WindowsXP3
Leadtek WinFast K7NCR18GM
Intersil 802.11g2003/05/19
BIOS FLASH(03/04/22版)2003/05/8
休止状態2003/05/8
Bluetoothと無線LAN(2.4GHz帯)の干渉〜理論編2003/04/28
Barracuda 7200.72003/04/27
BROBA2003/04/26
Opteron2003/04/25
ATI RADEON9000Pro復活2003/04/23
875メモリの最適化2003/04/19
875P2003/04/15
BA8000PRO2003/04/12
ビデオ出力2003/03/31
IntelliMouseExplorer for Bluetooth2003/03/29
内蔵ビデオ2003/03/28
PowerDVD2003/03/27
USB HDD(HD-337-U2)2003/03/27
ディスクドライブなど2003/03/26
MicroATX nForce2マザーに変更(K7NCR18GM)2003/03/22
・2003年5月19日
- Intersil
無線LANアクセスポイントを買って3週間ほど経つが、Intersilから新しい802.11gのチップが発表されてしまった。802.11gドラフトRev.8.1対応、スループットの改善、消費電力の低減、WPAサポートなどとなっている。私の買ったものが既に旧世代になってしまったようで悲しい。やっぱり802.11bのものにしておけばよかったかもしれない。だいたい私の使い方では802.11b程度の速度でも問題ないし、11gにするには無線LANカードを刺さなきゃいけないので邪魔になるし、本当に速度が必要なら(同じ部屋に持っていって)100MLANにつないじゃえばいいわけだし。まあ正式版に対応不可というわけではないだろうし、USB2.0接続の11gが出ればそれを買ってもいいので、それほど悲観的になる必要はないのかもしれないが。
- アクセス解析
ここ1週間ばかりこのページにアクセス解析を入れてみた。が、どうもindex.htmlの表示が遅くなる。腹立たしいほどだ。解析結果もあまり面白いものではなかった(どのくらいアクセスがあるかはわかったが...)ので、やっぱり止めることにした。
・2003年5月8日
- 休止状態で時計が進む
時々時計が異常に進む現象が出ている。ちなみに最近は166*9の1500MHz辺りで使っている。そして「異常に」というのは1時間に数分程の事。夜に数時間使っているだけで5〜10分くらい狂ってくる。BIOS設定で避けられるという話もあるので、今までもBIOS設定変更後はSpreadspectramの項目に常に注目し、かつ進みがないことをチェックしてきた。これで大抵はOKだったのだが、最近になってたまに異常に進む現象が出てきた。いろいろと使い方を検討した結果、「休止状態から復帰したときには常におかしくなる」と判断するに至った。
この休止状態なのだが、(Windowsの再インストール後)Microsoft IDEドライバを使うようになってから休止状態に入るのが速くなった。セーブ時間は1Gメモリで10秒もかからない。nVidia提供のIDEドライバの時にはこれが30秒以上かかる状態だった。逆にMicrosoftドライバにしてからは休止からの復帰が異様に遅く、30秒以上かかっている。上の時計が狂う現象と合わせて、このマシンでの休止状態は結局使い物にならないということになってしまった。
どうもBIOSがおかしいようである。LeadtekのダウンロードコーナーにはBIOSがあがっているのだが、これを入れようとすると「パート番号が違うが入れていいか?」なんて言ってくるので躊躇している。強行しちゃって大丈夫なのかなぁ。
- BIOS更新(03/04/22バージョン=59370422.bin)
part number not matchなんて脅しにめげずにBIOSを更新してみた。今までのは03/02/14版(58370214.bin)であった。DOSの起動ディスクを作成するオプション入りでフォーマットし、公開モジュールを解凍して、autoflash.batの通りに更新。※現在のBIOSのバックアップを取るには/syとする。例のメッセージが出るがYを押して強行した。
結果、特に問題なく更新完了。起動もOKだった。例のメッセージは、どうも3A000からのエリアに情報が入っていないせいだと思われるが...一応添付ドキュメントに注意書きはある。
気づいた変更点は、
・メモリをちゃんと2バンクに分けて入れていると「Dual Bank Enable」と表示されるようになった。
・BIOSでCPU温度が表示されるようになった。
・S.M.A.R.T.サポート
の3点。今まで「こいつにはセンサーチップがないので温度測定は不能」と言われていたのは間違っていたことが判明。(ちなみに温度は55℃〜65℃だった。高い...まあ2000rpmファンなんかを使っているからってのもあるだろうが。)
というわけでWindows上でも表示することはできそうである。
これ以上の変更点(特にUSB-HDDとか時計の狂いとかS3モードとか)は追々チェックしていくことにしよう。
・2003年4月28日
- Bluetoothマウス
コンスタントに2週間で電池切れ。ニッケル水素電池(1.2V)を使っていることがこれしかもたない理由のようである。
・2003年4月27日
- HDD購入(Seagate Barracuda7200.7 ST3160023A)
SCSIディスクをやめてからディスク容量が不足気味だった。今は80Gをブートドライブなどに、32G*2のFT66 RAID0ドライブをキャプチャエリアなどに、そしてUSB2.0外付け160Gをデータ置き場にしていたのだが、キャプチャなどに使っていたディスクもデータなどが置かれ始めて、今ではかなり詰まってきていた。更にRAID0にしているディスクはIBMのDPTAなのだが、これがまた結構うるさい。BarracudaATA IVと比べると、かなりうるさい。そして速度も今となっては大して速くない(2台のRAID0にして36M/s〜40M/s位)し、そもそもS/W RAID0というのはベンチ結果と比べて体感上はあまり速くなかったりするのだ。
でこのDPTA2台とFastTrak66を排除すべく、ディスクを購入してきた。最初はWD Caviar250Gを考えていた(大容量だし、かなり速い=多分60MB/s位は出る)のだが、どうやらこのドライブは結構うるさいらしい。スペックによればDPTA位うるさいのかもしれない。それでは買い換える意味がないし、そもそも250Gはまだ高かった。
静かさを取れはBarracuda7200.7なのだが、Caviar250Gに比べて遅いのが気になる。それなら2台でRAID0だ、しかも今ならS-ATAでしょう、ということで160G*2+S-ATA RAIDコントを検討してみたものの、250Gを買うよりよっぽど高くつくし、S/W RAID0というものも気に入らない。
というわけで結局買ってきたのはごく普通に160GのATA-100ディスク。Seagate ST3160023AというBarracuda7200.7で、キャッシュは8Mのもの。
まずはちょっと気になっていたUSB外付けケースのHD-337-U2でBigDriveのテスト。とはいっても未パーティションのものをつないでみただけだが。容量はちゃんと150G程と表示されたのでBigDrive対応だと思われる。
それではと本体IDEにつないでWindowsXPを新規インストールを始める。当然131000MB程とされてしまって全容量は見えない。私はシステムとプログラムとデータとはパーティションを分ける派なので、システム用に10Gだけ確保してインストールした。そのままインストールは問題なく終了。続いてチップセットドライバやらサービスパックやらその他ドライバやらアプリケーションやらWindows Updateやらを当て続け、システム部分とアプリケーション部分ははほぼ完了。プログラム用に10Gのパーティションを取ったので、残りの領域をデータ用に確保しようとしたら、なぜか既にBigDrive対応状態になっていて、全容量が認識されていた。Windows Updateのどこかで変わったのだろうか。残りの130G程を確保して、フォーマットしてみたが問題なし。Microsoftドライバを使っているのは確かだが、レジストリをいじらなくてもOKになったのだろうか。気になるのでレジストリも一応変更しておいた。
HDBENCHなんぞで速度をはかるとRもWも55M程と結構速い。まあ体感上はBarracuda ATA IV(45M位)とあまり変わらないんだけど。当然非常に静かだし発熱もあまりないしで、この辺りは期待通りで満足している。現在一番うるさいのは電源ファンとなった。とはいえPS2よりも静かなんじゃないかと思う。
- ジャンパ延長ケーブル
3ピンジャンパを長さ30cm程のケーブルで延長して、先に3Pスイッチが付いた代物。マザーボードK7NCR18GMのCMOSクリアジャンパがとんでもない場所(PCI2とPCI3の間)にあるので、簡単にクリアできるように購入。さしたときにはなぜかCMOSクリアされてしまった(スイッチ位置は問題なかったのだが)以外は、特に問題なし。普段はクリアされないし、スイッチを切り替えるとちゃんとクリアできるし。
・2003年4月26日
- BROBA無料と解約
3月某日BROBAから電話があり、「ブロードバンド接続を活かしたネット配信をやっているんだが、おたくもどうか?今なら3ヶ月無料でサービスしている、それまでに解約するならばお金はかからない」(ただ解約するには専用電話にかけて解約書を送付してもらう必要がある)などといってきた。BROBAのことはよく知らなかったし、有料配信にも興味はなかったのだが、なぜかOKしてしまった。※実際にはもっと詳細に説明があったし、いろいろと質問もしている。
数日すると申込書と共に、接続方法やIDなんかが書かれた(らしい)書類をごっそりと送ってきた。元々アクセスする気はなかったので申込書は送らず、書類一束も開封もせずにほったらかしていた。
すると4/14日、「まだ電話料金と一括請求に同意する書類が送られてきていない、このままだと4/18からアクセスできなくなるかも」という郵便がなぜか送られてきた。アクセスできようができなくなろうがかまわないのだが、もしかすると申込書を送らなくても最初の電話で契約は成立していて、このままほっとくと最終的に契約期間分の料金は払わないといけなくなるのでは?と不安になってきた。まあ3ヶ月は無料だといっていたのでそれまでにはっきりさせておけば、料金はかからないと思うのだが。
そして4/20日、今度は電話があり、先の郵便と同様の内容を伝えられた。細かく話を聞いてもよかったのだが、やり取りするのが面倒になってその場でフリーダイヤルに電話して解約したい旨を伝えて解約書を送ってもらうことにした。
4/23日に解約書が届き、4/24日に投函。確認書はまだ来ていないが、さすがに一ヶ月もあれば十分間に合うだろう。
やる気もないのに気軽にOKしてちゃだめだよなぁ、と思うと共にあんな気軽な電話での勧誘なんかやってるようではまだまだだなぁと思うのであった。私にとってのブローバのイメージが著しく落ちた(今までまったく認知していなかったので著しく下にランクされたというのが正しい)のは言うまでもない。
5/2に解約確認書が届き、4/28付けで解約できたもよう。
・2003年4月25日
- Opteron
さてOpteronが発表され、ベンチマークなんかも出てきて、実際に入手が可能になってきたようだ。ところが私の中ではどうも燃えてくるものがない。一応データシートなんかを落としてみたり、各種マザーボードを見てみたり、噂話を見たりしているのだが、どうにも煮え切らない。まあItaniumにも燃えなかった私なので、64bitものにはほとんど興味がないといった理由もありそうなのだが、それだけでもない気もしている。875Pに行きそこねた余波がそのままOpteronへの消極的な態度へと向いているのかもしれない(「そんなに高速なパワーは必要としていない」)。いろいろ考えてみたが、入手しようという興味が湧かない理由はわかっていない。初物の上に量が極端に少ないとか、それぞれが(CPUもマザーボードもメモリも)結構高いとか、結局出てくるのは1.4〜1.8Gで2.0Gはないのかとか、32bitとして使うんならAthlonと何も変わらない(そうでもないのだが)とか、64bitがちゃんと使えるようになる(OSがちゃんと揃う)のはいつになるかわからないとか、理由はいくつでもあるのだが、どれも決め手には欠ける気がする。
それはともかくOpteronのItaniumに対する優位性は32bitとのコンパチビリティにある。Xeonに対する優位性は64bitモードにある。Pentium4に対する優位性は高速性と64bitモードにある。もちろん安価であるということもポイントになっているが。(というかAMDはOpteronのライバルはItaniumではなくXeonだと思っているようだし、IntelもItaniumはOpteronとは販売セグメントは重ならないと踏んでいるだろうが。)
高性能サーバーとしては64bitとしての出来だけが重要になるのだが、残念ながらItaniumとOpteronとの差がどう出ているのか私にはわかっていない。この分野でOpteronが広まったとしても、一般ユーザにはあまり関係ない分野な気がする。そもそも32bitコンパチビリティモードなんかはハナから気にしてないだろうし。
64bit OSから使う32bitコンパチビリティに関しては機能としてはItaniumと同等であるようだ。性能はOpteronの方が良さそうだが、それを知ってかIntelも32bitアプリの性能を向上させると発表している。ドライバに関してはどうなっているのかよくわからない。
PCサーバ・デスクトップとしては当分の間は高速Athlonとして使われそうであるが、最初のOpteronはクロックが低いせいかさほど性能が上がっていない。その割に発熱がすごい(みたい)なのは気になるが、Athlon64なんかが出てくる頃には良くなっていることだろう。しばらくは64bitはお遊びに使う程度でメインには使われなさそうだが、Windowsがちゃんと出て、しかも32bitとの互換性がちゃんとしていれば(アプリケーションが問題なく動いて性能も同等レベルで出る)、64bit革命と言えるようなものが起きるかもしれない。性能に関しては今や必要性能が飽和しつつあるので多少のことは目をつぶってもらえるだろう。どうしてもというのならば64bitコンパイルという手があるわけだし。まあドライバ辺りがどうなるのかという点が引っかかる。Itaniumではドライバは作り直し(ちょっとの手直しで済むはずだが)が必要だったのだが。16bit->32bitの時のようにVXDドライバのようにして互換モードで動かすという手もあるのだが、あまりいい気持ちはしない。
というわけでおもちゃとして(あるいは研究材料として)は面白そうだが、今の私にとっては最早この手のプリミティブな研究(実用にはならないがいろいろと試してみる)からはすっかり手を引いてしまっている。まあ64bit Windowsが出てきた頃というのが、Athlon64に手を出す時期かもしれない。Itaniumが安価になって32bit速度が改善されれば、私はそちらにいく可能性が高いのだが、今のところIntelはこれを安価に(パフォーマンスPC程度に)提供する気はないようである。Yamhillなんかでお茶を濁さずに、きっぱりとItaniumで突き進んでもらいたいなぁと思う次第である。物理アドレス拡張くらいならいいのだが、アーキテクチャ(命令セット)の改造まで進んで欲しくはない。
というところで細かい話をすると、Opteronやチップセットで気になった点がいくつかある。
8111の最初のリビジョンはUBS2.0のHighSpeedモードは未サポート?CPUの発熱は84W?メモリクロックはコアクロック同期なので1.4Gでは127MHz,155MHzに落ちる?32bitOSからは64bitの恩恵はまったく得られない?
・2003年4月22日
- ATIビデオ復活
875Pを買わないことにしたので、このAthlonマシンもmATXケースに入れてサブマシン落ちにならなくなった。従ってわざわざロープロファイルにこだわってnForce2の内蔵ビデオを使う必要がなくなり、RADEON900Proを使ってもよくなった。まあこのRADEONはビデオ出力ができずにあきらめたのだが、メインで使うんならばビデオ出力できる必要もあまりない。
というわけで久しぶりにRADEONを復活させてみた。結果、このままRADEONで使うことにした。やはりRGB出力の具合が異なり、RADEONの方が文字が太めに出るのだ。液晶でも。nForce2では文字が薄くて読みにくかったのだが、これが改善された。そしてビデオオーバレイの品質とか3Dの品質も異なる。ファンがうるさいのは難点だが、止めても動いているようなので止めてみた。かつてDVD再生ができずに捨てたのだが、なぜかちゃんと再生できるようになっていた。時計がずれるのと関係していたのかもしれない。やはりnForce2内蔵ビデオよりずっと速いし、表示品質はいいし、手放せない。
で久しぶりに駄目元でセカンダリ出力を試す。以前Radeon9000Proを買ったときにKT333マザーボードで試してみたが、ビデオ出力もRGBアナログ出力もゴーストが出まくってまったく使い物にならなかったのだ。ところが今回はビデオドライバが変わったからか(Catalist3.2)チップセットが変わったからか(nForce2IGP)マザーボードが変わったからか(LeadtekK7NCR18GM)、ゴーストは皆無になり、RGB->ビデオ変換で映像には問題なくビデオ出力できるようになった。ただビデオオーバレイをフルスクリーンにするためにはセカンダリ側にデスクトップを移動しないようにして、ミラー出力にして、シアターモードにする必要がある。更にうちの場合DVD出力がフルスクリーン表示されないという問題が出ている。PowerDVDはビデオオーバレイ出力されてないのかなぁ。RealやAVIやWMVではちゃんとフルスクリーン表示されるんだけど。
・2003年4月19日
- 875Pのメモリオペレーションモード
IntelサイトにはIntel 875P Chipset Memory Configuration Guideというドキュメントがある。ここにはDualChannelとかDynamicModeとかの話が出ているのだが、最後にDDR400のときにはメモリがDoubleSideでメモリを4つさすと、DDR266/333のときにはDoubleSideでメモリを2つさすと、パフォーマンスが最高になるような話が出ている。DDR400のときには次いでDS*2、SS*4、SS*2の順に悪くなり、DDR266/333のときにはSS*4、SS*2、DS*4の順になる。よそのベンチ結果なんかを見るときに参考にするといいだろう。すなわちDDR400ならDoubleSideの同じDIMM4枚をさしたとき、DDR266/333ならDoubleSideの同じDIMM2枚をさしたときが最高のパフォーマンスを示すことになる。256Mbチップならば、DDR400では512MBメモリを4枚(=2GB)さすのがいいということになる。
よって普通のベンチにありがちなデュアルチャネルのためにメモリ2枚ざしをしているときにはDDR400/333/266によらずに、256MB(多分SingleSide)2枚よりも512MB(多分DoubleSide)2枚の方が性能がいいということになる。そしてDDR400のシングルチャネルでメモリ1枚のときにも512MBの方が256MBよりもいい。(DDR266/333では同等)
ただ、ベンチにも出ないくらいわずかな違いしかないという気がするけど。以下この差が出ることの解説である。話としてはROW(rank)がいくつあるかがポイントとなる。
ここでDynamicモードの説明をしておく。メモリはrankごとに一度に4つのページを開ける。普通ならばこのbankで順にアドレスに割り振っていくのだが、それでは一度に4つのbankをクローズして別の4つのbankをオープンしないといけなくなる。DynamicModeでは8KBごとにbank0/1を分け、更に256KBごとにbank01/23を分ける。これによってbankを交互にアクセスできる上に一度にクローズするのは2つで済むので効率がよくなる...という説明がある。
更に512KBごとにrankを分け、DSメモリを(チャネルで)2つさすと4rankになるのでこれを順に512Kごとに分けるということをやっている。これによって1MBで最大16ページ(4ページ/rank * 4rank)開けられるようになる。こうするためにはDSの同種のDIMMを4枚さす必要がある。ちなみにDualChannelのときには16バイトごとに別チャネルのメモリを使うようになるそうだ。
ついでにECCメモリを使うと、32bitWriteのときに一度64bitリードして32bit書き換えてECC計算して64bit+ECCを書き込むので、パフォーマンスが落ちる(ECCなら当然のこと)という注意も書かれている。
・2003年4月15日
- 875P
ご存知のとおり?Intelの出した新しいチップセットである。私にとっては非常に謎のチップセットである。
・865PEとは何が違うのか?
・FSBとメモリクロックは何が可能なのか?
・RAID0はどのドライブでもいいのか?
・S-ATAやCSA(GbE)は最初から使用できるのか?
・AGP/PCI/メモリなんかのクロックはどこから供給されるのか?
・865PEとのパフォーマンスの差はどれほどなのか?
チップセットが発表になり、データシートにアクセスできるようになり、各所でベンチ結果が出てきたことで、これらの疑問はかなり解消された。すなわち、
865PEとはほぼ同等。違いはPATやECCサポートの有無くらい。そもそも元々同等のチップに対して差を作って売っているもよう(未だにこれには疑問があるが...)
FSB400では266、FSB533では266,333、FSB800では266,320,400が可能。メモリはSingleチャネルでも可で、ECC/non ECC問わず、ただし4row(2DIMM)まででunregisteredのみ。そしてデュアルチャネル時にはメモリバンクのとり方・割り振り方で特殊なことをやっている。チップセットとしてはこのとおりなのだが、マザーボード側ではFSB533/800のみの対応としているものも多い。それでもオーバークロック機能などでFSB400の設定が可能だったりする。
RAID0にできるのはICH5RのS-ATAのみ。ちなみにパラレルATA2ポート、シリアルATA2ポートの4チャネルがあるうちのシリアルATAの2ドライブがRAID0にできるのみのようだ。
最初のマザーボードからS-ATAもCSAも使えるようである。が、なぜかCSAのGbEを使ったマザーボードは少なく、PCI接続のGbEチップを使ったものが多い。CSAを使ったものは1週間くらい遅れるという話もある。結局最初に出てきたのはCSAを使わないものばかりだし。またチップセットとしてはCSAのGbEとICH5内蔵の100BASE LANの2ポートが存在する。ICH5Rが遅れるという話もあったが、結局はRAID0のみサポートとして出てきた。RAID1は後からサポートという話もあるようだ。
クロックはクロックジェネレータからAGP/PCIのクロックを供給する。メモリクロックはチップセットから出てくる。
865PEとはメモリ速度で2割くらい、実アプリ動作では数%くらい違っている。865PE+DDR400と875P+DDR333とが同じくらいとなる。
というわけで私は875Pマザーを買おうとしている。ちょっと前まではVAIO U101を買おうと思っていたのだが、発表から一月以上待たされ、入手するにはもっと時間がかかりそうなことと、それ以上にソニーファイナンスの非常にのんびりした対応(クレジット会社としては当然かもしれない)に嫌気がさしたからだ。未だにカードは届いていない。発表の頃に注文可能だったり、出荷可能になった頃に発表してすぐに注文可能だったりしたら、勢いよく注文していたに違いないのだが。なまじ時間があったので3%安くなるというMySonyCardを作ろうなどと思ったのが間違いだったのかもしれない。今回買わないことにしたので、次のチャンスはDothanかTM8000になったときだろう。
それはともかくCSAが欲しいので、候補はGA8KNXP、Trinity i875P(S5101)、875P Neo-FIS2R、P4CT、IC7-G辺りになる。ポイントとしてはそれぞれIDE4つにDIMM6本、LAN2ポートにPCI6本、オーバークロック機能が豊富、後の2つは??となる。マイナスポイントとしては特になし、ICH5Rでない、AGP PROでない、IDE RAIDなし、特になしという感じか。まあNeo-FIS2R辺りが私には向いているかな?どうも前使っていた経験ではMSIに対するイメージはあまりよくないんだけど。CPUは単なるつなぎとしてCeleron2.0Aか、あるいはしばらくすると出てくるはずのHT対応となるPen4 2.6C/2.8C辺りだろう。(前記マザーボードの発売時期による)
予算としてはマザー3万、CPU1万or3万、DDR400 512*1で1万くらいだろうか。他に必要に応じて電源(1万)、ディスク(250GかS-ATA160G*2あたり=4万)、今のAthlonを入れるMicroATXケース(1万)などである。
・2003年4月12日
- BA8000PRO
1週間くらい前からこのルーターの設定ページにアクセスできなくなった。PINGには反応するしルータとしてはちゃんと機能しているのだが...おかしいと思いながらもそのままほっといていた。がちょっと気になったので電源を入れなおしてみたら、何のこともなくアクセス可能になった。HTTPサーバが死んでいたもよう。
- Bluetoothマウス
いつものように電池切れ。2週間。
- NCR18GMのFSB設定
DDR400メモリを使ってFSB200設定辺りを試してみたが、どうも動作が芳しくない。結論としては今のマザーボードではFSB200は不可!せいぜいFSB190辺りがやっとというもの。もちろんメモリ自体は420MHz位まで動作可能なのだが、CPUの外部クロック=チップセットのCPU側クロックは200MHzまでは出ないのだ。Windows起動くらいはできるのだが、その後アプリケーションエラーが出たりフリーズしたり。内蔵グラフィックを使うときにはDDR400では動かないという話もあるが。
ついでにいえばメモリ非同期の時には3Dものの動作が不安定なことも確認された。具体的にはFSB200でメモリ83%(=333MHz)に設定したときに、3DMark03の戦闘機シーンで即プログラムが終了してデスクトップに戻ってしまう。この現象はFSB166でメモリ120%(=400MHz)にしたときにも観測された。まあnForce2でメモリ非同期は禁じ手であるのだが。
- nForce Network Controller
デバイスマネージャをいじっていると、チップセット内蔵NICのプロパティで設定をいじれることを発見、Optimized for CPUかthroughputかの選択ができた。デフォルトではCPUだったが、throughputを選んでみた。またWakeOnLANをDisableにしてみた。
・2003年4月3日
- FTTHつながらない
4度目のつながらない状態になった。またもやVDSLモデムの電源を落として入れなおしたら復活した。
- MP9200AとDVD-RW
最近久しぶりにDVD-Rを焼いてみた。マザーボードを入れ替えてからは初かな?いつものようにDVD-RWに等速で試し焼きしてみて、DVDプレイヤーで再生可能なのを確認していたのだが、なぜかMP9200A(リコーのDVD/CD-R/RW機)ではメディアを認識してくれない。なんとなく昔もあった気もするが当時はあまり気にとめていなかった(私にとっては車内のDVDプレイヤーで再生できればそれでいいので)。部屋にあるPioneerの民生プレイヤーDV-545で再生の確認もできていたし。まあDVD-RWはリコーのドライブでは読めないのだろう、程度に考えていた。そのあとで焼いたDVD-Rでは問題なかったし。
ところが某掲示板によれば、このドライブMP9200AではDVD-Rも-RWも読めないことがあるという。私の記憶をたどると-RWは読めないことがままあったような気がするが、DVD-Rはたいてい読めていた。いやほとんど読めるけど中身の一部のファイルだけが読めないものもあったような?なんか失敗だと思って捨てちゃったのもあったような?そして考えてみたら、こんなドライブを使い続けていく気が失せて、とっとと買い換えたくなってしまった。少なくともDVD-R/RWの検証には使えないことが(今更)明らかになったので、それ以外(りっぴんぐとかDVD再生とか)で使っていくしかないようだ。それとともにリコーを買う気も失せてしまった。まあ私にとっては+R/RWを出した時点で既に範疇外になってしまっていたんだけど。読み込み速度はともかく、ビデオ再生時のうるささは相当なので、そろそろ潮時なのかも知れない。CD-R/RWの速度はいいのだが、最近はCD-R/RWはまったく焼かなくなっちゃったし。そのうち高速なDVD-Rドライブにした頃にはお払い箱だろう。
- 某エンコードツール
ついでに。最近、某MPEGエンコードツールについてまったく書かなくなってしまった。使えるツールだったことは確かだが、いろいろあってアレについて触れたくなくなってしまったのだ。まあきっかけはフリーツールから有料ツールになってしまったことにある(これは仕方ないが)のだが、それ以上の理由についてはカンベンしてもらいたい。よってアレを使ったDVD作成に関しては今後記述されることはない(おそらくDVD作成方法自体もう書かない)だろう。最近オーサリング系のものを発売するようだが、これも同様である。ちなみに私の中ではキャプチャとかしたファイルからDVDオーサリングまでの手順は確立され、音ずれもなく満足できるものが制作できるようになっている。
- ビデオ出力(マルチモニタ)
やっぱりMPEG以外でフルスクリーンビデオミラーにならないのが気になって、他のバージョンのビデオドライバを探してみる。手始めにCD-ROM内にあった41.13を入れてみる。すると何の問題もなくセカンダリ出力ができ、しかもフルスクリーンビデオミラーもMPEGだろうがDivXだろうがrmだろうが問題なく出力できるようになった。しかもオーバースキャンで表示できるようになり、(CombatFlightSimulator3の)パフォーマンス以外には問題がなくなった。
と思っていたのだが、このドライバはどうしたわけか時計がずれる。それも1時間に30秒以上ずれる。ドライバ入れ替え前はずれなかったのは確かだし、入れ替え後おかしくなったのも確かなのだが、どうにもふに落ちない。本当にビデオドライバの問題なのか?
・2003年3月31日
- ビデオ出力
てなわけでビデオ出力できるようになったのはいいのだが、ビデオオーバレイがセカンダリRGBに出せたのはDVD/MPEGのときだけ。リアルやDivXではプライマリの表示が乱れて使用できなくなってしまう。RealOneやMediaPlayerを終わらせると正常に戻る。ただしセカンダリ出力側は正常にビデオオーバレイのみが出力されている。
クロックを落としたりしてみたが効果なし。だがセカンダリRGB出力を止めると正常になる。まあドライバに問題があるのだろう、ということでアップデート待ち。それまではnViewの切り替えによってセカンダリ出力あり・なしを切り替えることでTV(セカンダリRBG)にビデオを出す(ただしプライマリ側は乱れる)か、プライマリ(液晶モニタ)に正常に出す(セカンダリには出ない)かを切り替えるようにした。
一言で切り替えるようにしたと書いたが、これには結構な試行錯誤が必要だった。最終的にはnViewプロフィールを2つ作り、ディスプレイ設定を保存するようにし、一方はセカンダリ出力ありもう一方はセカンダリ出力なしとすることで切り替えられるようになった。フルスクリーンビデオミラーのありなしを切り替えるように試していたが、これはうまくいかなかった。またデスクトップの移動をセカンダリに許すようにしないと、フルスクリーンビデオミラーの機能は働かないもよう。
- ビデオキャプチャ
VIAから抜け出した理由の一つがビデオキャプチャの調子悪さだった。nForce2でMonsterTV2でHunuaaでビデオキャプチャを試してみたが、RGB24で720*480にしても、キャプチャ時にはこま落ちなしでキャプチャが可能になった。しかし、どうしたわけかマルチプレクサでのこま落ちが1〜数秒に1こまくらい発生している。ストリームタイム補正を設定すると見た目のこま落ちはなくなるのだが、予想通り音がずれることがある。そもそもYUY2で320*240にしたところでマルチプレクサでのこま落ちが発生しているので、結構謎だったりする。ただし今の私の環境ではWindows起動状態では時計がかなり進んでいるので、この辺りが影響しているのではないかと思っている(この原因もわかっていない)。Windowsを立ち上げなおすと時刻は正常になる(つまりRTCがおかしいわけではない)ので、nForce2での問題のようである。私はクロックをいじっている辺りが怪しいのだが、そもそもnForce2ではチップセットでクロックをいじれるようにしているわけで、nForce2の考え方自体になんか問題があるのではないかと思う。(他のチップセットならばクロックを上げたところで時計は狂わない)
一応次の設定にしている。
・キャプチャ時 ビデオ有+プレビュー、スマートティー、ストリームタイム補正333667、カスタムクロック使用しない
・HuffyUV best/best、他チェックなし
・AVI1独自 フレーム数2997/400、ファイル数40、ドロップフレームにならないようにする、バッファ6000、タイムスタンプ/タイムスタンプ、ヌルフレーム、ヌルフレーム、音ずれ防止なし、規定値/規定値、マスタストリーム=ビデオ、平均表示・サンプリング・ピンフォーマット変更なし
ただしCPU負荷は常に90%前後だし、使用メモリは徐々に増えていく(ディスクの書き込み速度が追いついていない?)し、結構ギリギリである。
- 内蔵ビデオのパフォーマンス
RADEON9000PROからnForce2内蔵ビデオに変えたわけだが、3Dのパフォーマンスは目に見えて落ちている。3DMark2001なんかではフレームレートは2/3から半分程度に、FFXIベンチでは4000あったものが3500辺りに、3DMark03ではGame1しか実行できなくなってしまった。ベンチ程度ならば許せるが、CombatFlightSimulator3では最大描画にすると数FPSに落ちてまったく使えなくなってしまう。ましてやRADEON9000PROではアンチエリアシングオンだったのが、内蔵ビデオではオフにしてもこの状態。まあ他の(私がやっている)ゲームでは問題ないので、CombatFlightSimulator3の描画オプションをちょっと落とせば済む話ではあるが。
ForceFeedback2を使っていると、もう一つのジョイスティックが2番目にされてしまい一部のゲームでジョイスティックが使えなくなる問題は、一時的にForceFeedback2をデバイスマネージャで削除すればジョイスティックが1番になり問題なくなることがわかった。まあForceFeedback2をUSBから抜くのと同じことだが、S/W的に調整可能であることはうれしい。ForceFeedback2を使うときにはデバイスマネージャで新しいデバイスの検出を行えばまた使えるようになる(再起動は不要)。どうしたわけか「このデバイスを使用しない」チェックは行えないようになっている。それでもジョイスティックの1と2を入れ替えられなかったり、ゲームデバイスプロファイラで有効・無効を切り替えられないというのはどうかと思うが。
・2003年3月29日
- Bluetoothマウス
...今日またIntellimouseの電池切れ。まだ2週間なんですけど。電池を充電後使おうとしたが、いつものように使えない。マウスのプロパティのワイヤレスでウィザードに従って進めるが、デバイスを検出してくれない。Bluetoothレシーバーを別のポートにつないだり、電池をアルカリに変えたり、マウスをレシーバーの近くに持っていったり、いろいろやってみたが駄目。コントロールパネルには「ワイヤレスリンク」というBluetooth用のアプレットがあるのだが、このデバイス一覧にはMouseが存在し、更新時刻も先ほどウィザードで進めていた辺りになっている。どうやらBluetoothとしては認識しているが、使用許可が出ていないようだ。結局はこのワイヤレスリンクのデバイス一覧からMouseを削除して、追加でデバイス検出を行うとMouseを認識し、使用できるようになった。マウスのプロパティの接続ウィザードはこの辺りの設定を省略してくれているもようだが、今回はおかしなものが残っていたということだろう。
- 内蔵ビデオ(マルチモニタ)
いつの間にやらビデオ出力ができるようになった。おそらくドライバをnForceドライバについていたもの(ビデオドライバのバージョンは41.13)から単独のドライバ43.45に変えたのが効いていると思われる。はじめから期待なんかできなかったのだが、やはり出力はひどいものだった。フォーカスが甘い上にひどく赤みがかっている。カラー補正で赤のコントラストとガンマを落としてみたが、調整しきれない。出せないよりはよっぽどましってくらいだろうか。調整でTV上の位置だけでなく画面サイズの設定ができ、いわゆるオーバースキャンの状態にできる。そしてフルスクリーンビデオミラーという設定ができ、名前では何のことかさっぱりだが、これはビデオオーバレイのみをテレビに出力できるというもの。PowerDVDでもMediaPlayerでもRealOneでもMonsterTVでもビデオオーバレイ状態ならテレビに出力可能。例によって720*480などのゆがんだ画像はそのままつぶれた状態で出力されてしまうが。
ビデオ出力ではいまいちなので、RGB出力からビデオ変換して出力する。BIOSでRGB出力にし、画面のプロパティのGeForce4MXのデバイスの選択でアナログディスプレイを選択すると、セカンダリRGB出力に映像が出る(ビデオ出力は出なくなる)。RGBにしてもフルスクリーンビデオミラーの設定が可能で、RGB->ビデオ変換するとTV出力ができる。こっちでは赤が強調されることもない。残念なことにオーバースキャンの状態にはできない(うちのRGB->ビデオ変換の調整でもオーバースキャンまではもっていけない)。どちらにしろブラケットのビデオ出力よりはよっぽどまし。RADEON9000PROのときのようなひどい出力でもないし。
・2003年3月28日
- 内蔵ビデオ
DVD再生がおかしい件。RADEON9000との相性を疑い、nForce2内蔵ビデオを使ってみた。AGPカードを外せばすんなりと起動。怪しいことにBIOSではAGPクロックが100MHzだと出る。それでも普通に立ち上がり、ビデオドライバを入れると問題なく使えるようになった。ビデオの質は可もなく不可もなく。CRTで高解像度で見るには辛そうだが、私はXGA液晶なのであまり問題にはならない。nView(マルチモニタ)も試そうとしたが、出力できず。もう少し研究が必要そうだ。(設定はBIOSと画面のプロパティとその中のnForceビデオの設定だけだと思うのだが...)セカンダリ出力のボードにジャンパピンの立っていないTV-RGB切り替えポストがあるようだが、これは無関係なのだろうか?
内蔵ビデオにした結果、DVD再生時の問題はほとんど見られなくなった。少なくともひどく止まってしまう現象にはならなくなった。それでもマルチタスク時の性能低下ぶりには驚くものがあるが。おそらくその辺りが影響してAGPの処理が落ちてしまうのではないかとふんでいる。
まあ今の状態でもさほど不自由しなそうなので、内蔵ビデオでしばらく使ってみるつもりである。3Dベンチなんかを流すと、Radeon9000PROの半分ほどしかフレームレートが出ないのだが。CombatFlightSimulator3がちゃんと動けば、私的にはOKである(やってないけど)。FFXIベンチでは3500位だった。
- メモリのテスト
今まではPC2700とPC3200の2枚ざしで175MHzにして動かしていた。試しにPC3200のみだとどのくらいの性能が出るか見たくなり、1枚ざしで試した。ちなみに1枚ざしの時にはDIMM1かDIMM2にささないといけないもよう。結果としては200MHzでも動いたが、メモリタイミングを落とさないといけなかったせいか、性能的にはさほどでもなかった。更にメモリタイミングを落とさなくていい限界は183MHz辺りだったが、これでも性能的にはあまり変わらなかった。結局のところクロックを上げるよりも2枚ざしの方が性能が上がるようだ。ちなみに内蔵ビデオ使用でもAGPカード使用でもスーパーπのタイムはほぼ同じで1:02だった(せいぜい1秒差)。そして200MHzでも183MHzでも1:06位である。内蔵ビデオでメモリ1枚でもそれほど性能が落ちないというのはありがたい。
・2003年3月27日
・2003年3月26日
- ディスクドライブなど
WindowsXPを新規インストールして数日。必要なアプリケーションのインストールはほぼ終了し、通常使用に移っていた。ところがふと気づくとDVDの再生ができなくなっていた。ディスクは回るし絵も音も出るのだが、数秒再生してはちょっとの間止まることを繰り返している。HDD上にあるデータならMPEG2でもAVIでもrmでも再生できるので、どうもIDE周りがおかしいっぽい。そこでマザーボード付属CD-ROMにあったもうひとつのチップセットドライバをインストールしてみることにした。
CD-ROMには無印のチップセットドライバと1.15バージョンのチップセットドライバとが存在する。Windowsインストール時は確か1.15を入れていたので、無印のものをインストールしてみる。途中nVidiaIDEドライバを入れるかどうか聞いてきたので、入れた。再起動してみたがDVD再生は変化なし。ただしHDD周りは更に速くなったもよう。改善されなかったのでnVidiaのページを見に行くとリファレンスとして2.03バージョンのドライバが公開されていたので、これをインストールした。更にATIのCatalist3.2ドライバも上書きインストールした。結果下のような状態になった。
USBに関しては更に下に別に掲載する。
nVidiaのIDEドライバを入れた結果、ディスクドライブ、CD-ROMドライブに〜SCSI Disk Deviceなどという修飾子が付いた。PCIスロットには上から21143LAN、MonsterTV2、FT66 IDE-RAIDボードが入っている。(LANはスロットを埋めるために入れてみた)
これはバックパネルの4つのうち、下側につないでいるUSB2.0外付けHDDドライブである。
このホストコントローラはバックパネル上側のもの。メモリオーディオプレイヤー、Wireless IntelliMouse Explorer for Bluetooth、LogitechのCordless iTouch Keyboard、SideWinderForceFeedback2、携帯電話接続ケーブル。
このホストコントローラはボード上のヘッダピンのもの。USB-SCSI接続のMOドライブ、USBサウンドデバイス(ONKYO SE-U77)、USB-プレステコントローラ。
割り込み関係は次のようになっている。例によってPCIデバイスは16〜19に、チップセット内蔵デバイスは20〜23になっている。これによればAGPとPCI2はIRQ共用である。またここでは出ていないが、内蔵ビデオはIRQ16でPCI3と共有である。
・2003年3月22日
- マザーボード購入(WinFast K7NCR18GM)
KT3Ultraにも飽きてきたし、FSB166でまともに動かないっぽいし、TVキャプチャ用マシンを作成する足がかりとして、nForce2を使ったMicroATXのマザーボードを探していた。欲しい条件としては、MicroATXであること、CPU倍率可変、FSBクロック可変、メモリ同期可変、ビデオ出力、TwinView、SPDIF、IEEE1394、MCP-Tといったところ。後者ほど必要性は薄い。この条件で探すと、元々数の少ないMicroATX nForce2マザーのこと、選択肢はLeadtekのWinFast K7NCR18GMしかなかった。ただしIEEE1394、MCP-Tが付かない。
これ自体は結構前から発売されていたのだが、先ごろCPU倍率可変のものが出てきた(MicroATXとしては初?)ので購入に至った。
KT3Ultra-ARUではAudio5.1ch出力、IDE RAIDチップ搭載、USB2.0チップ搭載ということが売りなのだが、オンボードサウンドは使用せず、IDE RAIDはFT66を使えば問題なく、USB2.0デバイスは結局購入せず、ということでまったく恩恵を得ることはなかった。
ちなみに最終的にはキャプチャ専用マシンとして、nForce2 IGP、内蔵ビデオ、512Mメモリ、Athlon1700+、MonsterTV2、DVD-R、HDD80G辺りを小さなMicroATXスリムケースに押し込むつもりである。その他LANやUSB2.0HDDやUSB2.0リンクケーブルなどで他のマシンと接続することになる。一方メインマシンはCanterwood+Pen4 2.8G程にすることを予定している。それまでは現状の構成をこのMicroATXマザーに変えただけで、ケースもATXケースに入れて使うつもりでいる。KT3UltraのオンボードFT133LightにつないでいたRAID-0ディスクはFT66を増設して接続し、160GHDDはUSB2.0ケースに入れて着脱可能とした。今ケースを買ったところで活用できないことも明らか(内容物が納まらないのでふたを開けっ放しで使うことになる)なので、ケース検討&購入はまた後で考えることにする。
組み立てる
マザーボードの交換というのは、PCにおけるパーツ交換の中でも一番面倒なものである。しかもこのマザーボード、どうしたわけかCPUとメモリスロットの間が離れていたり、IDEコネクタがPCIスロット側に付いていたり、FDDコネクタがメモリスロットの上部に付いていたり、CMOSクリアジャンパがPCIスロットのブラケットの根元にあったり、電源コネクタがチップセットのわき辺りにまで南下していたりとなかなかとんでもない作りである。更に困ったことに私のケースの場合このマザーボードのメモリスロット3がHDDの裏側に来るためにメモリの抜き差しが面倒だったりする。
それでもたいした苦労はなく入れ替え完了。HDDは1台だけプライマリマスターにつないでWindowsのインストール開始...終了。続けてSP1やらチップセットドライバやらビデオカードドライバやらWindowsアップデートやらDVD-Rライタソフトやらを放り込み、FT66にHDDをつなぎ、USBデバイスも接続してドライバ類を入れてすべて終了。なんとか1時間(H/W変更)+4時間(S/Wインストール)ほどで終わった。
パフォーマンス
インストール中などにも感じたのだが、nForce2はKT333よりも速い。特にIDE周りはかなり軽くなった印象がある。スーパーπも1800+で1:02と10秒以上のアップ。特に大きな異常もなく使えている。たまにリセットがかかることがあるのだが、メモリ周りのBIOS設定がつめきれていないせいだと思われる。
でこのマザーボードのオーバークロック機能だが、BIOSメニューには説明書に出ていないX BIOS IIというメニューがあり、この中で倍率の変更だけができる。そのほかのオーバークロック機能はAdvanced Chipset Featuresの方にあり、FSBクロック、メモリクロック比、tRAS、tRCD、tRP、CL、AGPクロックなどが比較的自由に設定可能。BIOSメニューにはCPU Interface(Optimal/Aggressive)という設定もある。CPU電圧とメモリ電圧はジャンパでそれぞれ+0.15V、+0.1Vにのみ設定変更可能。うちでは9X、FSB175、100%、6-2-3-2.0、66MHz、Aggressiveにしている。PCIクロックは勝手にAGPの1/2になるもよう。うっかり高すぎるクロックに設定してしまったときには、PS/2キーボードでInsertキーを押しながらリセットすると、FSB100で起動してくれる(KT3Ultraではこれができなかったのだ)。それでもだめならばCMOSクリアが必要となる。
http://www10.plala.or.jp/p205tb16/wxp3.html
坂井瑞穂