このページに出ているAV機器一覧

アンプ ONKYO TX-SA800(N) 〜解説
SANSUI AU-α607EXTRA(破棄)
スピーカー DIATONE DS-500(メイン)
VICTOR SX-DW7(サブウーハー)
DENON SC-A555SA(サラウンド)
DENON SC-C555SA(センター)
ヘッドホン audio-technica ATH-SX1
audio-technica ATH-EC7
DVDプレイヤー Pioneer DV-545
Panasonic DVD-PV40(休眠中)
CD/LDプレイヤー Pioneer CLD-919
Pioneer CLD-01(故障)
SONY MDP-601(故障→破棄)
Victor ????(譲渡)
ビデオデッキ MITSUBISHI HV-BS200(故障中)
MITSUBISHI HV-V700(故障中)
SONY EV-BS3000(故障中)
MITSUBISHI HV-F33(破棄)
HDDレコーダー SHARP DV-ARW15
TOSHIBA RD-H1(故障中)
テレビ SONY KDS-50A2500
SONY KV-25ST50(休眠中)
スカパー SONY DST-HD1
DX ANTENA DIR-70(休眠中)
セレクタ Victor JX-S910
SONY SB-V550(故障→破棄)
学習リモコン  VICTOR RM-A815
SONY RM-VL501
ONKYO RC-510M(休眠中)

カーオーディオの世界へ


大学の頃に音楽H/Wに目覚めて以来、ずっとオーディオマニアである。はずだったのだが、いつからかその道を外れ、いつのまにか普通の音楽リスナーとなってしまっていた。H/Wとしては大学の頃に買ったアンプとスピーカーを未だに愛用し、LDプレイヤー(途中で買い換えているが)と共にずっと使い続けてきていた。

アンプ

サンスイのAU-α607EXTRA。前面パネルが光沢仕上げのアンプ。中身はトランスを中心に左右にそれぞれのチャンネルのアンプを配置した「バランス配置」になっている。セレクタはボタンを押すと後ろの方でモーターが回り、コネクタ付近にある物理セレクタを切り替える。トーンコントロールやラウドネスなどのコントロールやセレクタ、プリアンプのボリュームなどをパスするパワーアンプダイレクトも装備している。本体が厚いだけではなく、重量も半端でなく約20kg。デジタル入力やビデオ入力などは全くない。それもこれも音へのこだわりの結果である。
買って5年ほどすると、まず電源が切れなくなった。電源ボタンを押すと数秒間点滅した後に電源が入るような制御が働くので単純なスイッチではないようだが、押しても無反応になってしまった。仕方ないのでAC電源に物理スイッチを入れて使いつづけていた。その後あまり使わなかったせいか電動のセレクタが完動しなくなった。セレクタで何度か行ったりきたりさせるとたまにつながっていたりしたが、今ではモーターがウンウン唸るだけで全く動作しなくなっている。まあ普段はパワーアンプダイレクトしか使っていなかった(しかもつないでいるのはLDプレイヤーのみ)ので、さほど困ったわけではなかった。そしてスピーカーセレクタやパワーアンプダイレクトセレクタのつまみを回すとガリガリいうようになり、同時に片チャンネルからしか音が出なかったり(セレクタをグリグリ回していると復活する)するようになり、終いには両チャンネルから音を出すことが非常に難しくなってきている。またスピーカー切り替えやパワーアンプダイレクト切り替えのつまみもおかしくなり、つまみの位置と選択されているものとが一致せず、グルグル回るようになってしまっている。
AVアンプを買ったために使わなくなり、他の故障したものとともに捨てることとなった。既に手元にない。

スピーカー

ダイアトーンのDS-500。友人が持っていたのを半ば強引に売ってもらった。当時は巨大な(40×60×40cmくらいの)3wayスピーカー全盛期で、また密閉型対バスレフ型の対決の時期でもあった。だが私の狭い部屋にはそんな大きなスピーカーは入れられず、DS-500という当時としては小さ目の2wayスピーカーで我慢した。とはいえ低音のレンジが狭い以外には問題なく、逆に18cmウーハでボーカルや楽器音がしっかりと出て、高域はツイーターが対応するという、今のAVスピーカーのような構成になっていて、それはそれでちゃんとした音を出していた。音の特徴としては、飾りを付けずに原音忠実再生、ボーカルや弦楽器が適度に響いて美しいといったタイプ。逆にドラムなどのアタック音にはイマイチ弱く、またハイハットなどの高音もきれいには響かない。この点では密閉型やウーハ同形式(LCP)ツイータの限界を見せてくれる。低域が出ないのはサブウーハを追加すれば問題なく、バスレフにありがちな特定の音域が強調されたり音の反応が鈍かったりするような感じがなく、素直に聞かせてくれる。逆にこのそっけさは、BOSEやJBL派からは嫌われそうである。

スピーカーケーブル

スピーカーを買い取ったときに一緒に売ってもらったもの。メーカー・型番不明。太い銀色の導体に透明な被覆がかぶさっているもの。その後いろいろ試してみたがこれが一番よかった。芯線は相当太く、アンプのスピーカー端子に入らないので半分に裂いて使っていた。
ヘッドホン

ソニーの15000円くらいしたやつ。90年前後に購入。捨ててしまったので型番不明。なんたら900かなんかだったと思う。ものすごく音がよく、繊細な音をちゃんと再生してくれていたし、音に包まれた感じも絶品だった。残念なことにハウジングやアームがもろく、92年にうっかり落として割ってしまった。その後も接着剤で張ったりしたが、元々力のかかる部分なので修復不可能で、じきに使わなくなった。しばらくして使ってみると片方から音が出なくなっていたので捨てた。割れた部分は両耳を挟み込むために力のかかる部分なのだが、なぜかそこはプラスチック製。割れなかった側にも疲労の跡が見えたので、結局は割れただろう。この脆さがSONYらしい。既に手元にない。
CD/LDプレイヤー

最初に買ったのはビクターのXV-??。オーバーサンプリングなどのない、初期の作りのCDプレイヤー。CDシングル再生ですらアダプタが必要という古さ。音としてはキンキン響き、ものすごくデジタル臭さを出していた。またデジタルボリューム装備だったのだが、これを使うととたんに音が悪くなり、そういう点でもデジタルの問題点をそのまま具現化してしまっていたモデルだった。

次に買ったのはソニーのMDP-601。LDプレイヤーなのだが、4倍オーバサンプリングで見事な音作りをしてあった。LDの動作(特に回転開始)が遅かったのが欠点だったが、音は非常に気に入っていた。そしてデジタルメモリーによるCLVのトリックプレイが可能だった。しかしそこはソニーの宿命(?)、あっという間に壊れてしまった。リモコンが異様に大きく片手では持てず、さらに反応が鈍かった記憶がある。既に手元にない。

その後に買ったのはパイオニアのLDプレイヤーCLD-01。当時あまりお金をかける気がしなくなっていたので、プレイできればいいやで最安モデルを購入。壊れもせずに今もちゃんと使えるのだが、その音・画質には見るべきものはない。機能としても、デジタルトリックプレイなし、ドルビーデジタルなしと最廉価らしく何もできない。わずかに光デジタル出力を持つのみ。本気で単体のD-Aコンバータ購入を検討したほど。ちなみにCD-Rの再生ができない。
LDをDVDにすべて焼こうとがんばってCLD-01を駆使していたが、CAVの再生に支障が出てきたため、次の機種を購入することになる。

2004年に中古で買ったのはパイオニアのCLD-919。時間が逆行している。しかしながら当時の最高機種でお値段は188,000円だったという。中古屋に行って売っていたのを適当に購入。10数年前とあまりに古いので今後が心配だが、何はともあれちゃんと再生できている。残念ながらキャプチャする(デジタイズ)ということにおいてはCLD-01と大差ない。音も光デジタル直取りだし。
テレビ

これまたほとんど買い換えていない、93年くらいに買ったソニーのキララバッソ25インチ(KV-25ST50)。展示品現品限りで買ったもの。機能などはそこそこよくて気に入っていたのだが、先日友人宅で最新のソニーテレビを見て愕然とし、私のテレビのだめさ加減を思い知ったばかり。今彼の所ではD端子接続になり、私のテレビの駄目さ加減に更に拍車をかけてくれている。
機能としてRGB21pin入力があるのが特徴で(あったからこれにしたのだが)、S端子を始め入力端子も豊富。なのだが、今やRGB21で入力するものなどありはしない。今はRGBといえばRGB15pinかAVマルチか果てはDVIかという時代なのだ。当然コンポーネント接続もD端子も付いていないし、S1,S2入力でもない。その他のソニーものがことごとく壊れていく中、このテレビだけは元気に使えている。
ビデオデッキ


三菱のHV-F33。88年頃購入。単なるVHSでBSなし。画質も今の基準で見るとひどいものだ(特に録画画質)。しかし、デジタルスチル、デジタル早送りなど、機能は豊富。アフレコは勿論、VISS、VASS、レベルメータと入力レベルボリューム、ノイズイレースピクチャーサーチ、デジタルスチル、デジタルトラッキングなども装備している。一時期知人から同型のデッキをもらって2台所有していたこともある(がチューナーが壊れたので捨てた)。今でも留守録専用として使っている。のだが2003年以降の設定ができない。2003年は1992年に設定してごまかしている。既に手元にない。


三菱のHV-V700。93年頃購入。ダビングに使いたかったのだが、さすがにVHSでは限界を感じてS-VHSを購入。BSチューナー付き。S-VHSや3倍モードの画質には満足したものの、アルミダイキャストをやめた影響か耐久性に難ありといった機種。最初から逆再生早送りをするとテープがカラみ、99年にはテープを食ったまま出なくなったので修理に出している。今でもちゃんと使えているが、HV-BX200を買ったので使用頻度は下がっている。


ソニーのEV-BS3000。Hi8デッキ。94年頃購入。VHSのテープのサイズがいやになって購入。しかし後ほど大失敗だったことを悟る。8mmという狭いテープに無理やり押し込んだ影響で、本来の画質はざらざらな上にデジタル処理でごまかし、テープが薄いために耐久性が低く、安いMP(メタル蒸着)テープは特にドロップアウトが多く、時間が経つとトラッキングが合わなくなったりざらざらな映像がそのまま出てきたりで耐久性がまったくない。デッキ自体も購入後1年せずにテープをイジェクトできなくなって修理に出し(保障期間内)、じきに本体のスイッチがばらばらな動きをする(早送りを押すと巻き戻すとか)ようになり、2000年には再びイジェクトができなくなって修理し、今また不調に陥っている。2度目の修理後にVHSにダビングしなおしたのでさほど必要としなくなったが、そのときにも再生不能なテープがいくつかあって泣いた。


三菱のHV-BX200。2001年購入。S-VHSのBSチューナー付き。その上デジタルTBC付き。今のメイン機種であるが、これまた1年せずにオンスクリーンディスプレイが表示不可になった。オールリセットをすると復活するのだが、予約が全滅し、更に本体のみでは予約確認が完全にはできない(曜日がわからない)ので、今もそのまま。その後半年に1度くらいずつオンスクリーンディスプレイは復活しているが、すぐにまただめになっている。その後もふたが取れるわ巻き戻しが出来なくなるわで散々である。
セレクタ

昔はビデオ入力をたくさん必要としていた(ビデオデッキを複数持ち、家庭用ゲームマシンも複数台あった)ので、セレクタも使っていた。


 ソニーのSB-V550。4+α入出力のセレクタ。S端子も全入出力にあり。またVIDEO->S変換もやってくれるし、プロセッサ入出力も装備している。古きよきアナログダビング時代には重宝されたセレクタであった。モニタアウトがないので2チャンネル同時ダビング(あるいはダビング中に別入力のモニタ)ができない。それでも豊富な端子数で活用していた。別のセレクタ(JX-S910)を買った後、いつの間にか出力映像がちらつくようになり、次第に使わなくなっていった。片フィールドの出力ができなくなったようである。
その後電源も入らなくなった。既に手元にない。


ビクターのJX-S910。6+α入力、4+α出力のセレクタ。上のものよりももっと機能が豊富で、モニタアウトも可能になった。ミキシングや複数同時ダビングなども可能。今でも現役だが、アナログダビングはやらなくなって久しいので、単なるセレクタとして機能させていた。10年ほど使ったところ、ビデオ信号が出力されなくなった。どうやら電源付近のコンデンサーが飛んでいたもよう。
 コンデンサー2本を交換して復活した。

この状態で5年以上暮らしてきた。スピーカーで聞くこともほとんどなくなってきており、自分の興味がPCに向かっていたのでオーディオからはしばらく離れていた。ビデオデッキとアンプ以外は壊れることもなかったので新しく何かを買う気はなかった。最近になって買ったものといえばDVDプレイヤー。PCでの再生の限界を感じ、TVでちゃんと見るために購入した。

DVDプレイヤー


パイオニアのDV-545。2001年購入。据え置き型DVDプレイヤー。これまた機能・性能は大したことなく、プログレッシブ再生もなし。D端子(D1)やDolbyDigital、DTS、MP2対応デジタルアウトはある。CD-R/RW,DVD-R/RWなどの再生が可能で、規格外ビデオCDやMP3などの再生も可能だが、DVD-RWのVRモードは不可(かもしれない)。プレイ開始や早送りなどの反応が早く、操作は快適である。

パナソニックのDVD-PV40。2002年購入。携帯型の小型DVDプレイヤー。車でDVDを見たい(音楽だけでなく映像も出したい)という欲求を満たすために購入。この欲求自体は満たされているのだが、元々車載用ではないので振動に弱いという弱点を見せている。とりあえず水平に置くことでなんとかなっているものの、壊れて使えなくなるまでそう時間はかからなそう。

おまけ
 メモリオーディオプレイヤーのSANYO SSP-PD9
単四ニッケル水素電池、MMC使用。追加で購入した128MのMMCを使っている。付属ヘッドホンの出来があまりにも酷かったので昔に購入したAIWAのもの(型番不明)に交換している。ご覧のとおりケーブルがヨレヨレである。WMA、MP3、AACに対応しているが、もっぱらWMAで使っている。写真のバックの説明書はB6判。
 オーディオテクニカのATH-EC7 SV。耳かけ式のインナーイヤーヘッドホン。音のできとしては左のアイワのやつとあまり変わらない。コードがよれなくて耳から外れにくい事がいい点か。音漏れがひどいので外では使いにくい。

学習リモコン
ONKYO RC-510M
所感

SONY RM-VL501 
そこそこ学習量があり、プリセットが多く、ボタンが押しやすい学習リモコン。デバイス選択時に同時にコードを送信する(入力切替などを同時に行える)とか、TV選択のボタンを押した時にTV電源をオンにする(ソニーTVのみ)とか、入力切替やオフタイマーを押しながらテンキーという操作で別コードが出る(プリセットのみ)とか、面白い機能がある。
メーカーコード一覧

VICTOR RM-A815-S
ONKYOアンプ付属のリモコンのボタンの調子が悪くなってきたので新たに購入。サイズは大きいのだがボタン数が多く、機能としては十分。プリセットは少ないが、学習できるので問題はない。

audio-technica ATH-SX1

分解能・原音忠実性が非常によく、モニター用のヘッドホン。と思って買ったが、どうもパッとしない。低音は出ずにポコポコなるし、高音の伸びも感じられない。ある意味20年くらい前の古臭い感じ。まあ中域はちゃんとなるし弦楽器はちゃんと響かせくれるので決して悪いわけでもない。
音がこなれて耳も慣れてくればもう少し印象も変わってくるのかも。

 


5.1chシステム

 ここで転機が訪れた。先のすばらしいテレビの知人が2002年夏に5.1chシステムを購入したのだ。当時彼はテレビの音に不満を持っており、もうちょっとマシなスピーカーが欲しいと言ってきた。私はミニコンポのものを勧めたのだが、こんなに大きいものは困ると言うので散々聞きまわった結果、5.1chの方が面白そうということになってオンキョーのDHT-L1(5.1chデコーダ+5.1chスピーカのセット)を買った。この時に知ったのだが、今ではドルビープロロジック2なるものが出てきていて、2chのソースでも5.1chで楽しめるという。映画のためだけではなくなっていたのだ。更にこの5.1chシステムを聞かせてもらったのだが、このサブウーハの音の早さ(ディレイのなさ)にも感じ入ってしまった。今まではサブウーハといえば音の出が遅くて音楽では使えないものと思っていたのだが、これはすばらしかった。そして私もサブウーハが欲しくなった。更にアンプも壊れているので買い換えたくなった。今買うとしたらAVアンプで、5.1chものにするだろうから、サラウンドスピーカも欲しくなった。(DS-500が気に入っていたのでメインスピーカーは変えない方針)

AVアンプ

今のプリメインアンプから替えるのならば、10万超のAVアンプでないと耐えられないのではないかと思って、10数万クラスのものを検討した。ちょうどオンキョーから135000円の新型TX-SA800(N)が出るというのでこれを押さえた。オンキョーAVアンプは他のものよりオーディオに凝っていそうだったし。本当はSA-600という比較的安価なものでもよかったのかもしれないのだが、プリアウトがないという重大な問題があるのでパスした。サブウーハとサラウンドスピーカは聞かないとなんとも言えないので、パイオニアとかオンキョーとかのを適当にピックアップして試聴して決めることにしながらも、それぞれ5万くらいを限度に検討した。
http://www2.onkyo.co.jp/what/news.nsf/view/tx_na_900_sa_800
サラウンドスピーカー

である日ふらっと行った秋葉の某大型店。そこはスピーカーコーナーが充実していた。そこで細々と視聴していると、店員登場。店員というよりはオーディオ仙人風。その方がおっしゃるにはそのレンジならばデノンがお勧めとのこと。そこでSC-A555SAを聴く。となんだコリャーすばらしいじゃないか。一聴しただけでこれを買うことに決定。その店は高かった(その店を含めて大型店では大抵20%オフとしている)ので、その場では購入せず。更に言えばスピーカーだけでも5万を超えてるし、サラウンドで使うためにスタンドを付けると8万超。即決はできなかった。
http://denon.jp/products/SCA555SA.html

サブウーハー

サブウーハの方はスピーカー口径で低音の音域が決まると思っているのでなるべく大きいものを考えたのだが、これが案外少ない。パイオニアのSW8を考えたのだが、音を聞いてもピンと来ない。まあ今の環境に追加したら効果が大きいのは確かなのでこれでいいかなと思っていた。Webでうわさを聞こうと思ったが、案外このサブウーハの話題は少ない。まあパイオニアのスピーカでセットで買ったらこれだったーっていう程度なのかも。で私の好みとして反応が早いことは必須なのでその条件で探してみると、どうやらビクターのSX-DW7がよさそうであった。なにより密閉型だというのが(私には)安心できるし、メーカーからして反応の速さをうたっている。問題はかなり高いこと。
更に検索した結果、ここ(http://www.salogic.com/home.files/exclusive/exclusive-data.htm)にあったSX-DW7を使った実験を見てこのサブウーハを買うことに決めた。ここではメインスピーカーとサブウーハとの位相のずれを問題視しており、この装置(デジタルディレイ+ハイカットフィルタ)を使えばそのずれは補正可能、結果(音楽的に)素晴らしい低音を得られると訴えていた。この中で結果的にはSX-DW7を誉めており、その周波数特性、反応速度(特にフィルタオフ時)が素晴らしいことを見せてくれていた。この解説でも、この装置を使えばサブウーハの位置が自由になる(解説ではフィルタオフ時ではメインスピーカの5cm手前、120Hz時は11cm、80Hzは57cm、40Hzは75cm手前に置けばベストだとしている)、メインスピーカーとクロスする周波数を狭くできることを挙げているにとどまっていた。

これらを揃えるとすると予算オーバーもいいところ。まあ予算といってもあってないがごとしで、出そうとすれば出せなくはない。ってことで、買うならばよりいいもの(気に入ったもの)を買っておきたいと考えて、これらすべての購入を決意。予算オーバついでにセンタースピーカーも揃えることにした。(じきにフロントスピーカーをSC-A777SAに替えたくなるかもしれないが)

購入店
買うのはいいのだが、大型店では必ず20%オフにしかならずに非常に損した気分にさせられるし、Webで探すと劇安店はごろごろしてるが通販は恐いし...と迷っていたのだが、結局は信頼できそうな店や、現物その場受け取りのできる店などと、3店に分けて発注することにした。AVアンプ、サブウーハー、サテライトスピーカー×2、そのスタンド、センタースピーカーでトータル30万近く。えらい出費したもんだ。

サブウーハー
まずは現地取引のサブウーハはビクターのSX-DW7。サイズがそれなりにあって車にはぎりぎりで載ったほど(まあセダンで荷物を運ぼうというのが無謀なのだが)。しかもかなり重い。やっとのことで積み込んで、なんとか部屋まで運ぶことができた。こんなことなら運んでもらったほうがよっぽどよかった。
音を聞いてみると(結局試聴していないのだ)これはなかなかのもの。カットオフ周波数を適切に設定してスピーカー位置をちゃんとセッティングすると、メインスピーカーとのマッチングもよく、反応も申し分なくバスドラ連打もちゃんとついてくるし、音域が広がったのがちゃんと実感できるようになった。ただ聴く場所によって音量も位相もずれてくるので、ベストポジションがごく限られてしまうのはちょっと問題だ。
また信号が来ない状態で10分ほど経つと節電のためにスタンバイ状態になる。このとき「ぱすん」とぬけた音がするのがちょっと気になる。特にサブウーハー出力につないだときに、ちょっとの間低音が出ていない(映画とかクラシックとかにはありがち)だけで「ぱすん」となる。スタンバイになると微小な入力ではオン状態に入らないし、それなりの信号が入ってもすぐにはオンにならないしで困ったもんだ。ちなみにオン時には音はしない。
http://www.victor.co.jp/audio_w/product/hifi/sxdw7/sxdw7.html

翌日、代金引換のサテライト用に買ったスピーカー群が到着。部屋まで運送屋さんが運んでくれたので非常に楽だった。しかも10万近かったのに代引手数料は630円。アンプは銀行振り込みにしたのだが、その手数料は420円(他行あて+10万越え)だった。これと比べると代引き手数料はそれほど高いわけではない。逆にトラブルにあう危険も少ないし、かえって得なのかもしれない。少なくとも自分で取りにいくよりはずっとまし。

サラウンド用
デノンのSC-A555SA-M。試聴時にはDS-500なんかと同じような傾向だと思ったのだが、部屋で聴いてみると全然違っていた。高音が非常に伸びてツヤツヤで、低音も歯切れがいい。音楽的な中音域(1k〜5kHzあたり?)の出がちょっと悪い気がしたが、それは高・低がはっきりしているので感知しにくいだけなのかもしれない。ちゃんと聴くとヘッドホンで音楽を聴いているかのように左右のセパレーションもいいし、真ん中の音はちゃんと頭の上で定位してくれる。これと聞き比べるとDS-500は低音も高音も伸びがなく、全体にカサついている印象。実に味気ないし、魅力に乏しい。まあこれはこれで落ち着いていて好きな音でなので、予定通りメインスピーカーとして使っていくことにする。映画視聴としてはメインスピーカーよりもセンタースピーカーの方が重要だと思っているので、これはこれでいいのかもしれない。
http://ongen.econ-net.or.jp/greatbrand/denon/20.html

スピーカースタンド
このサラウンドスピーカー用に買った専用スピーカースタンド(ASS-555-M)。甘く見ていたが、これのできもまたいい。スピーカーは7.2kgとそれほど重くはない(DS-500は10kgある)が、このスタンドは単体で5.8kgとかなり重い。この重さはスタンドの支柱にあり、メーカーはこの3本のサンドイッチ構造で振動を抑制して音をクリアにしているというが、その通りなのかもしれない。デノンはなぜかこの手のサイズのスピーカーのほうがトールボーイ型よりも値段が高くて、スタンドをセットで考えると倍近くするのだが、トールボーイよりもずっといいのかもしれない。
http://denon.jp/products/ASS555.html

センタースピーカー
だが問題はセンタースピーカーのSC-C555SA-M。ブックシェルフ型のA555SAに比べるとえらく高音がきつい上に低音もポコポコ鳴る。そして中音域の出が悪い。台詞はまあ聞こえるとしても音楽的には全くだめ。その台詞にしても低めの音はかなりだめ。まあテレビの上に置いている辺りでテレビのキャビネットはそれほど硬いわけではなくて上でスピーカーが鳴れば共鳴しちゃったり、スピーカー裏のバスレフポートが当然ながら後ろの壁に向いていてその反射が届いているなど、すでに怪しい状況ではあるのだが。
スピーカーはテレビのキャビネットの強度のありそうなところに付属のコルクフットを貼って乗せ、バスレフポートはタオルでふさいでみたのだが、あまり芳しくない。そもそもスーパーツイーター+ウーハーというスピーカー構成に問題があるような...やっぱりスピーカーは試聴してみないとだめで、メーカーがラインナップとして揃えているからといってそれで信頼してしまってはいけないってことだろうか。まあ5.1chのセンターとしてなら使えるのかもしれないが、私の中でデノンの株を大きく落としたのは確かだ。何で同じシリーズでこんなに差があるんだろう。C777SAにすべきだったかなぁ。
→結局はテレビが大型になったことで置けなくなり、外した。
http://denon.jp/products/SCC555SA.html
スピーカーケーブル
サラウンドスピーカーは付属ケーブルは3mしかないし、えらく細くて心許ないのでケーブルを購入した。ついでにセンタースピーカー用のものも探した。結局サラウンド用はAudioTechnicaのAT6S07を選択。それなりの芯線をフラットにまとめたもの。その幅は1.5cm位だが厚さは1mm程度しかない。320円/mを16m購入。しかしこのケーブルは+-の別がない。よく見ると片方にはAudioTechnicaAT6S07とか書いてあって、一応見分けることは可能。
フラットなのが重要だったので音はそれなり。(とはいえスピーカー付属よりはよさそうである。)さすがに8mも引き回すと問題のようだ。まあサラウンドだしってことで今は落ち着いている。
http://www.audio-technica.co.jp/products/cables/at6s07.html


そして同じ店で見つけたのがAudioTechnicaのAT6S40。本来は1500円/m位するようだが、最後の4.8mということで4500円と安く売っていた。直径1.2cm位あって、曲げるのにも一苦労しそうな普通じゃないケーブル。また信号の方向の指定がある。早速今まで使っていたケーブルと交換してみる...と、がーーーん。今まで何という音をありがたがっていたのだろうか。あまりの違いにまたもや愕然とし、大いに反省した。当然これを半分に割ってメインスピーカーに使うことにし、センターは今までのケーブルをまわすことにした。これまた+-の区別がつきにくい。一応芯線の周りが赤いか白いかの差があるが、その周りには黒いカバーが、更にその外には糸や紙や外側のビニールカバーで覆われていて、判別しにくい。
http://www.audio-technica.co.jp/products/cables/artlink/at6s40.html

予約注文は入れて料金も振り込んで、店からもメーカー直送で送られることを告げられて、発売日(02/10/16)を待つばかりとなっていたオンキョーのTX-SA800(N)。だが、突然メーカーの都合(「開発等が遅れており」)により発売は3週間〜1ヶ月くらいも延びてしまった。販売店からもメールで連絡があった。ああ5.1ch生活が遠のく...しかし発売日の数日前になって「開発等が遅れており」って大丈夫なのだろうか?
HPの予告などでは発売は11月上旬だとなっていたのだが、なぜか10/25に到着。しかも荷札には「10/25必着」とか書かれてるし。本当に製造が遅れていたのか?シリアルを見ると月産2000台としては相当若い。正式な発売日は2002/11/1となっている。

AVアンプ



上がTX-SA800(N)、下はα607EXTRA。スピーカー端子の作りがちゃちい。このままケーブルを入れるよりもバナナプラグで接続した方がましなのではないだろうか。更に端子はすべて金メッキではない。

発売前に予約までして購入したオンキョーのTX-SA800(N)今どきのAVアンプはあまりに高機能になっていてどうも使いこなせていない。この説明書もアレだし。一応スピーカー周りの設定を終わらせて聴いてみたのだが、可もなく不可もなく。音は結構変わっちゃったが、別に悪くなった訳でもない。しかし聴いているとちょっと疲れる。いろいろなサラウンドモードなどをかけられるが、ダイレクト音と音の質が変わらないのはありがたい。

とオーディオソースを聴いたときには思ったが、ちょうどBSで「プライベートライアン」をやっていたので視聴してみた。当然Prologic II Movieモード。すると音はリアルだし、きれいにサラウンドチャネルに音が回るし、めちゃめちゃいい。これから映画にはまりそうである。BSデジタルにでも入ろうかしら。

ちなみに前作(2001年モデルのTX-DS797)とは番号の位が上がったものの、見た目も中身もほとんど変わっていない。フロントパネルはボタンが1つ減った(AMとFMがTUNERになった)だけ、リアもアンテナ端子がなくなってZONE2端子がサラウンドリアと兼用になってZONE2トリガ端子がなくなっただけで、うりふたつである。
カタログベースに差をあげると、アンプが6chから7chに増え、DTS96/24対応になり、VLSC(Vector Linear Shaping Circuitry)が付いて、ZONE2がアンプ出力可能になったというくらい。代わりにチューナーがなくなっている。またカタログ消費電力が260Wから460Wに大幅に増えている。

ニュースリリース
製品情報
オンキョー説明書ダウンロード

購入して5年ほど(2006辺り)。リモコンに反応しないことが時々起きるようになる。
次いで左フロントのスピーカーの音が出ないときがたまに起きるようになる(2007辺り)。ボリュームをいじっていると出るようになる。
それから2年ほどして左フロントの音が全く出なくなる(2009)。そろそろダメかも。

 


スカパーチューナーは某モニターでチューナー・アンテナ無料(半年間視聴契約してアンケート回答後にもらえる)で入手。のはずだが半年後には特にアンケートもなく、そのまま使用できている。同じ頃にHDDレコーダーも購入。

スカパー

 
某モータースポーツがBSで放送されなくなりCSで放送されることになったので05/1/25から導入。DXアンテナのDIR-70(チューナー)とCT-AT45t(アンテナ)。
HDDレコーダー

東芝のRD-H1。発売当初は通販専用モデルとして異常な人気であった。東芝の廉価DVD/HDDレコのDVDドライブをなくしたモデルである。LANでPCにつなぐことで予約やら操作やら再生ができ、更には録画データをPCに持っていける。
詳細は別ページにあり。

 

DVDレコーダー
某アナログキャプチャボードを入手し、HDソースを得るために購入したシャープのDV-ARW15。ハイビジョンの地上波Wチューナーのレコーダー。HDのテレビを入手するまではボードもあまり使わない上にこのレコーダーもあまり役立っていなかった。HD録画で50時間くらいしか入らないので、すぐに満杯になってそのまま。たまに録りたいものを録るために削除しているくらい。
不満が多いのでまとめてみた→評価
テレビ

(部分)
そしてついに更新したテレビ。フルHDのSXRDリアプロジェクション50型、ソニーのブラビアKDS-50A2500です。
標準状態では黒がつぶれていて「何じゃこりゃ〜」と思えたが、詳細設定で黒補正を「切」に(デフォルト「中」)したらまともになった。ちょっと黒浮きして見えるけど。黒浮きしないでコントラストが高いように見せるためだろうけど、「カスタム」のデフォルトでこうなのは感心しない。私が店頭でこの絵を見たら、「黒つぶれしているなんてありえん」と思っただろう。

こっちのリモコンは半年ほどして送られてきたもの。DRC-MFのモードがダイレクトに変えられる機能とDRC-MFパレットの変更画面を直接出せる機能とがある。しかし入力切替もないとは...

そして買ってみて1年。十分に明るかったランプもかなり暗くなったのが実感できる。2〜3割減といった感じ。その後の1年はそれほど暗くなった感じはしていない。

使い始めて2年9ヶ月。ランプ交換時期の警告が出たが、まだ使えているのでそのまま継続使用している。

そして3年と2ヶ月でついにランプ切れ。予備球は2個しか用意していないのでこのペースだと10年持たない予感。

使い始めて4年半。画面が黄色っぽくなってきた。白いところは白いままなのに緑や黄色のところがかなり黄色い。映像調整で青を増やして調整してみたがどうもいまいち。ランプを使い切らないうちに終了かも。