Windows NT/2000の話
私は仕事の関係もあって、WindowsNT時代からNT系OSをずっと使ってきた。そして昔から95/98系よりもNT系のほうを好んで使ってきている。
- 97年12月4日
どこぞからNT5とWIN98のベータ版を借り受け、自分のマシンにインストールした。どちらも英語版。NT5は日本語フォントもあるしIMEもあるしでそれなりに使えるのだが、WIN98は日本語は表示も入力もできずにまったく使えない。
まずはWIN98。インストールにえらく時間がかかるもののインストール完了。使ってみて一言、WIN95と変わらん。中身はそれなりに変わった部分もあるのだろうが、できることはほとんど同じ。FAT32あたりがちょっと強化されているかな。
でNT5。実は私はNT派だ。NT5にはとっても期待している。WIN95インタフェースにしただけのNT4とはぜんぜん違う。そのことはインストール時からすぐに気がつく。PnPだし、WDMだし、NDIS5だし。ただそのせいかどうかNT4のときのものが使えない。βにはSB16のドライバすらない。MSに行っていたときはSB16も動いていたのになぁ。うちのはPnPでないからだめなのかな?NT4のMilleniumのドライバが使えないため、使い続ける気にはならない。このためにちゃんとしたディスプレイを買おうかなぁ。そういえばなぜかCDチェンジャも使えなかった。おっと、なにげなくFAT32のパーティションもちゃんと使えているぞ。空きが少なかったので適当にドライブを指定したけれど、FAT32のドライブにインストールしていたようだ。
- 98年1月19日
95の起動ディスクからシステムを転送し、NTLDER、NTDETECTを消すとNT4がインストールできるようになった。さらに取っておいた元のNT4を上書きコピーしてBOOT.INIを書き換えるともとのNT4環境が復活してくれた。ほっ。でもNT5は立ち上がらない。NT5は再インストールすればいいのだろうが、めんどくさいのでやってない。暇ができたら入れることにして、今はあきらめた。
- 98年1月18日
今日、ディスクの中身を整理してパーティションを切り直していたらNT4もNT5も立ち上がらなくなってしまった。FBTMにインストールされているNT4をFBSEの速いドライブに移そうとして強引にファイルを別ドライブにコピーして、さあNTFSフォーマットしようとNT5を立ちあげると起動途中にダンプ画面で止まってしまう。パーティションを開放した影響かもしれないが原因不明。95だけは立ち上がる。仕方ない、NT4を再インストールしようとしたが、ファイルのコピー後の再起動でNT4のインストーラが動かずにリセットされてしまう。こりゃ95からすべて再インストールが必要なのか!? やることがちょっと強引だったか?
初期状態:
FBSE…先頭から1G(Win95)、2G(再インストール用モジュール群)、2G(NT5)、3G(空き)
FBTM…先頭から500M(Win95-2)、1G(スワップファイル)、1.5G(NT4)
目標:
FBSE…先頭から1G(同じ)、2G(NT4)、2G(同じ)、3G(同じ)
FBTM…先頭から1G(とりあえず空きにする)、200M(スワップファイル)、1.8G(再インストール用モジュール群)
経過:
1.NT4のドライブの中身を3Gの空きにコピーする。
2.FBTMの領域をすべて開放し(NT5上)、目標のようにパーティションを切る(Win95上)。
3.再インストール用モジュール群をコピーする。
4.モジュール群があったドライブを領域開放する。
5.パーティション数が変わっているのでBOOT.INIを書き換える。
5.その領域をNTFSフォーマットしようとしてNT5を立ちあげるが、ブルースクリーンになる。
6.Win95を立ちあげて、WINNT /Bを実行し、ファイルコピー後に再起動を要求するので再起動。
7.インストールを選んで実行するがすぐに選択画面に戻ってインストールできず。
−−−あきらめて寝た−−−
- 98年6月4日
NTでバスマスター
今更NT4SP3にはIDEのバスマスタ転送を可能にするツールがあることを知った。SP3適用後、SP3のCD-ROM内の\support\utils\i386\dmacheck.exeを実行するのだ。
うちでも早速やってみた。検出状態を有効にして再起動。結果はDMA未使用のまま。残念。どうやらレジストリの\LOCALMACHINE\SYSTEM\CURRENTCONTROLSET\SERVICES\ATAPI\PARAMETERS\DEVICExのDriverParameterでDmaDetectionLevel=0x1;が変わった点ぽい。適当に2にして再起動。結果、CD-ROMチェンジャの方だけはDMA使用に変わった。だがHDDの方は駄目。デバイスによって可能・不可能を見てフラグを決めているらしいが、なぜ駄目なのかはわからなかった。FireBallじゃ駄目なのか。CD-ROMだけとか。
- 98年6月10日
NTマシン
元のフルタワーケースに、前に使っていたAX5T、Pen166、EDO64M、DC310Uなどを入れ、Win95マシンからのMillenium、SB32、8Gディスク、CD-ROM(4倍速SCSI)を付けてNT4マシンを作り上げる...つもりだったが、なぜか立ち上がらない。画面に何も表示されない。ピーピピピとかいっているが意味不明。BIOSを入れ直してすぐに使わなくなったのだが、BIOSでも飛んだか?邪魔なボードを外したりメモリを減らしたりCPUを挿し直したりMilleniumを挿す位置を変えたりFDDを付けたりしたが変化なし。散々困った挙げ句、原因はMilleniumのVGAを切っていただけだった。元のマシンで2枚差しにするためにDisableにしていたのを忘れていた。Enableにしたら立ち上がった。
使ってみるとすごく遅い。おそらくはスワップが発生していて遅いだけだろうが、我慢できないくらいだ。この構成で1月前まで使っていたのかと思うと慣れは恐い。スワップの領域を別のドライブにするといいのだろうか? ディスクを95用とNT用に分けるためにディスク内をあっちこっちコピーしまくった。パーティションを切り直す必要もあったが何とか分けることができた。
NTでバスマスタ
NTにCD-ROMチェンジャがなくなったことでIntelのバスマスタドライバが使えるようになった。使ってみたけど効果のほどは不明。わかるほどはよくなってない。参考になるのはこの辺り。どれが速いのかのベンチとか出ている。あまり興味ないけど。
NTでUltraDMA
バスマスタ
NTでDMA
- 98年6月11日
スワップファイル
スワップファイルをSCSIのディスク(システムとは別の装置)に置くようにしたらだいぶマシになった。なんとなく遅い感じはするが、いやになるほどではない。慣れただけかも。安くなってきたしPC100メモリ(CL=2,128M限定)でも買おうかな。今更ソケット7のためにつぎ込む気は無いし。
PROXYサーバ
NTマシンのPROXYサーバを動かせば、95からもLAN経由でInternetにつながる...のだが、私にとっては何のメリットもない。NTでダウンロードしながら95でブラウズする?NTにキーボードが無いのでこっちの方がいいのかも。
- 98年6月16日
NTバスマスタ
どうもIntelドライバは全然遅い気がして削除した。その後MicrosoftのSP3のドライバをインストールして再起動すると、なんとDMAが使えるようになった。うーん、再インストールがミソか?
NTを別領域に新規インストールしてSP3を当ててDMACHECKを動かしただけでもやっぱりDMA使用中にならなかったものの、DmaCheck=0x2にする事で使用中になることが確認できていた。
DMA使用中になったらずいぶん速くなった気がする。ちゃんと動くようになったため、またもやNT再インストールのチャンスを失ってしまった。
- 98年8月1日
NT4再インストール
このページが更新されるのは不幸のあったときってなわけで、ちょっといじったらたちあがんなくなっちゃった。仕方ないので再インストールした。素直に再インストールできてればどってことなかったのだが、今度はNTのインストールすら完了できなくなっていた。それでも何とか復活させて一応使えるようにはなった。時間がなかったのでひまを見つけてはぼちぼち操作していったため、更に復旧まで時間がかかってしまった。これなので「ちょうどいい機会だ」なんて感じではなくなってしまった。
すべてはGeniusのシリアルマウスドライバから始まった。私が使っているのはEasyScroll2で、NTのドライバはどこにもない。昔NetMousePROのNTドライバを入れたらスクロールだけは使えるようになったのでそのまま使っていた。その後Geniusのことは忘れていたのだが、久しぶりにアクセスしてみるともっと新しいマウス(NetScrollとかNewScrollとか)のNT用ドライバが出ていた。「もしかしたら3番目のボタンも使えるようになっているかも知れない」と思って次々に入れていった(結果から言えば使えたのはNetMousePROだけ、つまりは今までと何も変わらなかった)。
そしてNetMousePROの(更新された)ドライバを入れて再立ち上げするとマウスが動かなくなっていた。このとき困ったのは仮想画面のスクロールができないこと。見えない部分は何が表示されているのか知ることができない。スタートメニューもだめ。まあ仕方がない、キーボードでドライバを入れなおそうかと思ってキーボードをつないで(普段はWin98マシンにつないでいる)立ち上げると、何を思ったか「新しいハードウェアを見つけました 101キーボード」なんて言ってきた。ここで困ったことに「キーボードもマウスも使えない」一切操作できない状態になってしまった。PS/2マウスをつないでもだめ。この時点でこのOSはあきらめて再インストールすることに決めた。
そして(デュアルブートにしている)別のWindowsNTを立ち上げてWINNT32 /Bで再インストール。念のためNTの入っていたディスクからProgram FilesとWinntを退避しておく(空きディスク領域を増やす意味もある)。で順調にインストールが進み、最後の「更新された〜を保存しています。」の場面でフリーズ。マウスも動かない。リセットして立ち上げるとまたGUIインストールからやり直し。そこでやり直してみてもやっぱり最後で止まる。WINNT32 /Bからやり直しても同じ。何が悪いのかさっぱりわからない。試しに別のWindowsNTで立ち上げてWINNT下(サブディレクトリ含まず)をコピーすると何とか立ち上がるようになった。怪しい状態だが仕方ない。動くようになっただけでもましか。
その後ドライバからアプリから入れなおしてなるべく昔のデータを使えるようにして何とか終了。3日もかかったし、その間時間がなくてあんまり寝られなかったしで散々だった。
ついでに言えばPS/2マウスを外したWindows98も調子が悪く、USBマウスが使えなくなっていた。立ち上げ時にマウスがつながっていない、PS/2マウスは電源を落としてつなげろとか言ってくる。USBマウスはつながってても使えない。PS/2マウスをつないで電源を一旦切れば復活した。
- 98年9月20日
NTFSの圧縮
前々からうちのNTマシンの遅さが気になっていた。とにかくとっても遅いのだ。会社で使っているNTよりもかなり遅い。前にいろいろいじった時の結論は「ディスクが遅い」だった。そのときはまあFBTM(IDEの4500RPM)だし仕方がないかな、程度に考えていた。で今日人が「Windows95で圧縮したらとっても遅くなった」とか言ってきたので、「圧縮エージェントでWindowsとProgram Filesを圧縮しないにしなさい」と答えた...ら、そういえば私のNTも「すべて圧縮にしていた」ことに気がついた。自分ではWINNTとProgram Filesは圧縮していないつもりだったのだが、実際にはすべて圧縮されていた。(ちなみに会社ではWinntとProgram FilesとNetscape\Usersは非圧縮にしている。)
そこでWinntとProgram FilesとNetscape\UsersとWWW(日々のダウンロードデータが入る)を非圧縮にしようとしたら、えらく時間がかかった。これって今までの圧縮にして使っていたときの遅さをあらわしているの?なんとか圧縮を解除して(空きが足りないので結構消した)再起動したら、結構速くなった感じ。とほほ、こんなんで解決するならLinuxを入れようとか考えなかったのに。まあLinuxを使おうと調べているうちに「インターネットやるならNTよりいい」気になっていていたので、Linuxに切り替えようという方針に変わりはないのだが。
- 98年11月5日
NT5b2J
今まで使っていたNT4を某OS5日本語版β2を使ってアップグレードした。アップグレード作業自体は特に問題なく終わったが、アップグレード後はスワップがかなり発生していて使用に耐えない。メモリ64Mでは足りないようだ。スワップ領域を別のディスクにしたらまだマシになったが、まだまだ厳しい。メモリ増やすかなぁ。
使っていて困ったのは、まずはダイアルトーンを検出しないが使えないこと。アップグレードのせいなのかどうかはわからない。ダイヤルアップの設定で、モデムの設定を変えるダイアログ内にこの設定項目が出てこないのだ。コントロールパネル内のモデムにはあるものの、ここにハードの設定が出てくるのはなんかおかしい気もする。レジストリでX4を探してX3にしてなんとか使えるようにした。詳しくはモデムの説明書を見て欲しい。(ATコマンドXの説明)
そしてシリアルにつないだマウスが動かないこと。昔のドライバを入れたりしてみたが効果なし。どうしようもないのでPS/2マウスをつないだ。原因は分からないが、Geniusのマウスだって所が問題なのだろう。まがい物のドライバを入れようとしているせいもあるのかも。
立ち上げた後もどうもディスクがガラガラうるさいと思っていたら、Indexing Serverが動いていた。こいつは更新情報を求めて読みまくるらしい。普通はそうでもないのかもしれないが、うちではスワップが起きるのでかなりうるさかった。もちろん起動されないようにした。
「Perl徹底活用インターネットダイレクトアクセス 中島靖著 情報管理」
Linuxでのインターネットアクセスで、よさそうなツールがないことにがっかりしていたところに見つけたのがこの本。要するにPerlでインターネットの自動アクセスするプログラムを書きましょうってやつ。メールとかPOP3とかWWWとかFTPとかMIMEとかのプログラムが出ている。わたしもPerlに堪能だったらこれを見てちゃっちゃと作っただろうが、さっぱりわからん私はまだ手を出していない。とりあえずWindowsでも動くようなので、ぼちぼち進めていくことにした。
ウイルスバスターとお気に入り
会社での話。ある時お気に入りを開く速度がすごく遅くなってしまった。1秒に1つくらいずつ表示される感じ。なにをやったせいかはわかっていない。会社のPCは仕事で使う(いわゆるデスクワークに使う)にも関わらずいろいろなものを入れたりちょろちょろ設定を変えたりしているので、ちょっとでも問題が出ると何が悪いのかさっぱりつかめない。まあ被害は小さいしそのままにしていた。
ある時、ウイルスバスターNTが新しくなったので入れ直せ(バージョンは会社で管理されている)と言われたのでバージョンアップして、ついでに設定も見直してみたら、お気に入りの表示(インターネットのショートカットの表示)が速く(と言うか、普通に)なっていた。いろいろいじった結果、リアルタイム検索のファイル形式を全てにしていたことがまずかったことが判明した。どうやら.URLかなんかの検索に問題があるようだ。深くは追求せずにファイル形式を指定して使うことにした。
- 98年12月2日
相変わらず更新のペースが落ちてます。更に書くこともないです。
IE5b2
さっそく使ってみた。ちなみにブラウザ以外はあまり使っていない。変わったと気づいたのは、
・セットアップ用のダウンロードで、勝手にOSを決め付けなくなった。
・ツールバーで表示しきれないときスクロールしていたものが、全てがポップアップ表示されるようになった。
・表示が速くなった。キャッシュが効くようになった?
・履歴がタイトル順、サイト順、表示した順に並べ替えられるようになり、検索も(ようやく)できるようになった。
・移動ボタンができた。(キーボードをつないでないマシンがある私には便利)
・お気に入りの表示が速くなった。(NT)
・メモリの使用量がちょっと(2Mとか)増えた気がする。
・オートコンプリートで一覧からの選択ができるようになった。
って感じ。全体に速くなった印象がある。アクティブデスクトップは使っていないのでわからない。IE5で拡張された機能についてもよくわからない。(私が使うことはないのかもしれない。)
- 98年12月5日
NTの使用メモリ
会社ではメモリが64MのPentiumPROマシンを使っている。2年ほど前の製品で、3COMのPCI LAN, adaptec2940SCSI, Millennium4Mが標準で、ディスクは2GのSCSIだ。こいつのメモリはDIMMのEDOパリありという特殊なやつで、結構高くて会社では買ってもらえないし、その辺に落ちていることもない。仕方ないので64Mでも済むように日々努力している。
今日なにげにイベントログを見ていたら、3COMのドライバでバスマスタにはしませんのようなメッセージを見つけた。ドライバが古いせいかと思って3COMから新しいドライバをダウンロードしてきた。そういえばグラフィックドライバ(Millenniumが付いている)はしょっちゅう更新していたがLANはまったくいじっていなかった。でドキュメントを見てみると、「バスマスタの外し方」が出ている。もしやと思って自分のマシンを見てみると、やっぱりバスマスタを使わない設定になっていた。そういえばこのマシンにLANに関するドキュメントがあったはずと探してみると、付属のドライバフロッピーの中に「NT3.5ではバスマスタでは使えないという報告がある」との記述を見つけた。恐らく昔の私は純粋でこの脅し文句にびびってバスマスタをはずしたと思われる。当時はNT3.5を入れていたのだ。その後3.51→4.0→SP2→SP3→IE4→IE5β2とバージョンアップを繰り返してもその設定は残ったままだったのだろう。LANなんかパフォーマンスには影響ないと無視していたため、気づかなかったようだ。さっそくドライバを最新にして、バスマスタ動作させるようにした。効果のほどはよくわからないが、変更したという気分でなんとなく速くなった気がしている。
同時に使用メモリを減らすべく、必要なさそうなサービスをみんな止め、余計なアプリを動かないようにして、背景や色数を減らしてみたところ、起動直後の使用メモリは64M→48Mほどに減った。本当はIE4をなくすのがいいのだろうが、今となっては外すと使いにくくってしょうがない。今はアクティブデスクトップでWeb表示なし、色数も256色にして(デスクトップのサイズは1600*1200だが)、Webページで表示しない、すべての色を使ってアイコンを表示しない、アニメーションなし、スクリーンフォントの縁を滑らかにしない、ドラッグ中にウインドウの内容を表示しない、スクリーンセイバーは表示なし、背景なし、ポップアップでの説明なし、メニューのスクロール処理なし、別プロセスでフォルダを開かない、スムーズスクロールなし、新しいプロセスでブラウズを開始しないにして我慢している。更にはページファイルを別ドライブ(4G)の先頭に200Mの領域を作って常に150Mにして、もちろん圧縮なんて一切なし、ウイルスバスターのリアルタイム検索は指定ファイルのみで圧縮ファイルは見ない、AOL, MGA QuickDESKは起動させない、WWWサーバ、FTPサーバは動かさない、Messanger, MSDTC, LM Security Support, Protected Storage, Task Scheduler, MGA Ctrlなんかの停止もさせている。今ではウイルスバスターが結構大きなメモリを取っているので何とかしたいところだ(会社の要請で入れているので外すわけにはいかない)。Explorerのメモリ使用量が増えてたら強引に終わらせて再起動も行っていたりする。
最近はレジストリのサイズの大きさに参っている。今ではシステムのプロパティを見ると12Mとか言ってくる。本当は再インストールして必要なものだけ入れるようにしたいのだが、そんな時間がない。
今でもこんな状況で、Windows2000にするときにはどうするんだろ。今より+20M位必要になりそうなのだが。
IE5を入れてからCD-ROM内の含まれる文字列での検索ができなくなった気がする。
- 99年1月17日
NTのレジストリ縮小
知っている人もいるように、レジストリは値やキーを削除してもサイズが減ってくれない。会社のNTマシンのレジストリはLOCALMACHINE+CURRENTUSER(ntuser.dat+system+software)で16Mもある。もしかしたらレジストリを作りなおせば減ってくれるかもと思い、試してみる。Windows95/98ではMicrosoftのサポートページに出ている(Windows95でsystem.datとかすると見つかると思う)のだが、NTのREGEDITではここに出ているオプション(/L:とか/Eとか/Cとか)が使えない(みたい)。
そこでとりあえずntuser.datだけは次の手で更新できそうと思ってやってみたところ、
更新前:2156K
REGファイル:2496K
更新後:1848K
と15%くらい減ってくれた。
ntuser.datの再構築
作りなおしたいユーザーをUSERA,一時的に作るユーザーをUSERBとしている。またどちらにもadministratorsグループの権限が必要かもしれない。
USERAでログインしてREGEDITでHKEY_CURRENT_USER下をレジストリファイルに書き出す。(以下usera.reg)
ユーザーマネージャーで新しくUSERBを作る。(administratorsグループにする)
USERBでログイン。
もしものためにUSERAのレジストリ(\winnt\profiles\USERA\ntuser.dat)をコピーして取っておく。
usera.regを実行。REGファイルの中身がUSERBのレジストリに反映される。
administratorでログイン。
USERBのレジストリ(\winnt\profiles\USERB\ntuser.dat)をUSERA下にコピー。
USERAでログインできることを確認。
ユーザーマネージャーでUSERBを消す。\winnt\profiles\USERB下を消す。
※ちなみに8.でログインするとツールバーが出なくなっていて、デスクトップ上のアイコンもきれいに整列させられていた。私はこうやってみたが、もっとまともな手があるかもしれない。
その後同様の手口でsystemとsoftwareを再構築しようとした(NTをもう1本インストールしてsystemとsoftwareをコピーして...)が、NTが立ち上がらなくなったり、explorerがアプリケーションエラーになったりした上、できそこないのレジストリがほとんど減ってくれていない(softwareは10920->10528,systemは1680->1484)ので努力する気がなくなった。少なくとも余計な領域というのは少ないようで、サイズを減らすにはまずは使っていないキーをざくざく消す必要があるみたい。やっぱりインストールしなおしが一番よさそうだ。(いやメモリを増やすのが一番手っ取り早いか。)
- 99年2月16日
Outlook Express 4のデータ共有
今まではNetscape Communicatorでニュース受信を行っていた。ただ受信はサーバマシンで行っていたため、普段使うマシンではニュースを見ることができなかった。Netscapeをふだん使うマシンに入れれば良かったのだが、どうも新たに入れる気にならなかった。そこで突然OutlookExpress4を使うことにした。(もちろん他のニュースリーダーでもよかったのだが。)Outlook Expressにしたのは単にそこにあったから。OE5β2にしなかったのは、OE5からはどうもデータの管理方法が変わったらしくてうまくいかなかったから。IE5正式版が出たらまた考えることにした。
やりたいことは次のことである。
サーバマシンではプロバイダにつないだときに指定したニュース記事をすべてダウンロードしておく。
もちろんサーバマシン上で、プロバイダから切ったときにもニュース記事を読める。(ここまでなら今までもできていた。)
サーバマシンにLANでつながった普段使うマシンで、サーバマシン上のフォルダを共有してダウンロードした記事を読めるようにする。
つまりはサーバマシン上だけにニュースのコピーを置いておき、普段使うマシンにはデータを置きたくなかったのである。普段使うマシンでニュースを読むだけなら、サーバマシンにプロキシを置くなりゲートウェイするなり手はあるのだが、ダウンロード操作はサーバマシンで行いたかったのである。
やるべきことは次のとおり。
サーバマシンでOE4をインストールして必要な設定を行う。
プロバイダにつないでニュースグループ一覧を得て、購読グループを選択する。
記事をダウンロードする。
ニュースを落とすディレクトリを共有する。私の場合は\Internet Data\Outlook Express。この下にMailとNewsというディレクトリができている。一度設定した後、どのようにしてディレクトリを変えられるのかはわかりません。私はレジストリを直接いじってます。
次の2つのレジストリキーを.REGファイルに書き出しておく。以下順にACCOUNT.REG、OUTLOOK.REGと呼ぶ。
HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Internet Account Manager\Accounts\XXXXXXXX
HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Outlook Express
ここでACCOUNT.REGのXXXXXXXXは、Internet Account ManagerのDefault News Accountに書かれている値。
これでサーバマシンの操作は終わり。
クライアントマシンでOE4をインストールして必要な設定を行う。OE4が立ち上がる程度でいい。
サーバマシンの共有ディレクトリに接続し、ドライブレターを割り振る。ログオン時に再接続にチェックするといい。(こうしなくても\\WIN95\OUTLOOKなんかで使えるのかもしれない。)
OUTLOOK.REGでStore Rootの値を7.のネットワークパスに変更して、OUTLOOK.REGをクライアントマシンに反映させる。
クライアントマシンでレジストリエディタを使って
HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Internet Account Manager
のDefault News Accountを見て、この数字を覚える。
ACCOUNT.REGの[HKEY_CURRENT\....\XXXXXXXX]のXXXXXXXXの値を9.で得た値に変更して、ACCOUNT.REGをクライアントマシンに反映させる。
以上でできるはず。 ちなみにOutlook Express 5ではHKEY_CURRENT_USER\Identities以下の情報も関係してくる模様。詳細不明。上の手順の5.と10.を行わないと、ニュースサーバ名は見えるのにグループがないという状態になってしまいます。
これでデータは共有できた。この環境で使っていて気づいたのだが、OutlookExpressはプロバイダから記事をダウンロードする速度がNetscapeよりも速い。うっかりネットワークがつながっていないときにOE4を立ち上げると管理フォルダをどこにするか聞いてくるが、キャンセルしてネットワークドライブをちゃんと設定するとよい。クライアントマシンでは基本的にLAN接続のオフラインで使うとよい。
この共有の仕方をしていると、サーバとクライアント間で
未読既読の情報の同期が取れる。
Outlookの設定(ウインドウサイズとかフォントサイズとか)が独立する。
クライアント側での記事の投稿が、サーバマシンでプロバイダにつないだときに実際に投稿できる(かな?)
- 99年3月23日
IE5
ご多分に漏れず3日程してダウンロードしてみた。やはりダウンロードサイトは重かったものの、無事にWin95/98+NTの他国語フォントなし(約50Mバイト)をダウンロードできた。その間アプリケーションエラーでWindowsを殺されたり、無事にダウンロードできたって言うんで見てみたら全部のファイルが1Kバイトだったりとかはあったが。で早速入れてみたものの、しろーとの私には違いがわからない。いや、β2に慣れちゃっているのでβ2との違いがわからない。まあインストールしてひどい不都合もないのでうちのWindows98*2と会社のNT4マシンにインストールした。たまにメニューが開かなくなるけど、一度他のIEのウインドウにフォーカスを移すと開いてくれるようになっている。
全てのマシンにおいてOutlook Expressのデータの移行は失敗した。1つは空きディスク容量が足りない、移行には96Mの空きが必要といわれてキャンセルしたら、もう移行させてくれなかった(会社のNT4マシン)。仕方なく購読するニュースグループを選択しなおした。家のインターネットサーバのWindows98では以前インストールしていて今はアンインストールしたOE5β2を見つけてこいつからデータ移行したもよう。この中は空だったので今まで使っていたOE4のデータはまったく取れなかった。もう1台のWindows98ではOE4も見つけてくれずにそのまま完了。新規インストール扱いになったもよう(こいつは保存フォルダをネットワークの先にしているのでまあ仕方ないかも)。OE4からのデータのインポートを行うと、メールのデータだけはうまいこと移せた。だが購読ニュースグループは復活しないし、ダウンロードしたニュース記事も移行できず、ニュースグループを取り直しになった。ここはやたらとニュースグループが多い(1万くらい)のでそんなことは2度とやりたくなかったのに。これを含めてOEのできはどうもよくない気がする。
細かい改良は結構あって、ステータスバーの表示範囲が広くなったとか、エクスプローラバーのお気に入りなどでホイールが使えるようになったとか、ツールバーの>>での表示が小さいアイコンになってアイテムの移動が可能になったとか、IEのフォーム入力でパスワードなどが自動入力できるようになった(またセキュリティ問題が出そうな機能だが)とか、OE5でサーバと同期を取らないことができるようになったとか、OE5のユーザ情報が違うところに入るようになったとか。どれがIE4からの違いで、どれがβ2からの違いなのかはすっかりわからなくなってるけど。
一番困っているのは、NT4上でWWWCで新しいウインドウで開くにすると開くたびに新しく生まれるIEのプロセスがどんどん大きくなっていくこと(うちではβ2の時から)。タスクマネージャで見た感じでは今のIEXPLORER.EXEのコピーを作って更に新しい情報用にメモリを奪ってる感じ。普通に使っている分にはそれほどでもないんだけど。なぜかNT4を再起動したりWWWCで新しいウインドウで開いたりすると「新しいプロセスでブラウザを開く」が勝手にONになっちゃうし。15個くらいWWWCでウインドウを開いているとスワップが軽く200M超えてたりしてるし。もしかしたら使ってるNT4がおかしくなっているのかもしれないけど。今は次のようなバッチをかましてWWWCで開くようにしている。(WWWCのブラウザにこのバッチを、更に新しくブラウザを開くにチェック。)
"C:\Program Files\Plus!\Microsoft Internet\IEXPLORE.EXE" %1
これだと新しいウインドウで開かれても同じプロセスで実行されるし、新しいプロセスで...のチェックONでもプロセスが異様に大きくなることはないしで都合がいい。CGIで=が入っているとうまく伝わらないが、次のようなHTMLを作って適当なディレクトリに置き、ブラウザで開くURLにこのファイルを指定する(C:\TEMP\SP3.HTMLのように)といいようだ。自動的にCGIの先を開いてくれる。METAタグがミソ。
<html>
<head>
<meta HTTP-EQUIV="Refresh" CONTENT="1; URL=http://www.sp3.com/cgi-bin/bean.pl?ofs=-1&ch=300">
<title>
</title>
</head>
<body>
<p>
<af="http://www.sp3.com/cgi-bin/bean.pl?ofs=-1&ch=300">http://www.sp3.com/cgi-bin/bean.pl?ofs=-1&ch=300</a>
</p>
</body>
</html>
ちょっとCMD.EXEがうるさい(startを使うと別のウインドウで開いてくれない)ことに問題が残っている。これでうちでは落ちまくりのNCを使わなくて済むので結構ありがたい。20〜30枚くらいは平気で開ける。
- 99年7月15日
メモリの少ないWindowsNT
なぜか会社のWindowsNTのことはここに書くことになっているので、ここに書いておく。未だに会社で使っているのはPentiumPRO200+Millennium+64M EDOのマシンである。一番の問題はメモリが少ないことであるが、DIMM EDO ECCというものなので、あまり売っていない。売っていても付くのかどうか疑問がある。てなわけで64Mでやりくりしなくてはならない。前まではなるべくプログラム・サービスなどを起動しない状態で使おうと努力してきたが、それも限界になってきた。最近の流行りは「使うプログラムはあらかじめ起動しておけ」である。使っていて一番つらいのは新しくプログラムを起動するときだからだ。あらかじめ起動しておけば待たされる時間はまだ短くてすむ。代わりに起動時間がえらくかかる(15本ほどのプログラムを起動するのだから当然だ)のだが、これは1日に一度きりなのでまあ我慢できる。おかげで起動が終わったときには120M程のメモリを必要としているもよう。あまりにも重くてつらかったのでIE4(のアクティブデスクトップ)は入れずに、IE5を入れてしまっている。
- 2000年1月10日
Windows2000RC2
なぜか手元にWindows2000RC2のCDがあったので(どっかの雑誌に付いてきたもの)、何となく入れてみる。本当はタイミング的には会社でちゃんと評価しないといけないはずなのだが、別件で忙しくてそれどころではない為に全然使っていなかった。β2の頃はまだちょっとは使っていたのだが、β3以降は全然使っておらずいざ使おうという時に困るので、ちょっと使ってみようというところ。
いきなり何も考えずにCDを突っ込んでブートしてインストールを試みるのだが、どうやらAdaptec2940の認識を間違えておかしくなるようで、インストールできない(最初の画面にすら到達できない)。危なそうなFT66と共に外してみると無事にインストールが始まって、立ち上がるようになったものの、GUIが立ち上がる場面で止まってしまう。うちではAIW128とTNT2AGPのボードがうまく調停できていない気がしていたので、TNT2を外してみると無事に立ち上がった。
困った点を列挙するだけで、Windows2000自体の評価はここではしません。
- 2000年2月17日
とりあえずインストール
ちょっと前からRC2なんかを入れていたりしたが、製品版を入手したので再インストールした。次のものは単にインストールしただけでは使えなかった。
・Fasttrak66(IDE-RAIDコントローラ)
・Logitec LUB-SC(USB-SCSI変換)
・I/OデータGA-BCTV2(TVチューナ/キャプチャ)
・3DFx Voodoo(3Dアクセラレータ)
・WELLCON WM-5614ARP(56K外付けモデム)
次のものは一部の機能に問題あり。
・TMC TI6NBF+(440BXのマザーボード)ACPIにならない。
・ONKYO SE-U77(USBサウンドプロセッサ)USBオーディオ出力以外は×。
・TOTOKU CV821X(ディスプレイ)USBによる画面コントロールが×。
・Justy UMN-400I(USBマウス)スクロールが逆になる。
・TOMCAT 3MODE FDD そのままでは3MODEにならない。
・Nakamichi MJ5.16(CD-ROMチェンジャ)1ドライブしか使えない。
Fasttrak66に関しては、ブートデバイスに使わないのならインストール後にWindows2000用ドライバを入れれば済む。Voodooはドライバを入れればGlideとしては使える(らしい)。56Kモデムは手でインストールすればいい。モニターもプラグアンドプレイモニタになる(これでも問題はないようだが)ので、Windows95用のINFファイルを指定するとCV821Xになる。ついでに3D Blaster TNT2Ultraのドライバも得て、インストール。AGP Wizardも使えたが、OverClockingUtilityはだめだった。
ちょっと怪しかったSmartJoyPad2はそのままで4軸16ボタンのデバイスとして認識される。Justy UGJ-01(USB-ジョイスティック変換)につないだFormuraT2(ハンドル)は2軸4ボタンデバイスに設定すればいい。結局だめなのは次のもの。
・TOMCAT 3MODE FDD そのままでは3MODEにならない。
・Logitec LUB-SC(USB-SCSI変換)
・ONKYO SE-U77(USBサウンドプロセッサ)USBオーディオ入出力以外は×。
・TOTOKU CV821X(ディスプレイ)USBによる画面コントロールが×。
・I/OデータGA-BCTV2(TVチューナ/キャプチャ)
・TMC TI6NBF+(440BXのマザーボード)ACPIにならない。
・Nakamichi MJ5.16(CD-ROMチェンジャ)1ドライブしか使えない。デジタル音楽CDが使用できない。
・Justy UMN-400I(USBマウス)スクロールが逆になる。
TOMCAT 3MODE FDDはWindows2000用ドライバ(ベータ版)を入れても3MODEになっていない。...後でFDDの方のドライバを入れ替えていなかったことに気づき、FDDコントローラとドライブの2つのドライバを入れ替えればちゃんと機能した。(ちゃんとドキュメント読めよ)
次の2つはメーカーがサポートするといっているのでドライバ待ち。次の3つは望みが薄い(サポートしないとも言っていないが)。最後の2つはメーカーもサポートしないと言っている。
S/W
いろいろと問題が多い。標準のものではCDプレイヤが使えない。CDをいろいろアクセスしながら応答がない状態になる。チェンジャが悪いのか、DVDプレイヤが悪いのか、USBオーディオが悪いのかは不明。他のプレイヤではDVDプレイヤに入れた音楽CDを認識しない。唯一、CD2WAV32の設定で読み出しにクラスドライバを使用するのチェックを外してデジタル再生を行うことで再生が可能。ASPIドライバは、WinCDRかWinDVDかのインストール時に入ったもので使えているもよう。WinDVDとかVideoCDは使えているが、なんか絵が汚いような...
他も再インストールの必要なものがいくつかあるが、そこそこ動いている。ああ、ゲームは結構だめです。Bleem!もだめ。3D Mark MAX 99はDirectX6.1を要求してきてだめ(が、そこを飛ばすと動く)3D Mark MAX2000とかFinalRealityは動く。自分的にはNASCAR3が動くのでまあよい。親指ひゅんQ(なんだよそれ)もうまくない(NTでもIME98以降だめだったが)。
標準でドラッグ中にウインドウの内容を表示するになっているのだが、Windows98と比べるとスムーズに動いているような気がする。
SE-U77は電源断からいきなりWindows2000で使おうとすると音が出ない。一度Windows98を起動して(すると音が出る)、再起動でWindows2000にするとちゃんと音が出る。
EX68はログイン名が違うと同じROMイメージが使えないとかで怒られる。なんとか無理やりクリアしてもアプリケーションエラーで動かない。I/Oポートかと思ってTOTALIO.SYSを入れてもだめ。デバッグする気はなかったのでそのまま。
- 2000年2月26日
ACPI
どうやらほっといてもACPIになってくれないようなので、余計なデバイスを外した上にインストール時にF5を押してコンピュータの種類を選ぶことにする。うちではなぜか最初のインストール用デバイスのスキャンで止まることが非常に多い。何度目かのトライでここを切り抜け、無事にインストール終了。まあ外したのはUSBデバイスとVoodoo、TVキャプチャボード、LAN。いざ入ってみるとスタンバイも待機状態も問題なく移れるもよう。電源ボタンで待機状態もOK。その後USBデバイスをつないでも大丈夫のよう。なぜかCOM1がCOM2になっている(COM2をBIOSで生かすとCOM2が2つできる)が。
ところがFT66のドライバを入れたらスタンバイ・待機状態にできなくなった。あらら。
USBデバイスを増やしてから、電源ON後のマザーボードBIOS画面から抜けるのがかなり遅くなっていた。USBデバイスをHUBの先まで探している雰囲気。リセット時や再起動時にはそんなことにはならない。BIOSでPnP OS InstallをEnableにしたところ、時間がかからなくなった(と思う)。
- 2000年2月28日
ゆえあって会社のデスクトップマシンにWindows2000を入れることになった。会社マシンの常として、結構古い。430FXにPen133、adaptec2940にMillennium、ISAのLAN。パソコンそのものはメーカーの対応機種に出てないし、LANは非対応をうたっているし、2940も怪しいし、CD-ROMでブートできないし、ディスクの空きもこころもとない。今までは快調にNT4が動いていて壊したくなかったので、別のパーティションに入れることにする。(ディスクくらい買ってくれてもいいだろうに)
ディスクはSCSIが2台つながっていて、全パーティションがNTFS。なんとか空けられたのは2本目の2番目のパーティション。既に入っているWindowsNTからWinnt32を実行し、パーティションを別にし、ついでにディレクトリも\win2000に変更する。ひとまずテキストセットアップが終わって、その後の再起動時にntoskrnlが無いと言って立ち上がってくれない。NTで立ち上げなおして確認するが、ちゃんとある。試しにCドライブに\win2000下をコピーしてboot.iniを書き換えて起動してみるとちゃんと起動できる(まあインストールの準備中にハングしたが〜後述)。どうもARC名かNTLDRかが悪いもよう。
ARC名がおかしいなら同じパーティションにNTをインストールしてみれば確認できるはず...と思ってブートフロッピーでインストールを試みる。テキストセットアップが終わったので元のNTで立ち上げてみるか...と思ったら、ブートメニューが出てこない。どうやらWindows2000環境にNT4を入れようとするとハマるもよう。
Windwos2000をインストールすればいいかと思って起動ディスクを別マシンで作ってインストールを試みるが、空きが無いと言って入れさせてもらえない。なんとか800M程の空きを作ってそこに2000とNTのインストールを途中まで進めたのだから当然だが。別のプログラムが入っているのであまりフォーマットはしたくない。Windows2000で修復を試みるが、修復できるWindows2000はないと言われる(そりゃインストール完了していないんだから当然だ)。そこでNTでブート関係の修復を試みるとインストールされているNTを見つけ出して修復は完了。再起動すると無事にNTが起動できるようになったのだった。
結局、本当に別パーティションにはインストールできないのか、Windows2000の環境にNTを入れるのは本当にまずいのかはわかっていない。
で、Cドライブに移した\WIN2000だが、おそらく非対応のLANボードがまずいのだろうと思ってちょうどLANボードを交換したがっていた人にうまいこと言ってNE2000互換のものと交換してもらった。PCIのボードなら結構ごろごろしているのだが、この会社マシンにはPCIの空きがない。
ボードを入れ替えてお互いのマシンでNTで動くことを確認した後(実際にはここにもいろいろとあったのだが略)、Cドライブの\Win2000でインストールを続けると前にハングしたところは無事に通過できた。が、やっぱりCドライブには空きがなくて途中で失敗。入れられるようにアプリケーションを選べと言ってくるのだが、全て削っても入りきらなかった。まあ無理やり空きの少ないパーティションに入れようとしているのだから当然だ。
ここまできてちょっと挫折。後できることといったら、SCSIのブートデバイスのIDを変えて2本目ディスクから起動するように変更するか、今のNTの環境をあきらめてCに空きを作るか位。もちろん新しいディスクを調達して起動に使う、あるいはもっと新しいちゃんとしたマシンを調達するというまっとうな手もあるはずだが、どちらにしろ調達できる望みが薄い。
翌日、SCSIのブートデバイスを変えてみたが、ブートに必要なものが全てシステムパーティション(NTLDRのあるパーティション)に入らなかったようで、ブートメニューも出ない。一部のファイルがないことに気づいて手でコピーしてみると、ブートメニューは出るようになって選択してみると真っ暗なままでブートせず。更にID=0のドライブを外して2本目のディスクだけにしてみるがだめ。仕方ないので2本目のディスクのパーティションを切りなおして最初のパーティションにWindows2000が入れる領域を作ってみた。とりあえず作っただけで時間切れ。
2本目の最初のパーティションをフォーマットしてインストールしたが、勝手に拡張パーティションにされ、第2パーティション(これも基本パーティション)にブートファイルが入った。それでも起動できない。
更に起動ディスクの第2パーティションに入れようとしたがやっぱり起動せず。いろいろと見ていると、SCSI BIOSで1G overのサポートがDisableになっていた。よくわからないが、このせいで後ろのほうに起動関係のものが入っているとだめだったもよう。2000自体はこの制限は関係ないはずだが、BIOSでサポートしていないと使えない。一度どちらかでパーティションを切ってしまうと、BIOSの設定を逆にするとそのままではアクセスできず、パーティションを切りなおさなければならない。
考えた末、BOOT.INIのmulti(BIOSでアクセスする)をやめて、scsiにするといいのではないかと考えた。幸いにしてNT4時代に入っていたNTBOOTDD.SYSがあったのでそれを使う。基本的にDrivers下にあるSCSIボードのドライバを名前を変えて置けばいいはず。
で起動してみると、これが正解。どうやら1G overサポートを切っていた(なぜそうなっていたのかは今となっては不明だ)のがまずかったもよう。その後は問題なくインストールが進み、無事にインストールできた。一気に1G程の領域を取られたのは痛いが、入ってくれてよかったよかった。これでようやく仕事が進められる。
- 2000年3月3日
親指ひゅんQは、Windows95のAPIを使うにすると何となく使えるようになった気がする。
なんか、DllcacheとDriver Cacheという異常にでかいフォルダを発見。邪魔なので削除した。エクスプローラで全部大文字8.3ファイルが、まともに全部大文字で表示されるようになった気がする。ネットワークで別マシンの共有にドライブ文字を割り当てていると、いつのまにか×が付いている。なんか、NT4に比べると動作が結構トロい気がする。特にエクスプローラでフォルダを開いたり、メニューをいじったりしているとき。グラフィック自体はあまり変わらない気がするのだが...
Windows2000非対応の某社製LANボード。ISA非PnPもの。2000にあった別NIC用のINFや95INF、NT INFを参考にINFを書き換えてドライバをインストールできるようにしてみた。インストールでき、ドライバは起動されるが、動作の確認ができていない。会社じゃNE2000互換に代えてもらっちゃったし、家では相手になるマシンがない。
いの間にかキーボードドライバのために休止状態にできなくなったなと思っていたが、AltIMEが邪魔をしていたもよう。最新版(しっかり言うと2.25)を入れるとちゃんと休止状態にできるようになった。
- 2000年3月18日
新マシン
どうせならAthlonを買ってからと思っていたが、結局どこぞにあったMMX Pen166で1台くみ上げた。ものはほとんど揃っていたものの、メモリとHDDがなかったために止まっていた。
メモリは壊れていた128Mメモリをアドテックの永久保証を使って交換してもらった。アドテックに送りつけると1週間ほどして新品が送られてきた。HDDはしかたないのでWindows98マシンからIDE HDD2台を外した。マザーボードは昔のAopen AX5T、マウスはPS/2マイクロソフトマウスとUSBのもの、サウンドはMX300、LANはDECの100M、ビデオはAllInWonder128(借り物)、SCSIはTekramのDC310U、モデムもWindows98にあったものを外し、FDDとCD-ROMはとりあえずなし、キーボードもなしにした。
ものはあっという間にでき、あっさりインストール完了。特別なものは何もないので問題も出なかった。そういやこのマザーボード(430TX)でUSB動かすのって初めてだわ。
今回はNetMeetingのデスクトップの共有とインターネット接続の共有を使ってキーボード、マウス、モニタを1台で済ますことにする。インストール中はキーボードを何度も差し替えたがデスクトップの共有ができたら差し替える必要がなくなった。共有されるのがWindows2000のため、キーボードが必要な場面はBIOS設定くらいである。
ただデスクトップの共有では、クライアントマシンでAltIMEと親指ひゅんQが動いていると漢字変換がまともにできない。一時的に常駐を外せばいいのだが。
よく考えると、Celeron266で組んだほうが良かったような...
さすがにUSB LANでは遅いのか、デスクトップ共有はちとつらい。のでIntel LAN(82557)を入れてみる。が、ドライバが入らない。どうやらFT66と共有ではイカンらしい。スロット位置を変えたら無事に動くようになった。
で、LANでWindows98マシンとWindows2000マシンとでお互いをなるべく元のドライブ名になるように共有しているのだが、なぜか2000から98へのデータ転送が異常に遅い(10Kバイト/秒程)。逆は2Mバイト/秒近く出るのに。その昔にあった現象と似ている。古いIntel LANの問題かもしれない。しかたないのでNetBEUIを入れる。ついでなのでファイル共有はIntel LANのNetBEUI、TCP/IPはUSB LANに振り分けた(深い意味はない)。システムモニタでNICごとに転送量をモニタできるということで。
- 2000年3月20日
再インストール
まあMMX Penでもよかったのだが、変更ついでにCeleron266に変えた。400で動かす。さすがにMMX PEN 188よりはずっと速い。縁起ものなのでフォーマットからやり直す。大きな事件もなくインストール完了。さすがにFDDもCDもない環境ではあまりにつらかったが...
IISも入れてめでたしめでたし、必要なくなったWindows98マシンからPWSを削除した...後でWindows98でもWebサーバが必要だった事に気づき入れなおそうとしたら、MTSのエラーでインストールができない。散々いじった挙句、前に出たレジストリを前の状態に戻されたのが悪かったのかも、と思いつき、Windowsを再インストールする。98->98SE->DX7aと入れ、何とか使える程度に戻せた。まだ入れていないものがいっぱいあるのだが、まあ必要な都度入れることにして、終わりにした。
会社では無事にWindows2000で動かせている。ディスク容量がちと心もとない以外は快適に使えている。探してみると、DllcacheとDriver Cacheが余計に思えたので即削除...はやめてまだ空きのあるドライブに移動。ついでにDllcacheは圧縮する。やっぱり1Gのパーティションにインストールするのは無理があるなぁ。
タスクマネージャは起動の仕方によって設定を覚えていないときがあるもよう。ショートカットから、タスクバーを右クリックして、Shift+Ctrl+ESCによって、Alt+Ctrl+Delからと起動方法がいろいろあるが、この間でデフォルトに勝手に戻ってしまうことがあるようだ。が、いつのまにか問題がなくなってしまった。
エクスプローラで8.3形式のすべて大文字のファイルがすべて大文字で表示されるようになった。わざとなんだか気づいてないのかわからないが、まあ普通に表示されるようになった。また、ファイルのプロパティでMS-DOSファイル名(8.3形式のファイル名)の表示ができなくなった。コマンドプロンプトでdirに/Xオプションを付ければ見ることはできるのだが...
- 2000年6月17日
IEとデスクトップヒープ
私はIEの画面を大量に開いたままにすることが多い。Webを見ていて気になったページを「新しいウインドウで開く」にして次々と開いておき、時間があるときに適当に読むからだ。読み終わったらちゃんと閉じるのだが、大抵開くほうが多くて読む時間がないので殆ど閉じられずにウインドウがどんどん増えていっている。が、困ったことにこれで開けるIEのウインドウは30〜50個ほどしかない。じきにメニューがなかったりステータスバーがなかったり中身が表示されなかったりしてしまう。このときには他のアプリの起動ができなかったりするので何らかの資源がなくなっているのだと予想される。
ここでWindows95/98にはリソースの制限があってウインドウを開ける数が制限されたり、メモリが足りなくて新しいアプリが起動できなかったりしたことを知っている人もいるだろう。Windows2000ではこのリソースの制限はなくなったものの、やっぱり資源は有限なわけでいつかは不足する。どうやらIEやWordはこの資源を大量に消費するらしい。(EmEditorも)
この不足する資源は何なのかがよくわかっておらず、30程IEを開いたときにはそれ以上開かないように気をつけてきた。が、ついにその正体がわかった。どうやらデスクトップヒープと言われるものらしい。こいつはメニューやツールバーなどを出すときに消費される。NT3.5では512K、NT4/2000では3Mであり、普通は枯渇することはないという。なぜ制限しているのかというと、パフォーマンスが悪くなるからだという。普通はなくなるものではないので、なくなるようだとアプリがリークしていないかをチェックしたほうがいいという。が、どう考えてもIEをたくさん開いたときには枯渇しているはず。IEをそれなりに終わらせると再び同じくらいまで使えるようになるし。
で、その情報を元に5Mに変更してみると、確かに開ける数は私が普段使う分には困らないくらいに増えた。特に大きな問題も出ないようなのでこのまま使うことにした。
問題のレジストリは以下。
\\HKEY_LOCALMACHINE\System\Control\SessionManager\SubSystems
のWindowsの中のSharedSectionの2つ目の値(Kバイト単位)。3072->5120に増やしてみた。
参考URLというか、そのまんま。
- 2000年9月6日
IoPageLockLimit
都合によりこのレジストリの値を変更する必要が出てきた。その影響を調べるためにHPを検索してみると、あるわあるわ。いくつもヒットして、どれもはんを押したように同じことが書いてある。曰くディスクI/Oに割くメモリをKByte単位で指定する、メインメモリの量によって指定できる最大サイズがある、デフォルトでは512Kであるなど。どうやら某雑誌が書いた内容をそのまま(まとめて)書いてあるようである。いろいろ見たが、測定してみて効果の程を説いているページは見当たらなかった。
はっきり言って私は驚いた。実は私がこの値を変更する必要が出てきた理由は別のところにあったからだ。私はドライバのプログラムを書いていた。このドライバは都合によりロックした(スワップアウトしない物理的に連続な)メモリを大量に確保する必要があった。NT4の時には何も考えずにメモリ128Mに対して80Mとか、それっぽい値まで確保できていた。が、Windows2000にそのドライバを持っていくと、そこまで確保できない。確か28M位までしか確保できなかったのだ。レジストリなどをいろいろ見ていくとこのレジストリを見つけ、いろいろ触った結果、ここに必要なバイト数+α(10メガ程度)より大きな値を入れると無事確保できるようになった。
で、話は元に戻る。ここを増やせばいいことはわかったが、増やしたことによる影響はないのか?検索をかけると例の文面が大量に引っかかった。そして疑問が出てくる。この大量に出ていたもの(出元は同じ?)は本当なのだろうか?少なくとも私の調べではここはバイト数を指定しないといけない。0x0800000(128M)では128Mの確保ができないのだが、0x08800000(128+8M)では128M確保できる。おそらくはI/O用にドライバがロックできるメモリの量をOS全体でどれだけにするかを制限するのに使われるのではないか(もちろんディスクドライバもその一部を使用している)と思われる。とすると、メモリ量に対する最大サイズは単にディスクドライバがそれだけ使うように設計されている、実際にはもっとメモリを使っていて、あまりに小さい値は無視されているのではないか、あるいは0x00004000(16K)の時には本当にそれだけしか使わない(デフォルトよりも小さい?)のではないかと考えられるが、どうだろうか。 実際にこの値にした結果、ディスクのパフォーマンスが上がるのならば、私のドライバに対して取った対策ではディスクパフォーマンスを変化させてしまうのかもしれない。
もしかして下位2バイトはKバイト単位でディスク用のものを指定して、上位でMバイト単位で全体を指定するのだろうか?そんな使い方するレジストリって聞いたことないけど。
SecondLevelDataCache
同様にこの値もよくわからない。大抵は2次キャッシュの量をKバイト単位で書け、Katmaiなら512、Coppermineなら256だ、とある。効果のほども良くわかっていない。が、この名前はデータキャッシュの量のように見える。謎である。
ちなみにMSの説明によれば、最近の(Pentium or Pentium PRO以降)CPUではこの値はCPUから直接読んできているので、設定する必要なし、設定していると返ってまずい結果を引き起こす、ということになっている。
- 2000年10月1日
Windows2000(NT)で優先度を指定して起動する
・起動したいアプリケーションのショートカットを作る。
・ショートカットのプロパティでまずアイコンの変更で適当なアイコンにする。
・リンク先の頭にCMD /c start /min /low を追加する。意味についてはWindows2000ヘルプのコマンドリファレンス(CMDとstart)またはcmd /?、start /?を参照。/minは気分である。以上。
/lowは優先度低である。他に/realtime、/high、/abovenormal、/normal、/belownormalがある。
先にアイコンを設定しておかないと、コマンドプロンプトのアイコンになってしまって面倒なことになる。
もちろん、コマンドプロンプト上でいきなりstart /min /low 実行ファイルでもいいし、ファイル名を指定して実行でcmd /c start ...でもいい。
が、スペースの入ったパスではうまくいかない。(気がする)
- 2001年5月27日
SP2
SP2があったので当てる。更にMP7.1があったので当てる。そしてIntelInfの新しいやつもあったので当てる。いずれにしても効果の程は?であった。そもそもIntelInfは私の環境で何か更新されるものなのだろうか?新OS(XP)と新チップセット(860,ICH3)の対応だけが増えていっているのではないのか?よく分かっていない。
当てた後特に問題なく使えていた気がしていたのだが、どうしたわけかFinalRealityとかColinMcraeRally2とかの3Dものが動かなくなっていた。3DMark2001とかは動くんだけど。何が悪かったのかは不明。DirectX8を入れたがだめで、ビデオドライバを入れなおしたら無事復活した。
ちなみに会社の低速マシン(K6-2 333)に入れてみたところ、明らかに画面周りが速くなっていた。画面描画が速くなったのか、スクロール周りなのか、エクスプローラなのかははっきりしないが...
どうやらSP2をあてたことによって、スタンバイからの復帰時にUSB-LAN等が使えなくなる問題は解決されたようだ。挿し直す必要がなくなり、普通にスタンバイが使えるようになった。STRはやっぱりだめ。
MP7.1も効果がわかっていない。エンコードしてプレイヤーに送ってみたが、問題なく使えた。今まではアルバムサイズによってエンコードビットレートを選択していたのだが、96Kエンコードは160Kや128Kと比べるとちょっと音が抜けている(特に低音)感じがしてあまり使う気がしなくなっていた。多分160Kや128Kの音を知らなければ、96Kでも何にも問題を感じないレベルだとは思うけど。そもそもちゃんと聞いていないとよく分からない程度だし。今更エンコードしなおすのも面倒なのでどうしたものか困っている。ちなみに64Mメディアでは160K=50分、128K=65分、96K=85分、64K=125分ほど入る。
- 2001年9月21日
NIMDA
噂のNIMDA。うちの会社でもご多分に漏れず猛威を奮ってくれた。実のところ世間の対応策には大いに疑問がある。こちらでは昨日のうちに対応が必要とされているもの(Windows2000+IIS3、WindowsNT4+IIS4、IEを使うもの)には全て対応セキュリティパッチを当てていた。ついでにNTマシンにはSRPも当てておいた。ところが昨日の夜中のうちにNIMDAが紛れ込んだらしくやられたマシンを発見。ADMIN.DLLがあるし、Script下にはよくわからんファイルがあるし、LogFilesには大量のアクセスログが...
結局私の周りではやられたのは3台。共通しているのはNT4Server+IIS3って点。誰も触れていないがIIS3でもやられるのだ。そのうちの1台はメインのサーバに使っていたので、FIX_NIMDAを実行すると大量のファイルに感染し、多くのhtmlにもJAVAスクリプトが埋め込まれていた。(外にばら撒いているかどうかは不明)
WindowsNT+IIS+SPという普通の環境ではIIS3になっている。ついでにIE3.01だ。MSの情報ではどちらのこともNIMDAに関しては触れられていない。だから何の対策もしなかったのだが、これは誤りだったようだ。よくよくMSのページを読んでみるとIIS3はサポート外なので社内テストもやっていないという。従って今回の事件に対して問題があるかどうかは述べてないし、たとえ問題があっても何もしないつもりのようだ。ちなみによそには出ている、IEでページを見ただけで感染する件に関してはMSでは触れられていない。まあモノがダウンロードされるだけで実行しないと影響ないという話も聞くが...
WindowsNTの場合、IISを4にバージョンアップするにはOptionPackという特殊なものをインストールしないといけない。こいつはダウンロード不能でMSに要求するとCDを送ってくれるという代物。一応MSDNやTechNetなどでも配布されている。ちなみにOptionPackはSP3とSP4の間に出てきて、Serverの機能拡張モジュールといった位置付けのもの。
ここで困ったことにMSはOptionPackを入れるにはNTインストール後SP3を当て、OptionPackを入れ、SP4以降(今なら6aだろう)を当てるという順番に使え、と言っているのだ。今までNT+IIS3で使っていて、当然のようにSP6を当てたものはサポート外(?)なのである。
まあ問題があることはわかったので対策を施す。IISがなくてもいいものは皆IISを止めることにし、SP6を当てて、SRPを当てる。ちなみにIIS3のところにIIS4セキュリティーアップデートを当てるとIIS3が起動できなくなるので注意。IISが必要ならIIS4にしなければならないので、この際当てても当てなくてもいい。当てると二度とIISが起動されないので安心ではある。私はSPかSRPを当てた際に停止にしてあったWWWサーバを起動されてしまったことがあった。
IISを動かす必要があるものはOptionPackを入れる。私はSP6のマシンにOptionPackを入れて再起動、SP6を当てて再起動、SRPを当てて再起動、IISパッチを当てて再起動、で何とかなったと思う。本当に大丈夫なのかどうかは不明だが...
なぜこの点にどこも触れていないのかは不思議である。もしかしたらIIS3なんか使っているのは問題外なのだろうか。世間のNT Webサーバの結構多くがIIS3なのではないかと思うのだが...ちなみにCodeRedではNT4+IIS3では問題はなかったようだが。
- 2001年10月2日
IE6
さて、私がしばらく使ってみた感想です。
追加された機能。
グラフィック上にマウスカーソルを持っていくとツールバーがポップアップし、画像をセーブなどのアイコンが出ます。
セキュリティの設定が細かくできるようになっています。
cookieのあるページに行くと、送信していいかどうか聞いてきます。
変な点。
エクスプローラで空白をクリックしてもフォルダを選択したことになってしまいます。
フォルダの削除時などに左側のフォルダツリーが更新されません。このとき最新の情報に更新(F5)をしても更新されません。
かつて(IE5.0のとき?)あった、ダウンロードしようとすると勝手にウインドウが閉じてしまう現象が再発しています。
EXEやZIPをクリックしたときに出るダイアログで、開くがデフォルトになってしまっています。
一回だけIEが異常終了してしまったことがあるのですが、その際に長いごめんなさいメッセージが出て、そこで異常終了情報をMicrosoftに送るかどうか尋ねてきます。
...てところでしょうか。
http://www10.plala.or.jp/p205tb16/windows.html
坂井瑞穂