GA-H55M-UD2H
TFX電源 (2016/10/18)
ファイルサーバ追加 (2016/7/9)
メモリ増設 (2010/11/23)
F8 BIOS (2010/2/26)
SSD (2010/2/6)
ビデオ出力 (2010/1/31)
ACアダプタ (2010/1/31)
ダウンクロック (2010/1/29)
GA-H55M-UD2H (2010/1/23)
Clarkdale (2010/1/17)
・2010年1月17日
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Core i5 660
サブマシン(Core2Duo E7200+Geforce7150)のメモリの少なさに嫌気がさし、新マシンに更新した。今まで2GBx2メモリでやってきたが、とにかくメモリが足りない。3GBしか使えない上にいつも2.5GB以上取られ、メモリが足りないといってくるのでアプリを終わらせてから別のアプリを立ち上げたり、メモリが確保できずにアプリがよく落ちるような状況だった。Windows7にして少しはましになったが、もう限界である。2年前にメモリが4枚乗るマザーを選択していたらメモリを追加するだけで済んだのだが...
今回は出たばかりのClarkdale+H55にしてみた。劣悪なメモリ性能とか45n据え置きのグラフィックコアとかRAIDをカットされた制限つきチップセットとか、自作界にあるまじき構成。それでも今までよりもずっと高性能だろうし、もしかすると低消費電力かも知れないと考えての構成。
CPUは32nプロセスのCore i5 660で3.33GHz(Max3.6GHz)2コア+HT、キャッシュ4M、グラフィック733MHz、TDP73Wというもの。クロックを下げて使うつもりなので、なるべく高倍率なものを選択した(670は値段比を考えてパス)。マザーボードはGigabyteのGA-H55M-UD2HでH55、MicroATX、DDR3x4、PCI Expressx2+PCIx2、HDMI/DVI/DP/RGB、eSATA、光デジタル出力といったもの。メモリは隣のマシンから2GBx3を奪って6GBにしてみた。当然デュアルチャネルではなくなるが気にしない。LGA1156で775とも1366ともクーラーに互換性がないというのはなんかいまいち。ちなみに661にしなかったのは660の方が安かったから。GPUのクロックを上げることもできるようだし。しかし買ってみたCPUは定格1.225Vで下がっても0.976Vとかで、なんか残念な感じ。
余っていた160GBのHDDにWindows7 x64を入れて、あっという間に今まで同様の環境にできた。しばらく使ってみて問題なさそうならばSSDに入れなおす予定。アイドル時の消費電力はHDDが回った状態で47〜50W辺りで今までと同じ〜数W増程度だが、ふらふらと消費電力が変わる辺りがちょっと変。そして使うとすぐに70W辺りに上がったりしているので今までと同じというわけにはいかない。
使ってみると至って普通。普通に使うならこんなもんで十分でしょ?って感じ。メモリ使用量も多くても4.5GB程度に収まっているのでまだ余裕。これで当分はもつでしょう。Windows7のエクスペリエンスインデックスは以下の通り。うちはメモリがシングルチャネルだが、661だとグラフィックとゲームが5.2/5.5くらいになるもよう。リモート接続メインの私には関係ないけど...
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i5 660+H55 |
E7200+GF7150 |
プロセッサ |
7.1 |
6.0 |
メモリ |
7.1 |
6.0 |
グラフィック |
4.8 |
3.9 |
ゲーム |
5.2 |
3.2 |
ディスク |
4.9 |
7.0 |
消費電力 |
47〜50W |
41W |
・2010年1月23日
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GA-H55M-UD2H
今回のデバイスマネージャの状態は以下。(BIOSで切っているデバイスが出ていない...)
PCI Ex x4スロットはPCI Express Root Port 1 3B42に、
ATAコントローラはPCI Express Root Port 5 3B4Aに、
イーサネットコントローラはPCI Express Root Port 6 3B4Cにつながっている。
1394コントローラはPCI接続。
PCI Express Root Port 0041はPCI Ex x16のスロット
またUSB2.0はバックパネルが 3B3C、
オンボードが 3B34で、
USB1.1はボード上のUSB1が 3B36、
USB2が 3B37、
USB3が 3B38、
バックパネルのLANのところが 3B3B、
1394のところが 3B3E、
キーボードのところが3B3Fになっている。
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EASYTUNE6
マザーボードメーカーの作るこの手のユーティリティはなぜか派手派手で常駐するのがはばかれるようなものが多いのだが、EasyTune6はCPU-Z的なシンプルな表示になっていて好ましい。それでいて電圧制御や温度によるファンコントロールとかの機能もちゃんと備えている。この中でi3とi5とはQPI Linkの速度が違っているもよう。x44かx48かの差。
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Dynamic Energy Saver2
MB上の電源フェーズ数をコントロールして消費電力を抑える設定・表示ツール。しかしi5 660では回したところでフェーズが増えてくれない。マザーボード上のLEDは2つ目も点くので表示がおかしいのかもしれない。
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パフォーマンスモニター
ある日のパフォーマンスモニターを取ってみた。
CPU(赤)は1%位で下に張り付いていてほとんどあがらず、
CPUクロック(水色)も最低に落ちていることがおおく、
メモリも4.0GBをちょっと超えるくらいで安定している。
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Bluetooth
このPCではアイドル時の消費電力は47〜50W位になっていた。マウスをつなごうとしたところBTマウスしかなかったのでBluetoothレシーバーを付けた。すると一気に消費電力が58W位に。どうもBluetoothでは絶えずチップセットだかCPUだかにちょっとづつ負荷を与えるために低消費電力モードに落ちないようだ。WindowsのBTプロトコルスタックの問題かも知れない(ので他のスタックでは問題ないのかも)。ひとまず使わないときはBTレシーバーを外すという対策を取ることにした。
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VMware Server
E7200のときはVTがないせいかどうかVMware Server上のLinuxが非常に遅かった。タイマーが遅いらしく、時刻の進み自体がゆっくりだった。ログインパスワードを間違えたときとかのタイマーも非常に長かった。しかし今回は正常に時を刻んでくれるようになった。E6600のときも正常だった気がする。
・2010年1月29日
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ダウンクロック
とにかく低電力で動くように電圧とクロックを調整する。どうもベースクロックを下げすぎるとWindows画面が点滅したりたまにぶれたりして安定しないようだ。110MHzを超えるくらいにすると安定する。
GPUクロックは733MHz、CPU電圧は-0.225V、QPI/Vttは1.05V、GraphicsCoreは0.95V、PCH Coreは1.050V、CPU PLL1.6V、DRAM電圧は1.3Vで動いているようなのでこれで試している。Windowsアイドル時にはコア電圧は0.688Vまで下がっている。CPUファンは止めて電源ファンのみで排気する、Bluetoothは必要なときのみ挿す、といったことでアイドル時電力は44W前後に減った。Bluetoothを挿すと50Wを超えるが。
本当はSSDに入れ替えたいところだが、今から入れなおすのが面倒になったのでしばらくはこのまま使うことにした。
・2010年1月31日
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ビデオマルチ出力
ビデオ出力を1系統のみで使用していると、不定期に画面がぶれる。ベースクロックを落としているのが悪いようだが、1280x1024のアナログRGBでは110MHz位まで上げれば直ったのに、HDMI 1920x1080だとそれでも駄目。しかしなぜか2画面出力にすると問題が出ない。仕方ないのでRGBアナログも接続することにした。うちのSONY TVにはアナログRGB入力もあったのでここにつなぎ、1280x1024出力に設定した。
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音声出力
HDMIにつなげばもちろんBD再生もできるようになる。前のMB(GF7150)ではテレビの入力をHDMI以外にするとHDMI接続が外れてBDプレイヤーが止まってしまったのだが、今回はそんな目にはならずに裏で再生を続けてくれて、テレビ入力をHDMIに戻すとそのまま見ることができる。しかしなぜか音声が再生されない。PowerDVDの音声出力を一旦アナログ出力に変更してHDMI出力に戻すと再生される。更にはBD再生がなぜかアナログRGBにも出力される。まあうちの場合こっちに出力されてもうれしくはないのだが。
ボードのアナログ音声出力を使ってみると、HDDのアクセスに合わせてチリチリとノイズが入ってくる。常用にはつらそうな感じ。HDMI音声出力ではさすがにそんなことはないが。
更にPowerDVDの音声出力をSPDI/Fにしても音が出ない。他のアプリからはちゃんと音が出せるのだが...
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電源交換
使っているMicroATXケースの電源(FSP250-60SV)は効率が悪いことが分かっていたので、効率のよさそうなACアダプタ方式を導入することにして、手軽なところでFILCOのPLS180を購入した。アイドル時消費電力は45Wから36Wに下がった。しかし下がり幅は2割程度でなんとも微妙。ちなみに電源オフ時には3W位になって通常電源(1W)よりも電気を食っている。
このままがんばればファンレスにできるかもとか思ってみたが、BD再生しているとCPU使用率が20%未満でもCPU温度が60度オーバーになって無風では無理そうである。ひとまず無難にリテールクーラーのCPUファンを使用することにした。デフォルト状態では最低でも1000rpmで回転し続けていたが、BIOSで使用ファンをPWMでなく3pin設定に変更することで、EasyTune6を起動すればアイドル時はファンが停止して必要時のみに回転するようにできた。消費電力減よりも静かになったことは大きい。これで十分に静かになったが、SSDに変更すればアイドル時には無音にできるはず。
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i7に戻る
そんなこんなでi5のオンボードビデオを2週間くらい堪能した後でi7 920+RADEON3850(Vista)に戻ってみると、こっちのほうが断然速かった。まあ当然か。i5 660を常用してもいいかもとちょっと思い始めていたが、やっぱりやめた。
・2010年2月6日
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SSDに交換
結局古い160GB HDDはやめてSSDにシステムを入れなおした。POPFileインストールで困ったり一部ファイルをコピーし忘れて一部のデータが失われたりしたものの、システムとしては動き始めた。HDDだとWindowsの起動がやたら遅かったのだが、すごく速くなった。消費電力を測ってみると28Wほど。まあこんなものか。今まで使っていたマシン(41W)と比べるとかなり減った上に、パフォーマンスはかなり上がっている。
インストールする前にSSD(Vertex 120GB)のファームを1275から1.5に上げようとしたが、うまく入れられなかったのであきらめた。インストール後に速度を測ってみても特に問題ないようなのでまあいいか。
そしていつものように何も考えずに使ってもメモリが不足しないこともよい。
まだまだ余裕。
・2010年2月26日
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F8 BIOS
GS-H55M-UD2Hの新しいBIOSが出ていたので更新してみた。するとWindowsアイドル時の消費電力が29Wから25Wに減少。BIOS変更でも下がったりするものなのか...
しかしCPU-ZやEasyTune6で見てみるとCPU電圧が高くなっている。BIOS設定が効かずにデフォルト電圧にされているもよう。消費電力には大差なくても回したときの発熱が気になる。どうやらDES2(Dynamic Enagey Saver 2)をONにするとCPU電圧がデフォルトに戻されてしまうもよう。これをOFFだとCPU電圧が下がるが他のセーブ機能は働かず、ONだとセーブ機能が働く代わりにCPU電圧が下がらないという微妙な状態。
一方で今までのBIOSにあった、メモリ倍率設定を触るとフリーズするとか、ビデオを32MBにすると起動しないとか、USBストレージを複数つないでいるとUSBキーボードでBIOSに入るためのDELを押せなくなるとかいった問題は修正されたもよう。
・2010年11月23日
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メモリ増量(Kingston KVR1333D3N9K2/8G)
メモリを6GBにして今年の初めに更新したサブマシンだが、またもやメモリが不足がちになってきた。ふと気づくと5.2GBとか使われていて、残りが1GBを切っている。そのせいかどうかタブブラウザは落ちるわリモートデスクトップ接続は遅くなるわやまぶきは機能しなくなるわで大変である。ということでメモリを8GBにした。サブマシンには新しい4GBx2のDDR3を入れ、元の6GBはメインマシンに移して計12GBに戻した。
メモリタイミングを詰めていたために最初は調子悪かったが、少しゆるめにしたところ動くようになった。そして動かしてみたことろfub(タブブラウザ)が起動しなくなった。起動直後にクラッシュする。メモリディスクの量を1GBから2GBに増やしたら問題なくなったのでその状態で使うことにした。フリーエリアは1GBしか増えないことになるが仕方ない。このタブブラウザはメモリをあまり食わないので愛用しているのだが...250枚位開くと落ちやすい件と共に困ったもんである。
・2016年7月9日
・2016年10月18日
http://www10.plala.or.jp/p205tb16/h55.html
坂井瑞穂