MSI X58 Platinum
メモリ12GB (2009/8/17)
USB2.0ハブ (2009/7/23)
BIOS 1.3 (2009/3/30)
鎌ANGLE (2009/3/9)
X58 Platinum電圧設定 (2009/1/22)
Overclocking Center (2008/12/18)
X58 Platinum OverclockingCenter (2008/11/24)
WindowsVistax64 (2008/11/20)
MSI X58 Platinum (2008/11/20)
Core i7 (2008/11/18)
・2008年11月18日
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Core i7 920
とりあえず買ってみた。Core i7 920(2.67GHz)、MSI X58-Platium、DDR3 1333 2GBx3といったところ。安い構成にしてみたのだが、それでも10万近くの出費。性能/消費電力的にあまりいい話は聞かないので、なんか無駄な出費の予感。Westmareも1366で出ると言うが、ハイエンドという言葉を聞くとExtreamのみか?なんていう心配も。10万は高い〜〜と思っていたが、2年半前にはCore 2 Duo E6600をセットで買ったときも10万だった。まあ当時はメモリが2GBで3万していたんだけど。
まずはビデオカードとしてGeForce6600GTを入れて起動してみる。BIOS設定段階での全体の消費電力は130W。思ったよりも低い。CPU温度も36℃とか。ついでにBIOSでSmartFanをターゲット温度50℃で最低回転数を12.5%に、PhaseControlを皆Enableにする。
そして余っていたHDDに入っていたXPを起動してみる。そのまま起動でき、ログインもできた。この時点で消費電力は104W。当然ファンも静かだし、CPU Phase Controlは1つ点灯で2つ目が点いたり消えたり。(Phase数はLEDで表示される)
続いてCDからドライバ類を入れていく。特に問題なく終了。GreenPowerCenterを起動してMaxPowerSavingにすると、消費電力は98Wにまでダウン。これならば全然問題ない。
Superπを動かすと14秒。E7200を3.5Gで動かしていた頃とほとんど同じだが、2.67GHzということを考えると結構速い。このときの消費電力は160W前後。そしてTripcode Explorerを動かすと、一気に230Wに。グラフィックを動かさずにこれなのでこのシステムのMAXは相当高くなりそうだ。一方で3DMark05とかを動かしても160W位、x264エンコードでも同程度。まあ3Dでは1〜2コアしか動かないし、x264でもCPU50%も使ってくれないのだが。4コア(8スレッド)を使い切るにはそれなりのプログラムが必要となってくるもよう。
そして消費電力とかCPUの温度よりも問題なのはチップセット(IOH)の温度。CPUファンが静かになると温度がどんどん上がり、95℃を超える。当然チップセットのヒートシンクも触れないくらい熱い。さすがにこれはない。ファンの回転をそれなりにするなり、チップセットにファンを付けるなりといった対策が必要そうである。
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MSI X58 Platinum
グラフィック2スロット占有+PCI2本使えるものを探すと、P6T-Deluxe、MSI、DFIしかなかった。ASUSじゃ普通、DFIは出るのが遅い、というわけでMSIから選ぶ。Eclipseという上位バージョンがあるのでPlatinumは廉価版となる。Eclipseとの差異は(表面的には)以下となっている。
・SLI未対応
・X-Fiオーディオ→HDオーディオ
・x16スロットの3つ目とx4なし
・D-LED2なし
・GreenPowerGeineなし
・SATA 10→8
・eSATA 2→1
こんなオマケ機能だけでなく内部的にはもっと差別化されているのではないかと思いつつも、私は不要と判断して安いものを選択した。OC機能そのもの(BIOS設定とかDIPとか)には差異はないもよう。
そしてこいつにはFDDコネクタがない。まあ私はXPのインストール時くらいしか使っていなかったし、XPももう使わないと思うので問題はない。しかしFDDケーブルが付いてくる。
LEDはPowerとHDDの他にSleepがあり、スリープ中には光らせることができる。ASUS(P5B)ではこれがなくて電源点滅だったので使わなかったが、スリープが付いたのは地味にうれしい。
・2008年11月20日
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Windows Vista x64
i7のパフォーマンスを堪能するにはx64がいいだろう、というわけでVistaのx64をインストールしてみる。常時オンサーバの方は後でx86版に入れなおすことにする。前の調べでx64で駄目なもののうち、必要そうなものはHDUS、D903i、ScanSnapくらい。こいつらは別に用意するx86マシンで使うことにして、メインはx64に移ることにした。あるいはx86とデュアルブートにする。
マザーボードの基本機能は問題なくインストールでき、普通に使えるようになった。ビデオカードはRADEON HD3850だが、ちょうどドライバの8.11hotfixが出ていたのでこれを適用した。
問題はそのほかのデバイスだが、PV3は3.2の状態ではアドレスが4G空間を越えているようなことを言って立ち上がらない。何度かやっていると動いたりしているが、これでは調子悪い。3.3へのアップを決心し上げてみたところ、問題なく使えるようになった。緑線が...という話もあるようだが、うちでは問題なかった。逆にエアロで使っているときにも自動的にベーシックに戻してくれるようになり、自分でエアロを切る必要がなくなった。ドライバの署名についてはReadyDriverで回避した。
→3.3ではやっぱり緑線が出たりブルースクリーンになったり。3.4にしたら解消した。
もうひとつの問題はMTVX-SHF。FEATHER2006を入れるとよさそうなのだが...うまくいっていない。ローカルディスクに取ってあったのがドライバとアプリケーションを分けた状態だったので、対応が取れていないという気がする。
→何度かインストールと削除、カードの付け外し、とかやっていたら9.03が動くようになりました。
そしてx264エンコードを試す。今までやっていた方式(1台目でAviutlでデータを送り、もう一台でx264.exeでエンコード)では速度が出ないので、素直にx264gui.auoで出力する。定格(2.67GHz)でもエンコード中はCPUを使い切ってくれずに60%〜80%辺りを上下しているが、エンコードはかなり速く、1440x1080iのエンコードが1.3倍位の時間で終わった。CPUを4GHz位に上げれば実時間程度で終わってくれそうな感じ。あるいはネットワークがネックなのかも。前(Core2Duoで3.5GHzに上げてAviutl処理は別マシンで行う)は3倍位の時間がかかっていたので倍以上の向上である。この速度の向上が目的の1つだったのでこれは達成できた。ちなみにエンコード中の消費電力は200W前後であった。
つづいてTMPGEncのSDエンコード。私が使っているのはDVD EASY PACKで3.0相当。それでも3時間ソースを1時間10分で完了。今までは90%位の時間がかかっていたので2.5倍くらい速くなったということになる。
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MSI X58 Platinum
クロックを上げてみるのだが、これがうまくいっていない。BIOSでは150MHz*20=3.0GHzに上げるのは問題ない。しかしこれ以上はまったく駄目。DIPスイッチで166とか200にしても全く駄目。ちなみに駄目なときは電源オンでダンマリ→勝手に落ちて再びオン→ダンマリ→勝手に落ちてデフォルトで起動→BIOS設定を見直すということになる。CMOSクリアがバックパネルにあるが、これのお世話になる必要がない。
WindowsからはOverclockingCenterツールでベースクロックの変更ができ、170MHz位には上げられたので、BIOS設定と合わせていろいろできそうな感じ。
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MSI X58 Platinumで気になる点
BIOS設定がイマイチ
ベースクロックが133〜150しか機能しない。132以下にしても133で立ち上がってくる。
メモリ倍率4が5と同じ。1333MHzに設定しても1066MHzで立ち上がってくる。
IOHヒートシンクが非常に熱い、GreenPowerのフェーズ数も2から減らない
なぜかFDDケーブル、CrossFireケーブル2本が付属
PCIカードを入れると、Power、リセットボタンが押しにくい
Click BIOSでもEFIでもない(必要性はともかく上位機種なのに非採用か?)
以下いつもの
USBはEHCI(USB2.0)の3A3Aはボード上の4ポート、3A3Cはバックパネルの8ポート。
UHCI(USB1.1)はオンボードのJUSB1,JUSB2が3A34,3A35、バックパネルの上から2ポートずつ3A38,3A39,3A37,3A36となっている。
SATAは1,2がICH10の3A20のChannel0、3,4がChannel1、5,6が3A26のChannel0とChannel1、7,8,eSATA,PATAはJMicronの下となっている。
PCI-Exは上から順にIOH 3408(x1),IOH 340A(x16),ICH10 3A40(x1),3A46(x1),IOH 340E(x16)となっている。
余計な"ACPI-Compliant System"がたくさんあるのでそれを削除すると以下。
それでもマイナスだったりと謎な状態だが。
PCIスロットの上はIRQ=16、下はIRQ=17となる。
・2008年11月24日
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OC設定
MSIのM/BにはBIOSにCell MenuというOC機能があり、さらにWindows上ではOverclockingCenterというツールでの変更ができるようになっている。(このツールはx64でも使用可能。)またGreen Power Centerというフェーズ制御対応の電源コントロールツールもある。ただしこの2つのツールは同時には使用できない。
ところがBIOSでOCしてもBUSクロック151MHz以上ではPOSTしない、132MHz以下にしても133MHzで立ち上がる、メモリクロックを5倍の1333MHzにしても1066MHzで立ち上がる、PCIクロックはAutoの他には37.5MH固定があるのに33.3MHz固定がない、Voltageの設定がグレーアウトして設定不可、RAMタイミング設定をマニュアルにするとPOSTしない、などちゃんと機能しているのか不思議な出来。まあメモリ設定についてはまだちゃんと見れていないが。
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OverclockingCenter
でBIOSはあきらめてWindowsツールの方。Green Power Center(GPC)の方は状況を見れる程度。電圧とかPhase数とかをいじれるのだが、Phase数についてはBIOSでAutoにすればいいし、電圧もOverclocking Center(OCC)で設定できるのでGreenPowerCenterは必須ではない。ちなみにGreenPowerGenieがあると電源からの電流値とかも表示されるようだ。
一方でOverclockingCenterの方はベースクロックと各種電圧とファン回転数の設定が可能。それらをまとめてプロファイルとしてセーブ・ロードができる。標準で5パターンが用意されいてるが、自分で設定を追い込んでいった方がいい。CPU電圧とQPI電圧についてはCPUデフォルトから何V上げ下げするかの選択となっていて、EIST有効時には低クロックでは低電圧で、高クロック時には高電圧で動作してくれる。Turbo Modeを有効にしていると更に電圧が上がる。
しかしこのツールは問題が山積である。IOH温度とシステム温度が逆に表示されいてるのはかわいい方で、デフォルトでCPUファンが1000rpm以下は警告となっているがBIOSでCPUファンを低回転に設定していると900rpm位になって必ず警告が出るとか、IOH温度(表示上はシステム温度)がデフォルトで高いのでシステム温度70度以上の警告に必ずかかるとか、警告音が出るときにはシャットダウンしますのカウントダウンメーターが出るはずが出ずに音がうるさいのに止められないことがあるとか、BIOSでCPUファン回転を自動にしているとこのツールで制御できないにも関わらず900rpm固定になっちゃうとか、一度スリープにして戻すとCPUファンがBIOSに従って可変になるとか、可変になっても時間が経つと固定になっているのでエンコード時に大回転したら終了しても大回転のままとか、CPU温度が上がるとSYS FAN1〜3も勝手に回転が上がって設定が無視されるとか、CPUファンの警告を0rpmにしていても状況によっては警告が出ることがあるとか、ツール起動時にはBIOS設定でなくツールのデフォルトが適用されてシステムファンが全開になるとか、スリープして戻すとクロックと電圧がデフォルトに戻されているので手で再設定が必要とか、電圧下げたままシャットダウンすると電源が落ちないとか、同じく再起動してもBIOSの前で止まってしまうとか、プロファイルのセーブで既にある名前で上書きできないので先に削除しておかないといけないとか、プロファイルのロードは手でメニューをたどる必要があってキーショートカットとか起動パラメータでの指定ができないとか、なぜかGreenPowerCenterとは排他になっていて両立できないとか、バスクロック118MHz以下は設定しても無視されるとか、119から175にあるは175から119にと大きく変化させるとフリーズするとか、突っ込みどころ満載な出来である。あとDual Core Centerというツールもあるようだが起動できないとか。
それでも設定すればそれなりに機能するので、普段は低クロック省電力で、エンコード時には最大クロックで回す(CPUファンがおかしいので回す前に一旦スリープにする必要はある)とかということができる。
ちなみにうちでは設定可能な最低クロックである119MHz時(CPUクロック1400〜2500MHz)にはCPU電圧-0.26V、つまり0.78〜0.964V辺りで動作し、133MHz時(CPUのデフォルトクロック)では-0.2V(0.84〜1.024V)で、151MHz時(CPUクロック3000MHz付近)でも-0.14Vで動作している。またIOH電圧(デフォルト1.1V)は0.91Vまで落とすことができた。これでIOH温度は50℃台にまで下がり、問題ないと思えるレベルになった。
一方で高クロックの方は175MHz(CPUは3500MHz)辺りで動きが怪しくなってくる。どうもメモリが1066状態のパラメータ(8-8-8-19)で動いているようで、1333辺りから追いつかなくなってるものと見られる。スペック的には1333MHzでは9-9-9-24だし。BIOSでの設定がうまくいっていないので今はここらが限界である。
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BIOS更新
新BIOSとして1.1が出ていたので更新してみたが、違いは分からず。PCI-Exとかのデバイスがすべて認識しなおされたので中身は大違いなのかも知れないが、パフォーマンスを含めて違いは認識できなかった。BIOSの更新は、BIOS上のツール(M-Flash)で更新かDOSで立ち上げでDOSツールで更新かLiveUpdateで更新することになるが、初期版ではM-FlashにバグがあるというのでLiveUpdateで更新してみた。しかしこれも一筋縄ではいかず、LiveUpdate自体の更新が行われるのに次に進めずということを何度か繰り返すことになった(Updateではダウンロードと展開だけが行われて、インストーラが実行されていなかったようだ)。x64上であったことは何の問題もなかった。
BIOS更新になると最終的にはWindows上のアップデートツールで更新されることになるが、これがまた時間がかかる代物であった。1.1でもM-Flashは直っていないらしいので、さっさとBIOS上から簡単に更新できるようになってもらいたいものだ。今回Windowsから更新するツールが手に入ったのでこれからは楽になると思いたいのだが...
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AHCIに変更
BIOSデフォルトではSATAコントローラがIDE互換モードなのだが、そのままWindowsをインストールしていた。ここからAHCIにする方法を探る。P965導入時にはまり、当時は再インストールしていた問題である。調べてみると、
・デバイスマネージャでICH10 SATAコントローラ1-3A20のドライバ更新で、手動で検索
・一覧から選択
・ディスク使用でIntel_ICH10R_RAID_ALL_MB\ICH10R\floppy\f6flpy64を指定
・互換性のある...チェックを外してICH10R SATA AHCI Controllerを指定
・再起動してBIOSでAHCIに変更
という手順でOKだった。
・2008年12月18日
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MSI Overclocking Center
アップデートされていたのでX58 Platinumに入れてみたのだが、前の方がまだましという出来に見える。逆になっていたIOH温度とシステム温度はちゃんとした、IOH電圧が変えられなくなったという辺りはまだいいのだが、電圧を変更するとアプリケーションエラーになって変更不可、ベースクロック150MHz以上にすると「リブートするよ」のダイアログの後に強制シャットダウン、ここでBIOS設定がベース181MHzになっていてデフォルト電圧では起動不可、などなどとまだまだな出来。
ここでBIOS設定を175MHzに下げると立ち上がってはくれる。手で設定していたら150MHzを超えるとブート不可だったのでちょっと不思議。BIOS設定上は違いが分からないんだけど。仕舞いにはクロックを上げた状態でスリープにすると復旧できない。かなりだめそうである。
・2009年1月22日
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X58 Platinum 電圧設定
i7を使っていて思うのだが、クアッドコアが活きているのってどんな時なんだろう。普通に使っていたらCPU使用率なんてぜんぜん上がらない。クアッドが利いているのはCPU温度が高いとき、とするとエンコード以外では活きている時はないのだろう。Core2Duoの時はOS起動時とかH.264ソフトデコードとか3Dゲーム時とか結構熱かった(=CPUファンの回転が上がった)のだが、こんな程度ではi7では全く軽い処理となってしまったようだ。というか普通に使うだけならデュアルコアで十分(+HTくらいあってもいいかも)ということなのだろう。
とはいえ現状ではエンコード時には(5分ほど経った頃には)ファンが最大の2700rpm位に上がってかなりうるさくなっている。そこまで回る必要ないだろう、と思うがMSIのファンコントロールではそうなっている。CPUファンをもっと低回転のものに変えたいところだ。
ちなみに現状では以下の3パターンをOverclockCenterに入れて適宜手で変更して使っている。しかし定格で動かすにしては全体に電圧盛りすぎだろう...下の設定に落とすだけで定格クロックではアイドル時消費電力が20W近くも下がるし。これはクロック上限にまだ余裕があるのと同様に、今後も低電圧版を出していける、という余裕の現われなのだろうか。
ベースクロック |
変動範囲
(x12〜x21) |
CPU電圧 |
QPI電圧 |
PLL電圧 |
DDR電圧 |
IOH電圧 |
消費電力
(アイドル時x12 - アイドルx22 - x264エンコード時 - prime時) |
133MHz
(定格電圧) |
1600〜2800MHz |
(1.05〜1.25V) |
(1.2V) |
1.5V |
1.5V
(1066MHz) |
1.1V |
127 - 134 - 238 - 262W |
119MHz |
1430〜2500MHz |
-0.24V
(0.81〜1.01V) |
-0.22V
(0.98V) |
1.35V |
1.21V
(952MHz) |
0.92V |
107 - 113 - 160 - 182W |
133MHz |
1600〜2800MHz |
-0.20V
(0.85〜1.05V) |
-0.18V
(1.02V) |
1.35V |
1.21V
(1066MHz) |
0.92V |
110 - 116 - 176 - 198W |
172MHz |
2060〜3600MHz |
0.00V
(1.05〜1.25V) |
0.00
(1.2V) |
1.35V |
1.24V
(1376MHz) |
0.96V |
125 - 128 - 252 - 276W |
電源オプションの詳細な電源設定の変更でプロセッサの電源管理で最小のプロセッサの状態を100%にすると最高クロックで固定される。とはいえx21〜x22で変動しているし、コア電圧もなぜか低いまま。そして低い電圧でx22になると微妙に不安定だったりする。でクロックが上がった状態でのアイドル時も測ったのが上の表。クロックが上がったところで消費電力の上昇は非常に少ない。それよりも電圧の設定が支配的。
逆に最大のプロセッサの状態を低くしてもx20(x22)まで上がってしまい、低いクロックでは固定されない。
→OSインストールしなおしてみたら「省電力」のデフォルトが最大50%で、x12に固定となった。やっぱり最大のプロセッサの状態も有効かも。
・2009年3月9日
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鎌ANGLE
かつて使っていた忍者プラスよりも高さが微妙に高かったのが引っかかったが、Core i7用にCPUクーラーを買ってみた。775と兼用なので?プッシュピンがNINJA同様に硬くて押し込みにくいタイプ。1366リテールのような改善を期待したのだが、そうではなかった。ファンを外した状態ならばすべてのピンに簡単に手が届くので、忍者プラスよりも扱いやすい。そして予想通りケースのふたは1mm位の差でちゃんとは閉まらなくなった。
性能的には問題なく、ファン回転も1200rpmなのでかなり静かだ。PWM制御になったし。爆熱のチップセットクーラーへの風もなんとか確保できそうなのでまあ使えそうな感じ。
・2009年3月30日
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BIOS 1.3
X58PlatinumのBIOSで1.1と比べてCell Menuで増えたのはQPIクロックの設定とUncoreクロックの設定。QPIは4.8,5.8,6.4GHzから3択、Uncoreクロックはベースクロック倍率で指定してメモリクロックの2倍からとなっている。またメモリクロックは普通に5倍(1333)も6倍(1600)も選べるようになった。しかしベースが151以上では立ち上がらないのは相変わらず。散々試した結果、1.1では4.8GHzでメモリクロック1066のUncore2133だったようだ。これにすると以前使っていたパラメータもそのまま使え、172*21=3.6GHzくらいで動いてくれる。
一方で6.4GHz、メモリ6倍(1600)でも起動して普通に使えるが、クロックを上げるととたんにリセットがかかる。OC向きではないようだ。更に妥協点を探ってみるが、5.8G,1333とかでも165*21に上げることができてもPrimeでは落ちる。更にはQPI電圧もIOH電圧もあまり下げられなくなるので消費電力的にも発熱的にもよろしくない。どうもよさそうな地点がないので前の設定のまま使うことにした。
...このまま使うなら1.3にした意味がないし、OCに再トライしなければSSDが飛ぶこともなかったのだが。
・2009年7月23日
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USBハブ
今までキーボード周りはUSB1.1の時代に買ったハブを使っていた。最近携帯電話とかメモリカードを使うことが増えてきて、本体に挿しに行くのが面倒になってきた。そこでUSB2.0ハブ(ELECOMのU2H-P4BGN)を購入。今時のはケーブル直結なのだが、ケーブルが長め(60cm)なのは店頭にはこれしかなかった。LEDが異常にまぶしかったので、即座にばらしてケーブルを切断した。
問題はスリープから起こせないこと。今まで使っていたハブではスリープ中にキーボードを押すと復帰してきたのだが、このハブではうんともすんとも言わない。電源ボタンを押さないと復帰しない。結局2個使いになっている。
・2009年8月17日
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12GB
意味がないと思いつつDDR3メモリを購入。計12GBに。
しかし前のメモリが1333で今回のが1600のせいかどうか6枚実装するとBIOSも立ち上がってこない。いろいろと差し替えてみると、1枚抜くと2GBで、2枚抜くと4GBで立ち上がる。SPDの関連かどうか同じメモリバス上では同居できないようだ。前のメモリは1333なのに今回のはデフォルトでは1066とかでXMP時に1600になっていたりする。前のメモリにはXMPがないし。いろいろやってみたところメモリタイミングを手で設定してやれば同居できることを発見、3枚でBIOS設定→6枚挿すことで無事12GB実装で動くようになった。しかしBIOSメモリ設定をいじったりして起動不可になったときには、デフォルトで起動しようとしても起動しないという罠が。メモリを一部抜いてやる必要がある。
ついでにメモリタイミングをつめてみたりCPUとかの電圧設定をいじったりクロックを上げてみたりといろいろ試す。BIOSのバージョンが3.5に上がった結果、OverClockingProtectionの有無とかQPIレートの設定とかいろいろ増えて、クロックを上げやすくなっていた。結果ベース190MHzくらいでも立ち上がってくるのだが、高負荷をかけると消費電力が400W超になって電源が勝手に落ちてしまう。さらにはメモリを12GBにしているとそこまで上げられず、180MHz辺りが限界ぽい。おそらくアンコア辺りの電圧を上げていけば超えられるのだろうが、そこまでやる気はない(とはいえコア電圧は勝手に+0.18Vに上げられているが)。
そして180MHz近辺で電圧やらをいじっているうちに、OverClockingCenterを起動したとたんにCPU負荷が上がり、落ちなくなる状態に。OCCを終わらせると元に戻る。タスクマネージャを見るとWmiPrvSE.exeの負荷が高い。OCCを入れなおしたりバージョンが上がったものを入れてみたり(やっぱりIOH電圧の設定がない)別のユーザでログインしたりDCOMを止めてみたりしたが効果がない。これはまたWindows再インストールか?というところで終了。上げた状態での設定はつめることができず。
普段はデフォルトクロックで使っているが、上げたくなる場面はエンコード時くらいなのでクロックはBIOS設定で切り替えることにして、電圧下げ設定はGreenPowerCenter(電圧は変えられるがクロックは変えられない)を使うことにした。
ついでに今まではベースクロックを上げる時のためにメモリクロックを1066に落としていたが、今回は1333に上げて常用するようにした(1600では起動しない)。するとアンコア電圧が今までは-0.18Vにできていたものが-0.04Vにしか落とせなくなった。結果消費電力が85Wから97Wに上がってしまった。メモリクロックを上げた効果はよく分からないレベルなので落として使うかどうか悩むところである。
http://www10.plala.or.jp/p205tb16/x58.html
坂井瑞穂