マザーボード交換2001/5/12
・2000年8月20日
- WindowsME導入
MEを入手したのでインストールする。とりあえず今使っている環境をバージョンアップ。念のために以前の環境を保存しておく。バージョンアップはあっさりと終了して起動された。多少問題がありながらも終了。ひどい問題(起動できなかったとか、デバイスが認識されないとか)は出なかった。バージョンは4.90.3000になった。
まず私のところで出た問題はAUTOEXEC.BATが実行されない点。MEからは起動時にDOSを使わなくなった(わけではないが、見えなくなった)ため、CONFIG.SYSもAUTOEXEC.BATも実行されない。私はAUTOEXEC.BATにSUBSTを使ってドライブレターを増やしていた(D,EドライブをF,Gドライブとして使えるようにしている)ため、一部のプログラム(F:でアクセスしているもの)が起動されない。そこでネットワークドライブで自分自身を割り当てようと共有設定にして(元からあったはずだが、無くなっていたような...)割り付けようとするのだが、ネットワークパスが見つからないと言って割り付けられない。前からそうだった気もする。ネットワークのプロパティを見ると、なぜかNICが2つあることになっている。前にもよく出た現象。すべて削除して再起動して、インストールすると普通になった。見てみるとTCP/IPでもちゃんと速度が出ているので、NETBEUIは使わないことにした。SUBSTを記述したバッチファイルをスタートアップに入れても実行順が指定できないのでスタートアップ中にあるものが実行されないことがあるし、レジストリのRUNにあるようなものには効果がない。いろいろみてみると、WIN.INIの[WINDOWS]セクションにrun=があり、これが使えそう。ここに先のバッチファイル名を書くと、無事にSUBSTが実行されてドライブがF,Gにも割りあたるようになった。
AUTOEXEC.BATはSETだけになっており、しかもこれが直接実行されるわけではなくて、MSCONFIGを実行するとこの中に環境変数の設定があり、AUTOEXEC.BATに記述があると勝手に取り込んでくれるもよう。CONFIG.SYSも空になっている。MEMを実行すると、取り込まれているDOSドライバはVMM32とDOSKEYだけ。が、上位メモリは使われていない。起動時メニューでStep-by-Stepを選んで実行するといつものbiling.sysとかjfont.sysとかが取り込まれるのが見える(選択もできる)のだが、MEM上には現れない。MSDOSに含まれているのだろうか?
デスクトップ画面が現れるまではかなり早くなった。今までの1/2位?が、現れてからの時間(すべての起動が終わるまで)はちょっと長くなった気がする。まあちょっとだけだし、スタートアップなどにいろいろ入れているのでよくはわからないが...
MSCONFIGでは休止状態は使用可能ですと言っているが、電源のプロパティには休止状態が見えない。インストールしなおさないとだめかな?
ファイルが大きく変わったのでデフラグをやってみると、今までに比べてやたら速い。これもMEで変更されたのか?更に正常にシャットダウンしなかったときのスキャンディスクはWindows上でWinodws版がかかる。
そしてWindows2000ぽく、マイコンピュータ、マイネットワークのアイコンがWindows2000と同じになり、フォルダオプションに保護されたファイルを表示しないチェックが増え、8.3ファイルは全て大文字で表示されるようになり、レジストリエディタで前回終了時のキーで開くようになった。更にファイルが選択されている状態で非アクティブのウインドウがあるとき、そのウインドウをクリックするとアクティブになるのだが、そのときに選択されているファイルが解除されてしまうようになった。ウインドウではなくてタイトルバーなどをクリックしたときには解除されない。これもWindows2000と同じ。エクスプローラでのアクセスは遅くはなっていない気がする。速いマシンなので気づかないだけかもしれない。
SHIFT+CTRLのドラッグ&ドロップではメニューが開かずにすぐにショートカットが作られるようになった。ここはWindows2000とは違っている。右ボタンでのドラッグ&ドロップではメニューが出る。
HardwareCinemasterを入れた話はここ。
SIDE 2935LVDを入れた話はここ。
・2000年8月25日
- 再インストール
Cinemasterとか比較のためにWinDVDとかを入れていたら、MPEGファイルが再生できなくなった。話にはよく聞いていたが、今まで私のところで発症したことはなかった。そのままMediaPlayer7を強引に上書きインストールする(MEに入れてしまってもいいのだろうか?)と、なんとなくよくなった。が、Windows自体の動きがたまに引っかかったようになって怪しくなってきてしまった。
仕方ないのでMEを新たにインストールしなおすことにする。DOSのフロッピーで立ち上げてWINDOWSをWINに変更してSETUPを実行する。簡単にインストールは終わり、そのまま起動できるようになった。815のチップセットはそのまま認識された。USB機器でマウスは普通のマウスとして、PS2-USB変換は普通のジョイスティックとして、モニタのディスプレイ設定機能はHID互換として認識されている。そこで各ドライバを入れなおそうとするのだが、どうしても入ってくれない。仕方ないのでマウスで強引に入れるとブルースクリーンになったり突然リセットがかかったり、再起動するとマウスがまったく動かなかったりになった。いろいろ試していると、どうやらデバイスマネージャでUSB HIDの下にHID互換デバイスとかHID互換ゲームコントローラとかHID互換マウスとかで認識されていて、このHID互換〜のドライバを入れなおそうとしていたのだが、変えるべきなのはこれらではなくて、これらの親デバイス(USBヒューマンインターフェイスデバイス)だった。このデバイスのドライバを入れなおすにして、INFを指定するとあっさりとドライバがインストールできた。わかってみれば簡単なことだった。
なんかエクスプローラでファイルコピーや削除を大量に行っても動作が異常に遅くなることがなくなった気がする。私の使い方が(無意識に)それを避けるように行動していて、本当に気のせいかも知れないけど。
・2000年9月11日
- ここまでの評価
まあ可もなく不可もなく。あまりよくなった点がないし、悪い点もない。SE+IE5.5+MP7からわざわざ変える必要性をあまり感じない。今までだめな点はだめなままだし、98の長所もそのままだし。MEがプリインストールで入ってりゃそれでいいし、今までSEを使ってたんならそのままでいいじゃんってとこ。私に言わせりゃDOSをなくしたところで何も変わってない、何で98が消えたんだ?、本当につなぎのOSだねって感じ。ここまでDOSと別れたいならWindows2000でもいいんじゃないかって(値段が違うか)思うよ。SEとMEって併売されるんだっけ?まあ私は新もん好きってことで使い続けるんだろうけど。
・2000年10月7日
- 引越し
さて、またもや引っ越しました。場所は今までとはそれほど離れていないのだが、何と言っても広い!これに関してはいろいろな話があるのだが、パソコン関係の話に絞ると、
・別々の部屋にマシンを置いた。
・ISDNにした。
・いわゆる市外に出た。
・机がなくなった。
・マシン構成を大幅に入れ替える(予定)。
辺りのネタがあります。
- 別々の部屋にマシンを置いた
まず2台のマシンを別々の部屋に置くことにした。端的に言ってWindows2000をリビングに置いて、WindowsMEマシンはパソコン部屋に置くことにした。今までも微妙に離れた位置に置いてあったのでそれほど問題はないと考えている。が、やっぱりWindows2000にもキーボードは必要だろうし、モニタもTVではやってられないだろう。じきにワイヤレスキー・マウスと液晶モニタ辺りを買う必要があるだろう。
ここで問題になるのがLAN。普通の部屋には100BASE-TXの線なんかは引かれていないだろう。うちもそうだ。一応ISDN対応だとかで6ピンの電話の口が2つと8ピンのISDNの口が1つ、各部屋に用意されている。ISDNの口はRJ-45でLANと同じなのだが、どうやら4線しか結線されていないもよう。100BASE-TXに必要なのは8本だ。ちなみに電話の口(RJ-11)は2線だけが結線されている。何とかLANを組もうと考えると、次の選択肢がある。(少なくとも部屋の中をケーブルがのた打ち回るのは避けたい。)
・無線LAN
・HomePNA
・ISDN線を無理矢理10BASE-Tで使う。
・電灯線LAN
まずは無線LAN。11Mbps。まあ今の流行りだし、(他と比べて)遅くないし、それほど距離がないのでおそらく問題は出ないし、無難な選択だと思う。が、結構高い。とりあえず2台がつながればいいので中継ステーションは必要ないが、無線LANカードだけを買おうとしても5万近くかかりそうだ。なぜかPCMCIAカードばかりでPCIスロット用とかUSB用とかは少ないし、PCIスロット用の方が高いのはどうも納得できないものがある。
HomePNA。あまりよくは知らないが、電話線に相乗りしてLANとしても使えるようにしようというもの。今まで全く気にしたことはなかった。ICH2にはLANの論理層がのっているので、物理層をEtherNet用とかHomePNA用とかを用意すれば安価にLANを組める...と聞いたことがある程度。いろいろ見てみると、規格に1.0と2.0がありそれぞれ1Mbpsと10Mbpsであること、今でも1.0用のPCIカードとかUSBものとかいくつか製品が出ていること、2.0の製品はものが出てきたばかりでまだまだ高い、ということはわかった。無線LANよりは安いが、1.0では2つで1万はかかる。2.0では無線LANと同じくらいかかる。CNRのものが出てくれば数千円で済みそうなものだが、聞いたことがない。1Mbpsでは私は満足できないだろうし、高い10Mのものを買うのならば無線LANの方がまだ将来性があるように思える。安ければ検討する価値があるのだが...
ISDN線を無理矢理LANに使う。うちはISDN対応だということになっている。普通、電話線が来ていればISDNは入れられるはずなので意味不明なのだが、どこがISDN対応かというと各部屋にISDN(のS/T点コネクタである)8ピンのコネクタが出ていて、バス接続されているのだ。ついでに電話線も2本各部屋に来ていて、1本はU点(NTTからの線)の接続にして、もう一本はTAを介してアナログ回線を各部屋に回せるのだ。
で、この(LANと同じ口である)ISDNコネクタを使うことを考える。どうせS/T点なんか使わないんだし。どうやらうちではこれは4本だけが結線されているもよう。ISDNで必要なのは8ピンのうちの真ん中4本だけなのだ。これを10BASE-Tで必要な4本(1,2,3,6)に変換すればいいのではないだろうか...というのがこの案。できるのならば実に安く済む。実際にはどこかがGNDに落ちていたり、適当に引かれているので調子悪かったりするのかも知れないが、試してみる価値はあるはず。
電灯線LAN。未調査。今のところあまり聞かない。
まあ無理矢理つないでみて、だめだったら無線LAN、というところだろう。
・ISDNにした。
電話なんか引かずに携帯電話で済むんじゃないかとも考えたが、インターネットにつなぐ線は何かしら欲しい。どうやらCATVは未だ対応していないようだし、他の選択肢(ADSLとか無線とか)も選択できない。で電話かISDNかということになって、ISDNにした。今まで電話で使っていたので電話にすれば安く済むし、多分ISDNにしたところでそれほどメリットはないと思うのだが、なぜかISDN。とりあえず使ってみることにした。
実は加入権がないので結構高くつく。何かないか探してみると、加入権の売買をやっているサイトを発見(格安電話などで探す)。これだと4万ほどで加入権つきで電話を引ける。システムはWebで申し込んで、料金を振り込んで、本人確認に免許などをFAXして、待つとメールで工事日などを知らせてくれる。NTT工事なのでもちろん平日昼間のみ(日は指定できる)。工事日に人が来て、結線を調べて終わり。後で考えると、ここで加入権だけを得て、店でINS+TAを買ったほうが安かったんじゃないかと思う。大抵5000円引きとかやってるし。それはともかくINSが来た。タイムプラスには入った。ものの、未だにTAがない。
NTTの人は、極性が逆のことがあるので反転させて試して欲しい、アナログ電話でかけるときに番号を打った後実際に発呼するまで5〜6秒かかるので番号の後で#を押すとすぐに発呼すること、だけを注意して帰っていった。
- いわゆる市外に出た
まあプロバイダのアクセスポイントが変わったというくらい。ここの市内にもアクセスポイントがあるので問題はない。こういう時小さいプロバイダは困る。逆にAPがあるので引越し先をここにしたのだが。そろそろ他のプロバイダに変えてもいいかな、とか思う時もあるけど。
- 机がなくなった
今までは作り付けの机を使っていたので、机がなくなった。今は床に直置き。さすがに使いにくい。適当な机と椅子が必要だが、どうも気に入ったものがない。まあ地道に探すつもり。こういうものは家具屋よりも大きなパソコンショップに行ったほうがいいのかも知れない。リビングの方は机(リビングによくありそうな机)があるが、キーボードがない。モニタも代わりのTVしかない。DVDを見るだけならばなんとかなっているのだが。
- マシン構成を大幅に入れ替える(予定)
今後Windows2000マシンをメインに使うと思うので、こっちに資源を集める予定。まあCUSL2にPen3 800辺りにFT66を付け、AIW128(予算があればAIW RADEON)を付ける。WindowsMEの方は残り物とWindows2000では使えない物を集めるつもり。
・2000年10月11日
- S/T点の線を無理やりLANに使う
無理やり結線してみた。最初は出ている先で変換ケーブルを作って変えればいいと思っていたが、パネルの裏の結線を直接変更することにした。これならタダ。試しにテスターを当てると、2線の組で100オームになっており、問題がありそう。探し回ると、一箇所が終端用となっていて、内部に抵抗が入っていた。ハンダで外す。これですべてが絶縁状態になった。パネルの裏で4,5(仮称)の2本を1,2(仮称)に付けかえる。両方の部屋で実施して、テスターで導通を調べる。100MハブにつなぐとLINKがつくのでよさそうだが、なぜか100Mまでつく。おかしいなと思いつつもパソコン2台をつないでみると、IPアドレスを得るくらいはやっているが、共有内のブラウズができない。クロスケーブルでも試すが駄目。NICの設定で10M固定にするが駄目。あきらめかけたが、10Mのハブを持ち出してつないでみると、これがOK。とりあえず使えるようにはなった。が、あまり調子はよくない。コリジョンはしょっちゅうつくし、大ファイルをコピーしようとすると黙り込む。小さいファイルをやり取りするくらいならば問題ないのだが...何とか使えていて時間稼ぎにはなるので、代替案ができるまではこれで通すことにした。速度が500-600Kバイト/秒程しか出ない。普通ちゃんとしてれば900K以上出ると思うのだが...
・2000年10月21日
- マシン入れ替え
何とかマシンの中身を入れ替え、WindowsMEをインストールしたものの、ちょっと調子が悪い。MEの方はインストールを開始するとディスクの空きが足りないなどと言ってくる。700Mでも足りないのか?何とか消せるファイルを見つけてインストールはできるようになった。何も考えずに一度インストールしたが、APMで入ってしまったのでsetup /pjで入れなおす。それでもAPMなのでよく見てみるとBIOSでACPIがDisableになっていた。ディスクの空きがないせいか、3回ともオープニングのムービー時にハングしてしまったが、リセットしたら何とか動き出した。さらに何度もフリーズにあった結果、sinemasterボードがまずいもよう。単独IRQのところに入れてもだめなようなのであきらめた。voodooはなぜか自動では認識してくれない。手でドライバを選択してドライバを入れた。
更に3Dものを動かしたり、ビデオ再生をするとすぐにフリーズ。AGPクロックがおかしいもよう。SOYOの怪しいジャンパをショートさせるとまともになったようだ。
・2000年11月7日
- システムドライブに空きなし
簡潔に書く。WindowsMEにはシステムファイルプロテクションという機能がある。こいつはファイルの移動・削除などを監視していて、ある時点まで戻せるように情報を取っている。これによってWindowsMEは98よりもファイルのアクセスが若干遅くなっている。
このことをよく知らなかったある日、Windows2000マシンのディスクのパーティションを切り直そうとしてWindowsMEマシンを使ってネットワーク越しにWindows2000マシンのファイルを移動した。この時は別に何もなかった。(あの有名な「ファイル大量移動でエクスプローラフリーズ」も起こらなかった。)その後Windows2000マシンでパーティションを変えた後、WindowsMEからWindows2000マシンにファイルを書き戻していると、WindowsME側のデータはSCSIディスクに入っているはずなのになぜかIDEのアクセスランプもずっと点いている。なんかおかしいと思いつつもデータは移っているのでそのまま作業を続けた。
何時間かしてふと見ると、「C:ドライブがいっぱいです」と言ってきている。なぜかウインドウ操作も重い。確かMEのC:には1Gくらい空きがあったはず、スワップもD:に移しているはず...と思ってみてみると、なぜかC:\_RESTOREの下が1Gを超えている。よくよく見てみると、\_RESTORE\TEMPの下にこの移動に関係すると思われるファイルが大量にできていた。もちろんそれは移動したファイルそのものというわけではなく、なんかWindowsMEはそういう物らしい。
・2001年4月29日
- Voodoo5 5500
なんとなく買ってしまったVoodoo5。やっぱりゲームにはVoodooだろうってことで最終型を購入した。机がないのでたいして使われない恐れがあるが...
ついでに256Mメモリを買ったので、あまった128をこいつに入れてこっちも256Mになった。
が、結局ほとんど使っていない。早いうちに机を買わないとますます使わなくなっちゃいそうだ。が、気に入った机がまた見つからないんだよね。
・2001年5月8日
- DVDとCPU熱
久しぶりに書く、最近思ったこと。
最近PS2でDVDビデオを見ることがあったのだが、その映像にえらく驚いた。私は普段はPCでDVDビデオを見ている。ビデオカードは815内蔵かTNT2辺りでプレイヤーはWinDVD1.3.5(えらく古い)。そして、先日彼の家にあったPS2でいつも見ていたDVDソフトを見る機会があった。その画質はえらく繊細で、PCで見ていたものはいかにボケボケの画像だったのかを思い知った。とともに、世間でPCでDVDシアターを紹介していたりしているのはいかにバカげた話であったのかとか、Windows2000では5.1chがとか悩んでいたりとか、TV出力でデュアルモニタだとかビデオ出力がどうとかRGB-ビデオ変換がどうとか考えたりしているのがいかにつまらない悩みであったのかと思った。試しに普段見ているDVDビデオを店頭のDVDプレイヤーを使って見せてもらうといいだろう。私はすぐにでもDVDプレイヤーを買いたくなった。(がまだ買っていない。)
ちなみにこれはWINDVDのインターレース解除の影響である。端的に言って多くのDVDはインターレースで収録されており、通常DVDプレイヤーではTVにインターレースのまま出力する。が、ソフトDVDプレイヤーではいったんPC上でインターレース解除してからTV出力時に再びインターレースにされる。ここで絵がおかしくなっているものと考えられる。同様に720*480の絵が縦横適当なドット数に変換されてきちんと表示できなくなっている上に、再びTV上の解像度に変換されている辺りで更におかしくなっているものと思われる。
ところで店頭でよくデモしている5.1chはあまり期待しないほうがいい。あれではPCで5.1chをやっているのと変わらない。もうちょっとマシなスピーカーを用意したほうがいいのではないかと思うのだが、お客さんはお金にシビアだからなぁ。
さてPentium4だが、その消費電力とか発熱だとかが騒がれて久しい。1.7Gとか出してきたが、これも相当なものだ。かつてはPen2-300(43W)なんかが高かったが、Pen4-1.7Gは64W。比較するのがバカらしいくらいに高い。ちなみにPen3-600(35W)、Pen3-1BG(33W)辺りはまだかわいいものだった。(まあこのときにはクロックをこれ以上上げられなかったのだから、消費電力が大したことないのも仕方なしかも。)
まあここまでは分かる。Intelもそれを承知でクーラーのつけ方をどうしろだの、電源に特殊な(?)バイパスを設けろだの言ってきたわけだ。が、分からないのはそのことをAthlonユーザーが平気で「Pen4は熱すぎだよ」なんて言ってしまっていることだ。実際にはPen4 1.7GよりAthlon1.33Gの方が電気食いだし、熱い。Pen4 1.7GはAthlon1.13G程度だし、1.5GはAの1.0G程度なのだ。なのにAMDは何食わぬ顔で今までの電源に今までのクーラーに今までのケースで済ましている。ユーザーもそれを何の不思議もなく受け入れて、動かなかった時にはAthlon対応電源だとか1.5G対応クーラーだとかに替えちゃったりしている。私には理解できない。
まあ、そういってもPen4がいいってわけでもないんだけど。どっちにしろ私はこんな状況のCPUは買わないだろう...と今のうちは言っていられるのだが、じきにそういうCPUしか無くなっちゃうかもしれないって気もしている。プロセスルールが上がったところで、すぐに限界までクロックを上げるようになってやっぱり発熱はひどくなるって按配。それならいっそ今のうちから自分をその状況に持っていってしまっておくのも悪くないのかもしれない。
・2001年5月12日
- Voodoo5で不調
一応買った後ですぐにPen3 500を使って(これしかCPUが無かった)動作は確認していたが、Pen3が使えなくなったのでソケット変換を取り返してきてCeleron300Aを使うことにした。今まで付いていたCeleron266を外して300A+下駄に替えた。当然のように504MHz(112*4.5)で動かそうとするのだが、まったく立ち上がってこない。たまにビデオBIOSだけ出てきたり、Windowsがちょっと立ち上がろうとして止まったりしている。クロックを375(83*4.5)まで落とせばちゃんと立ち上がるし、問題なく使える。なんとなく電源が足りてない感じ。Voodoo5は大食い(らしい)からなぁ。
本当に375->450程度の電力差でおかしくなるかなぁって気がして、Voodoo5とHDD辺りを別のAT電源から取って余裕を与えることにした。が、これでも敗退。何も変わっていない。AGPのクロックがおかしいのかとか、メモリの設定がおかしいのかとか、CPU下駄の端子がおかしいのかとかいろいろいじったが、まったく効果がない。
そこでマザーボードを変えることに決定。よく考えるとこのマザーボードで300Aはほとんど動かしたことがなかったかも。(私の場合、マザーボードを変えたときには同じ頃にCPUも変えちゃっていることが多い。)
交換してWindowsを起動すると、大量にデバイスを発見して何度か再起動を要求してきてなんとか移行は終了。APMだったものがACPI BIOSに変わった。Intel LANに!マークが出ていたが、これはDEC物に交換することで解決。PCIバスでACPI BIOSから割り込み情報を得ている部分で問題があるようなのでチェックを外す。再起動すると、またもや新しいデバイスを発見する。ここではIRQステアリングを5個くらい見つけ出した。(前はACPI用IRQステアリングだったもよう)
交換した結果、無事に動いた。が、クロックを558M(124*4.5)まで上げるとたまに止まったりリセットがかかったりする。メモリーテストをするとごくまれに(1ループで数回程度)データが1ビット化けていたりする。メモリの設定が悪いのかと2-2-2だったのを3-3-3にするが、おかしいまま。いろいろ見ているとコア電圧が1.9Vを切るくらいになってた。試しに2次キャッシュを切ってメモリテストをすると問題なく通った。どうやら電圧が低かったのが悪いもよう。が、別に下駄にはそんな設定ないし、マザーボードもデフォルト設定になっているはず。一応スロットから出して端子をきれいにしてみると、2.0Vになってくれた。かつてテープでマスクしていた残骸が残っていて一部の端子をマスクした状態になっていたもよう。
この後は特に問題は出ていない。結局電源は問題なかった。これで昔のWindows2000で動かないゲームをプレイする環境が無事に出来上がった。早く机を買ってきてハンドルがまともに使えるようにしなければ...
http://www10.plala.or.jp/p205tb16/win9new8.html
坂井瑞穂