SANYO SSP-PD9
いわゆるMP3プレーヤー。MMC(Multi Media Card)を使う、単四電池使用の、USB1.1接続のプレイヤーである。MP3の他にAACとWMA(WindowsMediaAudio)も使用可能である。実のところ私はWMAでしか使っていない。やはりWindows標準に付いてくるというのは楽なのだ。
SANYOのサポートは悪いが、WMAならばWindowsXPでも使用可能だし、音はいいし、小さいし、かなり満足している。
MediaPlayer9ライセンスバックアップ (2006/4/28)
- 2001年4月3日
メモリオーディオプレイヤー
またもや買ってしまったプレイヤー。SANYOのSSP-PD9。MMCを使ったMP3、AAC、WMA対応プレイヤー。世間のうわさどおり、WMAの高圧縮はなかなかすごい。確かに96Kでもちゃんと実用になるし、64Kでも結構聞ける。既にWMAしか使わなくなってしまっている。これでこそ旧型(PD7)でなくて、こいつを買った意味があるというもの。ちなみにCDからWMAにするのに10〜20倍速くらい(これはCDプレイヤーによる?)、WMAからプレイヤーに転送するのにも10倍速くらい(MMCならこんなもの?)かかる。リッピングはともかく、転送はかなり遅い。私にとってはWindows2000対応って点が重要。Windows2000対応で、MP3以外が可能で、小さい物ってのはそれほどなかった。ちなみにこいつは売ってる店がまだ少なかった上にあまり引いていなかった。前モデルとの価格差は結構あった。
付属のヘッドホンはいまいち。昔(15年位前か?)買ったまともなでかいヘッドホンではちゃんとした音が出るのに、付属品は高音の切れが悪くて聞こえない音が多い。同時期に買ったちょっとまともなインナーイヤーのヘッドホンでは細かい音はいいのだが、低音がまったく出ない。プレイヤーの音の調節で低音を上げればまあ聞ける程度にはなる。
こいつはUSB経由で充電できるのだが、充電はWindowsを起動させて充電ツールを常駐させてあり、かつメディアプレイヤーを起動していないときにのみ充電できる。充電には4〜5時間くらいかかるのだが、この間はパソコンつけっぱなしでMedia Playerでのリッピングや再生やメモリ転送なんかができない。ここらは結構つらい。別売のACアダプタ(充電もできる)か、通常の充電器が欲しくなる。
再生ソースは著作権管理情報を含んだWMAファイルでないといけない(MP3やAACの制限は知らない)が、このファイルはCDから取ってくるか、ネット上のデータを持ってくるしかない。WAVからの変換にも対応して欲しいものだ(MP3に変換すれば可能)。どっかにそんなツールはないものだろうか。
ちなみにMMC128Mにも対応していることになっている。メディアはまだ出ていないし、WMAを使って96Kにすれば64Mメディアでアルバム1枚は軽く入ってくれるのでそれほど必要ないのかも。2万以上するだろうし。
タイトル表示・アルバム名表示が最初の一発目しか出ずに、すぐに時間表示に戻ってしまう。表示するにはモードボタンを5回押してDISPを選択→送るボタンを1or2回押してANameかTNameを選択→数秒待つまたはModeボタンを2回押すとようやく表示されるが、一度流れて表示されたらおしまいですぐに時間表示に戻ってしまう。曲を送るとタイトルは1度だけ出るが、他の方法は多分ない。もうちょっと簡単に表示できればいいのだが。ついでに日本語表示も。
更に再生開始時や曲を飛ばしたときなどに、最初の1秒ほど音が出ないときがある。曲間に0.3秒ほどの隙間が空く。振動などでMMCが認識されなくなることがある(入れなおせばOK)。
- 2001年4月7日
WMA
さて音とか操作性とかには大きな問題のないPD9だが、ツールには不満が多い。前にも書いたが、
・充電はUSBにつないで、PCの電源を入れて、常駐ツールを動かして、メディアプレイヤーなどを起動していない時にしかできず、フル充電は5時間かかる。
・メディアプレイヤーで転送するとき、著作権管理(以下DRM:Degital Rights Management)情報が入っているWMAファイルでないと転送・再生ができない。結果、WAV等からの変換では再生ができない。
・WMA8対応だといっているが、実はDRMを入れたWMAファイルを今の所作ることができない。公開されているWMA8ツールはWAVからWMAへの変換(著作権情報なし)しかできなために使用できない。
・機能としてWMA対応にはなったが、ACアダプタなし、デザイン変更なし、ソフトも変更なしなはずなのに前モデルよりも1万以上高い。出始めなので仕方ない気もするが、それにしても...
これらを解決するには、次のようなツールがあると都合がいい。
・DRMなWMAが再生できるプレイヤー(充電ツールを邪魔しない)
・WAVからDRMなWMAファイルに変換できるツール
・WMA8の変換ツール
・メディアプレイヤーを無視して充電できる充電ツール
MSのHPにWindowsMediaFormat7SDKという開発ツールがあり、これを見るとこの希望にあうツールがサンプルソースでついている。AudioPlayerとAVItoWMV。どちらもDRM対応。AVItoWMVはWMA8ユーティリティのようなものに-DRMオプションが付けられ、名前からはビデオ用のようだがオーディオにも使える。
で早速コンパイルしてみる...のだが、.LIBがないといってリンクができない。探してみるがない。ヘルプやHPを探すと、このLIBを得るには、PGPでキーをもらってMSに送ると、これを埋め込んだ.LIBをもらえるらしい。詳しい手続きや費用は不明。あれま。
というわけでちょっと使えない部分は解決できていないままである。WMA8ではなんとかしてもらいたいなぁ。一旦CDに焼いてそれを取り込めばいいのだが、さすがにそれでは使い物にならない。
再生に関してはブラウザでのプラグインやアクティブXで再生できるようになるようではある。(この時に充電可能かどうかは不明)
どうやら著作権管理用のIDはデバイスにも存在するらしく、メディアを他のデバイスにつないでも再生できない(らしい)。替わりにコピー時・削除時に回数を制限されることがない。ちなみにデバイスからPCに書き戻すこともできない。できるのは、マシン上にMP7で作ったWMAファイルをMP7で転送して再生すること。別のマシンでWMAファイルを作ってそこで転送するのも問題ない。が、そのマシン間でWMAファイルをやり取りすることはできない。
1台のマシン・デバイスで使い続けるのならばいいのだが、そうするとメディアを交換できる意味が薄い。(128Mメモリが出てくれば容量を増やせるというメリットが出てくるが)やっぱり気になるのはOS再インストールなどだが、MP7ではライセンスの保存とリストアができることになっており、再インストールに備えてライセンスをフロッピーに保存するように勧めている。リストア時にはなぜかインターネットにつなぐ必要がある。
デバイス自体はUSBストレージとしてWindowsに認識され、ドライブレターが割り振られて、両方向のコピーが可能(1Mバイト/秒程)。まあこれでWAVとかMP3とかWMAとかをコピーしても曲の再生はできないのだが、ファイルの移動には使える。が、USBケーブルが特殊なのでケーブルも持ち歩く必要がある。
- 2001年6月7日
WAV to WMA
ようやくWAVファイルからWMA(著作権保護)への変換ができるようになった。前から仮想CDドライブソフトを使えば何とかなるだろうと思っていたのだが...WAVからWMA(著作権管理入り)を作る
ここの内容が参考になった(どう参考になったんだ!?)。
- 2002年5月9日
MP3プレイヤー
私は携帯MP3プレイヤーとしてSANYOのSSP-PD9を持っている。約1年前に買ったものだ。そのときの話はここにも書いた。このプレイヤーはAAC,MP3,WMAの3種類のフォーマットに対応しているのだが、買って以来私はWMAしか使っていなかった。WMAを使っていて困るのは、MediaPlayerの「著作権情報を有効にする」をチェックしておかないと再生できず、OSの再インストールなどに不自由する点だ。再インストールすると今まで溜めた音楽データが使えなってしまい、あらかじめライセンスのバックアップで取っておいた情報を使って復元作業を行わないといけない。私はいつもいつもバックアップしているわけではないので、再インストール時には大抵すべての曲データを失っていた。PC上でもプレイヤー上でも全て暗号化されているので扱う時には必ずMediaPlayerを使わなくてはならなくなっていて、扱いが非常に面倒だった。
最近MPEG4圧縮に凝ったこともあってMP3を使うようになっていて、試しにMP3データを使ってみることにした。OS上では普通どおりにMP3データを作って置け(Wavラッピングされていてはいけないが)、扱いが楽になる。やはり暗号化してプレイヤーに送らないといけないのだが、それにはLiquidPlayerというツール(MediaPlayer7と同様のもの)を使う。MP3ファイルを検索してリストに登録し、トラックリストにまとめ(まとめないと曲名のアルファべット順に並んでしまう)、楽曲の転送でトラックリストをドロップするとファイルのチェックが入り(転送と同程度の時間がかかる)、最後にデバイスに書き出す作業を行う。ポイントはPC上では暗号化されないために扱いが自由だという点。OSが飛ぼうがディスクが壊れようがバックアップが消えようが、ファイルさえ無事ならばすぐに使えるし、別PCに持っていくのも自由。デバイスに書き出したものは、そこでプレイする以外には使いようがない(別PCなどには持っていけない)が。
でデータを作り(プレイヤーの制限で最大192Kbpsまで)聞いてみたのだが、これがまたひどく音が悪い。そもそもこのプレイヤーはAACがメインで、それからの差別化によっておまけ的扱いのMP3は音が悪くしてあったりするのかもしれないが、とりあえず私には聞くに堪えない。よって試しただけで終わりにした。AACを使うのならばWMAを使うのと扱いは何ら変わらない(つまりOS上でも不自由だということ)のでAACも使う気がしないし、LiquidPlayer自体もMediaPlayerと変わり映えしなのでわざわざ別のものを使い始める必要性も感じないし。
ちなみにWMAをヘッドホンで聴いている分にはいいのだが、これを車でカーオーディオにつないだ時には聴きたくないような音になってしまっていた。この辺は私の慣れの問題かもしれない。ヘッドホンで聴くときにはWMA以上、車内で聞くときにはCD以上、でないと気が済まなくなっているのだろうか。
ところでこのLiquidPlayerだが、インストールしたとたんにCD-ROMドライブに黄色!が出て使えなくなったり、OSが不安定になったり、タスクの優先度が高になるのでエンコード中は他の作業が一切行えなくなったり、最近のもの(そうでもないが)にしてはひどい出来であった。ちなみにLiquidAudioやMUSIC SANYOのHPに行けば、CD-ROMの件の対策パッチは提供されている。付属していたLiquidPlayerはWindowsXPには対応していないらしい(私はWindows2000)。MUSIC SANYOのHPに行くと、対応版は有償配布だと出ている(WMAならばWindowsXPでも使用可能)。まあ私には関係ない話だが。MUSIC SANYOのFAQによるとMP3は192KbpsまでのCBR,VBRに対応だというのだが、128Kbps以上に上げても効果はなかった。
- 2002年6月8日
携帯プレイヤーSANYO SSP-PD9
細かい話だが、前からこのプレイヤー用のUSBケーブルを探していた。このプレイヤーのケーブルは、USBの口が小さく、普通のUSBケーブルではない。今日ちょっと寄った店ではいくつかの変形USBケーブルをデジカメ用として扱っていた。3種類あったようだが、店頭で現物あわせ(汗)してOLYMPUS/SONY用と判断。購入した。ArvelのAUM-20W。結果問題なくつながり、こちらは会社でつなぐ用にした。ちなみに980円。
これを活用するために前から128MのMMC(マルチメディアカード)を探しているのだが、店頭で売っているのを未だ見たことがない。どうやらI/Oデータが製品化したようなのでじきに出回ってくると思うが。
- 2002年7月11日
MMC 128M
さて私は携帯プレイヤーとしてサンヨーのPD-9を使っている。これはメディアとしてMMC(MultiMediaCard)を使う。元々64Mバイトのメディアが付属していたのだが、WMA(WindowsMediaAudio)の160Kbpsを愛用する私には、60分ほどしか入らずちょっと不足気味だった。買った当初から128MのMMC対応だということになっていたのだが、いろいろあってMMCはSDカードにその座を受け渡したために64M以上のメディアは全く出回らなかった。SDカードはMMCとの互換性がない(MMCのみ対応機器にはSDカードは使えない。逆はたいてい可能)ので、SDが128Mや256Mが出ているのを横目に悲しんでいた。(それどころかMMCの64Mメディアすらあまり見かけない)
が、ついにI/Oデータから128Mメディア(MMC2-128M)が発売された。発売されたことは知っていたのだが、近所の店には入ってきていなかった。じきに秋葉原に行って探そうと思いつつ、時間がなかったりめんどくさがったりして買えていなかった。
というときにはインターネット通販。私は最近これが増えつつある。多分サイトをちゃんと選べばそれほど心配はない...と思っていて、I/OデータならI/Oデータファクトリストアがあるのでそこで買うことにする。送料無料。ここは支払いに代引きかクレジットカードかWebクレジットが選べる。あまり好きではないのだが、私にはクレジットカードしか選択肢がないのでカード払いにする。土曜日に注文して受付メールが即着、月曜日に受け付けられてメールが来ると共に出荷、火曜日に発送、水曜日には手元に届いていた。どちらかといえば銀行振り込みのほうが好みなのだが、振込みだと他行への振込みにはそれなりに手数料が必要である。
それはともかくこの携帯プレイヤーは128M対応だと言われているが、128Mメディアが出る1年半くらい前からそう言っていたので本当に使えるのかどうかちょっと不安だった。まあ結果的に何の問題もなく128Mメディアとして使用可能だった。高速(2MB/s)だという点はあまり実感できなかったが...
- 2002年8月27日
SANYO PD-9
1年以上前に買ったメモリオーディオプレイヤーのPD-9(SANYO)。結構使っているのだが、今日久しぶりに充電+曲の入れ替えをやろうとしてPCにつないだら、即座にブルースクリーンに。再起動すると、デスクトップ画面が出る前後で同様にブルースクリーン。先日適用したSP3(Windows2000)の影響だろうか。こうなるとSANYOの対応は遅いので困る。あるいは先日の大雨のときにちょっと濡れた(とはいってもカバンの中だった)のがまずかったのだろうか。試しに別のUSBポートにつなぐと、ドライバを要求してきて、ドライバモジュールを指定するとブルースクリーン。SP3は何も考えずにインストールだけした(バックアップなし)ので、元に戻して確かめることもできない。最近このWindows2000はちょっと調子悪い(コンピュータの管理を開くと一度エラーダイアログが出て、システム情報がない状態になるなど)ので、一度お蔵入りにしたXPを復活させるのもいいかもしれない。ただそうしている時間がない(ないからお蔵入りになったまま)のだが...
- 2002年9月29日
MediaPlayer8
前に書いていた気がしたのだが、なかったようなので。私は携帯プレイヤーとしてSANYOのSSP-PD9なるものを使っている。メモリはMMCで電源はニッケル水素単4というものだ。付属していたヘッドホンでは満足できずに大昔に大金(1万近かったと思う)を出して買ったものに交換している。付属していたメモリカードは64Mだったのだが、先日128Mを入手してこっちを使用している。
たしかここまでは書いたことがあったと思うが、その続き。WindowsXPに入れ替えてから(MediaPlayer8になってから)メディアの残容量とかファイルの容量とかがわかるようになり、非常に使いやすくなった。そしてビットレート196Kbpsが選べるようになった。今までは128Kbpsの音には満足できなくて160Kbpsばかり使っていた(特に128Mメディアに変えてから)のだが、192Kbpsになって音はどう変わったのだろうか。
まず128K->160Kでの話だが、明らかに音の厚みが違う。特に中音域(まあ一番重要な部分だろう)の厚みが異なるので、私は160Kオンリーになってしまっていた。そして160K->192Kなのだが、高音域・低音域が厚くなったような気もするのだが、違いははっきりしない。このヘッドホンの限界なのかも知れない。それでも128Mメディアなら80分は入るので、これからは192Kで保存することにした。よって今までWindows2000時代に溜めたWMAは復活させずにすべて破棄し、WindowsXPですべて取りなおすことにした。
ところでこのヘッドホン(AIWAのもの。型番不明)だが、音はいいものの、昔の製品なのでケーブルが長い。1.5Mある。当時はプレイヤー(ようやくMDが出てきた頃)は鞄に入れるのが普通だったので、これは仕方ない。が、音へのこだわりによりOFC線だかPCOCC線だかが使われていて、線が硬く、曲がりにくい上によれよれになって見栄えが悪い。これがどのくらい音に貢献しているのかわからないので文句は言いにくいところではあるが...
しかし前から気になっている、曲の頭で音が乱れる現象は全然改良されないなー。リッピング時の問題なのか、MPの問題なのか、プレイヤーの問題なのかわからないけど、非常に気になっているんだけど。
- 2003年1月29日
MediaPlayer9
MediaPlayer日本語版が出ていたので早速ダウンロード。この間WindowsXPをインストールしなおしたばっかりだったので、消えて欲しくない過去のメディアなどもなく、何も気にせずそのままインストールした。
そして一番気になっていた可変ピットレートでのエンコードとそれの携帯プレイヤー(SANYO PD-9)での再生を試みる。可変ビットレートの設定は40〜75K、50〜95K、85〜145K、135〜215K、240〜355Kの5種類。(ちなみに固定レートは48K〜192Kの6種類、可逆圧縮470〜940Kの1種類も存在する)
まずは240〜355KでCDから録音し、携帯プレイヤーへ転送する。ここでMediaPlayer8にはあった、曲順が逆転してしまうバグは直されたもよう。およそ300Kbps前後で取られたのだが、すべて携帯プレイヤーでは再生不能。可変ビットレートにはやっぱり不対応(まあ2年前の製品だし...)なのか、ビットレートが高すぎる(説明書では160Kbpsまで〜MediaPlayer7では160Kまでだったから)のか。
次に一ランク下げて135〜215Kで取り直して(およそ180Kbps前後、最大201Kbpsになった)転送したところ、問題なく再生できることを確認できた。どうやら高ビットレートがだめだったもよう。最高レートでの再生ができないというのは気分が悪いが、最大215Kでも問題ない音質なのでよしとした。当然可逆圧縮も再生できなかった。
かつて問題だった「曲の頭が乱れる」問題も直っている...気がする。デバイスへ転送のときにデフォルトでDIMGが選ばれていて、そのままではDIMGフォルダの下に音楽ファイルが入ってしまう問題はそのまま残っている。
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2005年8月9日
WindowsMediaPlayer10
iTMSに影響されたわけではないが、久しぶりにポータブルプレイヤー用にCDをリッピングしてメモリカードに転送した。既に記憶のかなただが2年位前に転送して以来だと思われる。その間曲を入れ替えることなく同じ曲(10曲程度)のままずっと使っていた。記憶に頼るとWMP9.0でWMAのVBR 135K-215Kbpsでリッピングしたものだ。プレイヤー(SANYOのPD9)のサポートは160Kbpsまでで、実際このVBRモードで録ったものは曲の頭1〜2秒位がブツブツと音が途切れたり、たまに再生できない曲があったりしていたが、128KはもちろんCBR192Kよりもいい音だと思って使っていた。
ところが今見るとWMPは10.0にバージョンアップされていた(WindowsUpdateでアップしたのは自分だけど)。オプションも同様のものが用意されているのだが、実際に135K-215Kでリッピングしたものを転送しても再生できなくなっていた。プロパティを見るとビットレートが300Kとかになっていたりする。(※プロパティでは最大のビットレートが表示される)以前もプロパティで見て210Kとかなっていたものは再生不可で、200K辺りが限界だったような記憶があるが、10.0になって上限の扱いが大きく変わってしまったようである。オプションの設定では従来どおりに135から215Kbpsという表示なのだが。上限を大幅に上げてみたのはサービス(音質的に)なのかも知れないが、再生互換性が落ちているのは困ったものだ。(そしてそれを今頃になって騒いでいる私も。)
で再生できるのはCBR192KかVBR85-145Kが限界なのだが、128KのMP3なのかと思うくらいに前よりもかなり音が悪い。高音部が全然でなくなった感じ。
WMPをバージョンダウンしようと思ったが、簡単ではないようで普通の方法では逆戻り不可のようだ。(基本的にはプログラムの追加と削除で更新プログラムの中からWMP10を削除すればいいようだが)
というわけでどうしたものか困っている。バージョンダウンはOSインストールしなおせばいいので簡単だが、今後のOSバージョンアップ時には9.0が使用不可になることは明らか。今のうちに9.0に戻してリッピングしておくか、CBR192KかVBR145Kに耳を慣らすか、プレイヤーを買い換えるか、ちょっと迷っている。
- 2005年5月17日
ATH-EC7 SV
オーディオテクニカの耳かけ式のインナーイヤーヘッドホン、ATH-EC7 SVを購入。音のできとしては前まで使っていたアイワのやつとあまり変わらない。中高音部のザラザラ感がなくクリアーになった感じ。コードがよれないし、耳掛けで耳から外れにくい事がいい点か。音漏れがひどいので外では使いにくい。
・2006年4月24日
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RMMC-1G
1GBのMMCplus(高速転送版マルチメディアカード)を購入。最初は1GBのMMCmobileにしようと思っていたのだが、最近バッファローからMMC plus品が出たのでそちらを選択。どちらも互換性はあるようだった。
メモリオーディオプレイヤー(SANYO PD9)に使用予定。この本体自体はもう5年も前のもので、付属メモリーも64MBだったのだが、メモリ交換によって1GBのプレイヤーに生まれ変わった。まあバッテリーが3時間くらいしか持たないとか、液晶にバックライトがないとか、転送が遅いとかいろいろ問題はあるのだが。
ひとまずHDDに残っていた曲のライセンスを更新して復活させて、50曲くらいあったやつをすべて転送してみた。これで300MB位だったが、ちゃんと再生できている。まあ転送に40分くらいかかったのだが(=1Mbpsくらいしか出ていない)。このメディアはデバイスが対応していれば52Mbytes/sだとうたっているので、実に1/400の速度である。(これが1倍速に相当するらしい)
ちゃんと計ったわけではないが、電池の持ちが多少良くなった気がする。とは言っても4時間位なのだが。メモリでこんな変化があるとは驚きである。調べてみると128Mのやつ(IOデータのMMC2-128M)は最大80mAのところ、今回の1Gのやつ(バッファローのRMMC-1G)は52mAである。これは書き込み時のものだと思われるが、減っているのは確かなようだ。
そういえば64Mの時には4時間位持っていたのが128Mにしたら3時間くらいしか持たなくなったような気もする。
そしてMediaPlayer10では音が悪い問題は、Windowsをインストールしなおした際に10を入れずにMediaPlayer9を使うことでしのいでいる。私の環境ではNeroに悪さをされている以外は問題ない。
・2006年4月28日
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MediaPlayer DRM バックアップ
1GBのメディアを埋め尽くしてみようと、CD 30枚くらいを用意して1時間位かけて選曲しながらCDから1Gバイト分録音した。50曲くらいになった。それをデバイスに転送してみたらまた1時間以上かかった。そして再生してみると...今回転送した分の再生ができなかった。よくよく見てみると各ファイルのビットレートが300Kbps前後になっていた。しかし設定は135から215Kbpsである。よく考えてみれば前回は50曲で300Mバイト余りだったのに今回1GB近いのはおかしい。
この現象は...そう、MediaPlayer10の挙動である。怪しいのはやっぱりWindowsUpdate。どうやら"WMDRM 対応 Media Player 用の更新プログラム (KB891122)"のせいのようだ。こいつを入れると見掛けはMediaPlayer9のままだが中身をMediaPlayer10にしてしまうようだ。もちろん消した。そして今回録ったものはすべて取り直した。150曲くらいで1Gを超えるくらいになった。
そしてデバイスに転送しようとすると...「不明なエラーが発生しました」となって1つも転送できない。更新を戻したのがまずかったのかと思って、もう一度更新してみたり、MediaPlayer10を入れてみたり、戻してみたり、といろいろやってみたがデバイスへの転送はみんなエラーだった。ただ取り直したやつも昔に取ったやつも、Windows上では問題なく再生できていた。エラーはいつの間にか「DRMの取得に失敗しました」に変化していた。更にライセンスのパックアップでも同様のエラーが出た。リンクを見るとguestアカウントでは使用できないのでadministratorsグループにすべし..のようなことが出ているが、最初からadministratorsグループなので問題ないはず。
あきらめてWindowsを再インストールする気になっていたのだが、いろいろ調べてみるとDRMデータが壊れるとこの現象が出るようだ。対処は以下のようだ。
http://support.microsoft.com/?scid=kb;ja;810422
1.ライセンスのバックアップを新たに取る。できないこともある。
2.DRMディレクトリの下のdrmv2.sstファイルを消して、ライセンスのバックアップを試す。
3.DRMディレクトリの下を消す。
4.ライセンスのバックアップを新たに取る。これでDRMの下が初期状態に戻る。
5.1.や2.で取ったものあるいは昔に取ったバックアップで復元を行う。
6.復元できなかったものは提供元からライセンスの再発行をお願いする。
私はDRMの下を消して、ライセンス保存で初期化して、wmaを再生してエラーになるもののライセンスを取り直して(Webで1クリックで戻る)、ようやく正常になった。
私は有料ストリーミングとかをやっていないので何ともなかったが、やっていたらかなりの痛手であっただろう。こういう目にあうことが予想されるので、有料ものには手を出す気にならないのだが...しかも同様の目にあったときの対処が「DRMフォルダ内を消して再生しなおすべし」ってところが多いのには閉口した。自分たちはライセンスでビジネスを行っていながら、ライセンスの管理には無頓着だっていうのはひどい話だ。
ちなみにプレイヤー側は1GBメディアでも大きな問題なく使用できている。極まれに(数十時間に1回くらい)No Licenceと出てどの曲も再生できなくなることがあるくらいか。一度電源を落とせば直るが。
http://www10.plala.or.jp/p205tb16/pd9.html
坂井瑞穂