私のマシンその3
WIN95マシン
その後の変化〜その2
・98年4月18日
- 440BXマザーとSD−RAM
440BXの発売が開始されて、突然Celeron+440BX+128MSD-RAMの8万円でパワーアップしようと思い付き、秋葉原に行ってきた。とりあえずマザーボードとSD-RAM(PC100でない)とCPUクーラーを買ったものの、肝心のCPUが見つからない。仕方ないのでCPUはまた後で買うことにして引き上げた。まだ発売されてないのかなぁ。Pen2-233とかを買っちゃうという手も考えられたのだが、我慢した。また来週も秋葉原を徘徊することになるのかな?マザーボードを買ったのは早すぎたのかも。評判とか聞いてからでもよかったか。
買ったマザーボードはSOYOのSY-6BAというもの。こいつにしたのは単純に安かったから。LXのと変わらないくらいの値段で売っていた。ついでに言えばPCIが5本あるし、FSBが66から112に設定できるらしいし、フルサイズのISAボードを差してもケーブルコネクタにぶつからないし、SB-LINKとWakeOnLanのコネクタがあるしってのもあった。ただ、開けてみると初物らしくCD−ROMも紙のマニュアルも付いていない。こんなので大丈夫なのか?一応フロッピー2枚にマニュアルと95用FIXプログラムとバスマスタドライバが入ってはいるが。マニュアルには確かに83とか112とかの設定ができるように書かれている。ソフトウェア設定なのでボードを見ただけではどのような設定ができるのかわからない。そういえばマニュアルには説明がない怪しげなジャンパがメモリスロットの横にあったりする。
SD−RAMは今のマザーボード(AX5T)にも付くので、差してみる。で、電源ON。なぜかSCSIのスキャンで止まってしまう。こんなはずはないとSCSIケープルを抜いたりボードを抜いたりしてみたが効果なし。そういえばBIOSの設定を変えていたっけと思い出してSD-RAM関係を遅くしてみるとやっと起動できた。いろいろ試すとSD-RAM Speculative ReadをEnableにすると駄目みたい。ベースクロックを83Mにしている影響か?意味がわからないけどまあいいや。ベンチマークを取ってみると、CAS Lat/RAS-to-CASを3/3にしたときはEDOと変わらないくらいに遅くなってしまう。まあ2/2で動くからいいけど。ちなみにメモリチップは三菱製。ベンチマークを動かすと明らかに2次キャッシュが効いていないのだが、遅さは感じない。
・98年4月22日
- SOYO SY−6BA
うわさではちゃんと66〜112MHzの設定があって、倍率も4.5倍とかにできるらしい。なんかうれしい。早いとこ使いたい。まあCeleronを使っていたら倍率なんて関係ないけど。Celeronは発表後1〜2週間で出てくるということだったらしい。知らなかった。Intelのページによると、すでに3つのバージョンが出ている事になっている。高速電脳のは最初のバージョンだということになる。いつからベースクロックのリミッタが効き出すのかが気になってしまう。ついでにIntelのデータシートには0.25ミクロンのPentium2-266MHzなんかも出ていたりする。何なんだこれは?Celeronぽいが、消費電力が違っている。Pen2の方が2次キャッシュの分?多い。モバイルPen2?(233や300は出ていない)他にもupdateにはエラッタの修正情報とかDUALにするときに可能なSteppingの組み合わせとか出ていてなかなか楽しい。
・98年4月26日
- Celeron
どうやら極一部でCeleronが出てきたようだ。が、まだまだ高い。どうみても2万円くらいになると思うのだが。もっと潤沢に出回るまで待ったほうがいいのかな?
・98年4月28日
- Pentium2-233
Pentium2の233を借りてきた。さっそくマザーボードを入れ替えてメモリを付けかえてPen2を差して起動。もちろん立ち上がる。が、なんかおかしい。キーの反応がものすごく悪いのだ。押してから10秒くらいして反応する感じ。Numlockを押すとリセットされたかのような反応を示す。再起動するとキーボードエラーで立ち上がらなかったりする。キーボードケーブルの間に入っていたジョイスティックを外すとちゃんと使えるようになった。もしかしたらキーボードの電源容量が少ないのかもしれない。ATX電源の容量不足なのかも。まあこのジョイスティックは使ってなかったからいいけど。
ジョイスティックを外しさえすれば立ち上がることを確認したのでさっそくクロックアップを試みる。このCPUは3.5倍までしか設定できなくて、駄目なときはBIOSすら起動しない。そうなった時にはCMOSクリア。(あるいはHOMEキーを押して立ち上げ。前回の設定で起動しなおす。)ベース83MHzは問題なし。問題ありそうな100MHzにすると、やはりBIOSすら立ち上がらない。ちょっとショック。
同時に借りてきたSECのSD-RAM(10nSもの)32M*2に入れ替えると問題なく立ち上がる。こいつはCT-G10という、高クロックに耐えるので有名なものなので当然かも。調子にのって112MHzにしてみてもBIOSはちゃんと立ち上がる。3倍にするとOSもちゃんと使える。更にショック。
そして三菱の128Mバイトのに戻してメモリのタイミングを落とすべくBIOSをいじっていると、いわゆる3T設定(CasLatency=3)にすると動くことが判明。ちょっとは遅くなるけど動かないよりはよっぽどいい。これなら112MHzでもちゃんと動いてくれる。ただ、BIOS起動時には2Tのメモリだぞと毎回怒られる。もちろん2Tにすると動かない。Windowsを動かそうとすると112*3.5は動かない事がわかった。CPUの限界だろう。使えそうなのは112*3、103*3.5あたりか。
その後ベンチマークをいろいろ取る。主に使ったのはWintune97のメモリリード/ライトの2048Kバイトのところ。結果、2T->3Tの差は5%位。83MHzの2Tよりは112の3Tの方がもちろんいい。クロックアップして動かすなら112*3がいいだろう。もちろん、SECのメモリを使って2Tの112MHz*3が一番いいのだが。
Pen2-233〜300は発熱がひどくて大変だと聞いていたが、思ったほどではなかった。ヒートシンクは結構熱いものの、触れないほどではない。BIOSでの表示も39℃とたいしたことない。ただ、ケースのふたを閉めるととたんに温度が高くなる。ケースの空気の流れがいまいちなのだろう。Celeronならもっと低いだろう。早く自分のCPUが欲しい。
・98年4月29日
- CPUIDLE
CPUIDLEという、暇なときにはCPUを止めるプログラムがあるが、それがこのマザーボードとCPUでは使えないことが判明した。こいつが起動されるとなぜかWindowが止まってしまう。マウスカーソルも動かない。発熱に困っているわけではないのでまあいいんだけど。
- いつものマザーボード話
CPUクロックとかメモリタイミングの設定とかを自動でやっちゃうマザーボードもあるらしい。その中でメモリの設定が3Tに落とせるのは実はラッキーなのかもしれない。怒られてでも設定できる喜びをかみ締めることにした。そういえばNTではISAのLANボード(SOLITON製)も動かない。95ではちゃんと動いているのに。
こいつにのっているNCR BIOSのバージョンは4.03だった。ULTRAに対応しているやつだ。今までのマザーボードでは3.0Xだったのでバージョンアップされた格好だ。とはいってもSCSIでブートしているわけではないので何も変わらないのだが。
Pen2を336MHzで動かしているとさすがに熱い。ふたを閉めることができなくなった。Intel Media BenchではALL 450.89、Video424.53、Image1499.15、3D336.02、Audio555.68と猛烈に速い。
・98年5月3日
- Celeron
予想通りCeleronを買ってしまった。バルク品。CPUのカード以外の付属品は一切なし。店ではまるでメモリのようにエアキャップで包んだだけで渡された。ヒートシンクも金具も付いていない。安くはなかったけど、安くなっても2万円くらいと思うとそれほど高くもないと思う。
さっそくCPUクーラをくくりつけて、マザーに挿してみる...動かない。起動時の最初のBIOS画面すら出てこない。そういえばキャッシュのクリア方法が変わるのでBIOSが対応していないといけないとかいう話が頭をよぎる。途方に暮れながらもPen2 233と見比べる。エッジの所は全く一緒。試しにCPUのみで挿してみると、あれっ?さっきよりもっと奥まで入る??。試しに電源を入れるとちゃんと動く。またCPUクーラを付け直してきちんと奥まで挿して電源を入れるとちゃんと起動した。単に挿し方が甘かっただけ。ほっ。
まずは規定の66*4(CPUクロックは266)で動かす。もちろんOK。次に倍率をいじってみる...がどれも一緒。何にしても4倍にしかならない。ちょっと残念。3.5倍とかにできるとよかったのに。このへんも廉価版ゆえか。クロックアップはベースクロックがすべてのようだ。そこで83MHz(CPUクロックは333)にする。これも問題なし。さらに100MHz(CPUクロックは400)。これも動く。112MHz(CPUクロックは448)ではBIOSは動くものの、OSの起動にいくところで止まってしまう。このマザーでベース112が動くことはPen2で確認できていたので、どうやらCPUの限界のようだ。1次キャッシュをDisableにするとWindows起動の空の画面までは行ったがそこで止まってしまった。103*4ではちゃんと動いた。クロックアップ耐性はあまりよくないようだ。誰だい、2次キャッシュがないからクロックアップ耐性が高いとか言った人は。とはいえ412で動くんだから1.5倍以上も上げられるのだが。412で動かしているとCPUクーラやCPUそのものがかなり熱い。それでも0.25μルールだけあってPen2 233のような熱さではない。少なくともケースのふたは閉められる。やっぱりCPUIDLEは使えない。NTで使っているとそれほど熱くならない。448以上は電圧とかをいじる必要があるようだ。
ベンチマークを見て驚くのはPen2 233でベース100で動かしたときよりもメモリのアクセスが速くなっていること。メインメモリのアクセスは2割近く速い。Pen2のベンチを取っていて倍率を2倍にしたときに2次キャッシュが効かないように見えるくらい遅かったことが不思議だったが、Pen2の2次キャッシュのアクセスタイミングが実は遅かったらしい。この辺は0.25μになったときに改良されたとも聞いている。Celeronも改良されたグループのもののようだ。
私が買ったのはSL2SY Family6 Model5 Stepping0。Pen2-333とコアが同じで初期型である。Intel Media BenchではALL 474.63、Video435.67、Image1711.52、3D341.68、Audio624.84とPen2 336より速い。コストパフォーマンスはなかなかいい感じだ。ちなみにスーパーπは5:26位。Stepping1になれば448でも動きそうな気がする。
ちなみにCeleronのデータシートには4.5倍設定の話も出ている。じきに300が出るのだろうか。ただ、266と殆ど変わらない気がする。倍率設定が変更できるようになったり、クロックアップ耐性が上がったりするのだろうか。
しかしPen2-400なんかの2次キャッシュ(とケース)で5万も10万もするのを考えるとPen2-400は相当高いと思う。本当はそれほどコストはかかっていないと思うのだが。というよりはCeleronがバーゲンプライスなのか。Slot2のPen2(2次キャッシュ等速版)もプライスを釣り上げる手段だと思う。サーバマシンになればいよいよ2次キャッシュの効果は薄いだろうに。2次キャッシュを速くするよりも8M位に増やして欲しいよなぁ。まぁ今のサイズに収まらなくなるか。
うちのCeleronは
1.メモリ設定のCAS Latencyが2にならない。(1割くらい)
2.448MHzで動かない。(1割くらい)
事で2割近く遅くでしか動いていない。まあPen166に比べれば雲泥の差があるわけだが。はぁ、欲張らずに32*2のSD-RAMにすれば良かったかなぁ。
同時にATIのXPERT XL AGP 4Mも買ったのだが、これに関しては後程。2台目マシンへの布石である。後はケースとサウンドとLANか。キーボード切り替えもいる。なかなかいいケースがなくってねぇ。
・98年5月5日
- XPERT XL AGP
問題のAGPカードである。RAGE PRO TURBO搭載。4M EDO RAM。とりあえず買ったものの、私にはあまり必要でないことを確認できただけだった。まあXPERT@Playほど高くなかったことが救いか。Intel i740のも考えたが、気にしていたビデオ再生力とかDirectDrawとかの出来がわからないのでやめた。後から聞くと66MHzベースのPen2を100MHzベースにしていると使えないとか。危ないところだった。ビデオがきれいでDirectDrawが速くて2Dが遅くなくてAGPで安ければなんでもよかったのだが。Mach64XXX(詳しくは覚えていない)がよかったのでATIのにした。Mach64でもいいのだが、AGPはない(と思う)。
まずはインストール。Windows95上でソフトを先にインストールする。そしてMilleniumを外してXPERT XLを入れる。で電源ON。ちゃんと使えている。仮想画面も使える。AGPも使えている。ATIプレイヤーは何がなんだかわからない。せがた三四郎のAVIファイルがあったので再生するとゴミだらけ。何なんだ。他のAVIではちゃんと写るのでこのファイルに問題があるのだろう。Millenniumでは問題なかったと思ったが。いろいろ動かしてみても遅い感じではない。(その後の調査でIndeoコーデックだとうまくない事がわかっているが、解決策はわかっていない。)
画面からはみ出しているので調整する。が、どうやってもきちんと収まってくれない。左右がちょっと欠けてしまう。範囲を狭くすると同期が取れない。仕方ないのでちょっと切れたところで妥協する。
同様にNTにも入れてみると仮想画面が使えない。これだけでもう使い物にならない。あっさりNTでの使用はあきらめた。グラフィックボードは2枚挿しておいてNTではMillenniumで使うことにした。単に2枚挿しただけでは立ち上がらないので、MillenniumのVGAをDisableにしておき、XPERTのドライバは入れないことでこれが可能になった。立ち上げ時とWindowsNT立ち上げ後では違うところから出力されるので、切り替えなければならない。これがなかなか面倒ではある。
95側でも後から入れたものが有効のようで、XPERTのドライバを入れた状態でうまくいっている。グラフィックのベンチマークを見ていると、Direct3DでVoodooが効いてないっぽい。ちょっと遅い。これはVoodooを削除して入れ直したら改善された。ただし、XPERTも見た目そんなに遅くないし、映像も汚くないし、画面左端が切れないし、800*600になるしで悪くはない。ただ、Direct3Dはやっぱり遅い。まだまだVoodooは必要だ。Glideもあるし。Direct3Dの変更はDirect3DControlで切り替えて使うこともできる。
はっきり言って今までのMillennium+Voodooとの違いがあまり感じられない。これが「私には必要なかったかも」の理由である。期待のビデオ再生力も、DirectDrawも、違いがわからない。フルスクリーンでビデオを見ると補完されてきれいな気はする。これからAGPであるメリットが出てくるのかも知れない。安い割にあまり違わないので最初に買うにはいいと思う。できれば8Mのにすればよかったのかも(あるのか?)。XPERT XLのメモリに空きがあるのが気になる。
ゲームをやってみると、DirectDrawはやっぱり速い。まあMilleniumが特別遅かっただけだが。更にいろいろゲームをやっているとバーチャロンは色がおかしい。まあゲームにはなるのだが。さらにバーチャコップ1は動きがぎこちない。こっちはゲームにならない。なんなんだろう?
DirectXなんかで画面モードを変えられた時、ゲームを終わらせた時に画面が640*480(など)になってしまうことがよくある。更に立ち上げ直した時に1024*768なんかになっていることもある。うちでは仮想画面にしているのだが、そこら辺に問題があるのだろうか。Milleniumではそんな事なかったのに。
残念なことにソフトウェアDVDプレーヤがついていない。今のマシンくらいなら十分にソフトで再生できると思うのだが。これはドライブの購入と共にそのうち考えよう。
・98年5月9日
- Celeron 412
うちのCeleronは412で何の問題もなく動いているのだが、結構動かないことがあるようだ。うちでは(CasLatを3にすれば)何の改造もなく動いちゃったし、動けば安定しているのでちょっと信じられないって感じである。そういう人は333で動かしているらしい。4倍しかない悲しさか。私も3.5倍があるなら112*3.5にしたいのに。
で、使っているうちに3.3Vの電圧がちょっと高い(うちの電源の出力電圧がちょっと高い?)事に気がついた。3.4V位ある。412で動くのはこれのおかげなのかも。2.0Vはきっちり2.00Vになっている。
1次キャッシュを切ると448でもある程度立ち上がる事がわかった。とはいえWindows95では壁紙が出るあたりで青画面になってしまうし、もちろんものすごく遅いのだが。ちょっと電圧を上げてみるのがいいのかも。個人的には電圧を上げるのはそれほど効果がないと思っているのだが。今は全然動かないことから、電圧を上げたところで448で安定するとは思いがたい。
412MHzではCPUクーラが熱くて気にしていたのだが、8cmのFANの風を当てるようにしたら少しは改善された。今までは逆に風を吸い出すようにしていたのだ。というのはPen233を336で使っていたときには風を当てる方向にしていた(ヒートシンクのみだったので風を当てる必要があった)のだが、熱が溜まってしまってケースのふたを閉められなくなっていたのが気になっていたからだ。今回はクーラにFANが付いているので熱が溜まらないようにと考えたのだが、Windy2のFANは弱すぎるようでヒートシンクがきちんと冷えない。0.25μルールでは発熱が小さいので風を当てるようにしても熱は溜まらないようだ。どうせならでかいヒートシンク(マザーボードのヒートシンクのロックで固定できるもの)に変えたいなぁ。
最近パソコンをサスペンドにするだけで電源を切らないようにしていたのだが、サスペンド時に電源のFANがどうにもうるさい。マザーボードにはFAN用のコネクタが3つもある(CPU、電源、シャーシ用)ので、電源を分解してFANの電源ケーブルをマザーボードにつなぐようにした。おかげでサスペンド時には静かになった。欠点はマザーボードにサスペンドのインジケーターを付けられない点か。サスペンド状態かどうかはディスプレイをつけて画面を見る以外には、音でしか判断できない。電源FANが止まると今度はHDDがうるさい。15分で自動的に止まるのだが、それまでがうるさい。
SY6BAはBIOSが飛びやすいと聞いた。いきなり飛ばれると復活困難なのでとりあえず今のBIOSのバックアップを取った。使われる日が来ないことを願うばかりである。
2次キャッシュの無いハンディは歴然と存在している。たまに見かける「Windowsでは2次キャッシュの効果が薄い」なんてことは全然ない。単にWindowsの動作には十分な速さが出ているので気づかないだけのように思える。10%〜20%は確実に遅い。ベンチマーク通りってとこである。もちろん、クロックアップして使うならば値段はずっと安いのでコストパフォーマンスがいいことは確かであるが。クロックアップしないというならPen2-233を買ったほうがずっといいだろう。266MHzでは私の昔のPentium166(83*2)の方が速い気がする。そういう意味では市販Celeronマシンはいかにも遅そうである。
・98年5月11日
- Celeron 448
448MHzを目指してとりあえず電圧を上げてみた。2.2Vと2.4Vをやってみた。2.2VにしただけでWindowsがある程度立ち上がるようになった。が、途中でアプリケーションエラー。2.4Vにすることでちゃんと立ち上がった。さっそくベンチを取る。Intel Media Bench(私好きなんです)ではWindows95で
ALL 502.33、Video 448.53、Image 1808.81、3D 368.34、Audio 676.26
と出た。元(412MHz)の
ALL 474.63、Video 435.67、Image 1711.52、3D 341.68、Audio 624.84
からはそれなりに速いものの、たいした違いではない。Wintune97のメモリ2048Kでは1割のアップ。当然か。HD Benchは浮動小数37777、整数28762、メモリ23500。で、残念ながらスーパーπは途中でダウン。何度かやったりNTでやったりしたが同じ。まあしょうがない。
私にとってはこのわずかなアップのために電圧を上げる気にはならず、安定させたりするつもりはない。安定とか言っても、スーパーπ以外では全然問題なかったのだが。
- CPUIDLE
CPUIDLEが動かなかったのだが、2.5を使ってみると使えた。2.52ではやっぱり駄目。まあ使えるものが見つかったことはよかった。同時にWaterfallという同様のプログラムも見つかった。これも使えた。CPUIDLE2.4もあったのだが、システムモニタで100%にならないので効果のほどは不明だ。CPUIDLE2.5、Waterfallはちゃんと100%になる。
・98年5月13日
- SY6BA
発売直後に買ったため、現在では改良されている点もあるようだ。たとえば今売っているものには日本語マニュアルとかCD−ROMとか付いていて、ベースクロックも133MHzまで設定できるそうである。
使っていて困るのはOS上で温度などの監視ができないことだ。その手の温度表示ツールなんかが付いていないのである。その辺にあるツールをダウンロードしてきてもうまく表示されない。今日ちょっと見てみると、意外に簡単にできそうなので、LM78の表示ツールを作ろうかと思っている。
また、いわゆる「起動できない」時がある。ベースクロックを変えて立ち上げようとすると起動できない。その時にはHOMEキーを押しながら立ちあげたり、何度かリセットしてたりすると何とかなる。一度立ち上がると以後は大丈夫なのだが。世間に聞く「BIOSが飛ぶ」現象が近いのかもしれない。
CPUの温度として表示されるのがヒートシンク近くのマザーボード上の温度のため、信用できない。特にWindy2を使っているとヒートシンクの近くにすらならず、風が直接当たるところになってしまう。それでも起動直後は35℃、普段は38℃、熱いときは41.5℃など差は出ている。今のところ412MHzで動かしているが、熱くなったからといっておかしな動きをすることはない。先にVoodooの方がやられている。
ちなみにこのマザーはEDOに対応していない。BIOS設定にもEDOの項目がない。まあ今更EDOのDIMMを使おうって人はいないと思うが。(なぜかEDO DIMMはやたらと高い。)
・98年5月21日
- IE4とNetscape
NT4上の話。今日久しぶりにNetscape4.05のブラウザを使った。昔はよく使っていたのだが、最近はIE4にのりかえてしまってMailとNewsでしか使っていなかった。で、その感想はずばり「やっぱり使えん」。レイアウトが決まるまで表示されないのはともかく、やたらと落ちる。昔もよく落ちて嫌になったものだが、今でもやっぱりよく落ちる。ウインドウを数十枚開くともう駄目。数枚で駄目なこともある。しかもメールからブラウザからすべてのウインドウを巻き込んで全滅してくれる。IE4ではめったにないし、落ちてもそのウインドウのみのことが多いのに。(その分メモリも盛大に使っている。)まあ気まぐれで使ってみただけでもう使わないからいいけど。(メールとニュースでは重宝してます。それで落ちたことないし。)そういえばコンポーザーもよく落ちる。あまり使ってないけど。
逆にIE4は履歴が使い物にならない。1ヵ月分もためているとCPUを使いっぱなしになってまったく動かない。忘れた頃にやっと表示される。3日分とかなら使える速さにはなる。更に履歴が出たところでwwwサーバのホスト名を覚えていないといけない。ふつー覚えてないよなぁ、とか思のだが。MSでは会社名がわかれば探せるだろうとか思っているのだろうか。個人のページへの配慮がないのだ。ここらはNetscapeのヒストリの方がずっと使いやすかった。まあヒストリなんか使うのは、落ちた直後に元の画面を出すためくらいなんだけど。そういやステータスバーに出るURLも画面狭いと見にくいなぁ。大抵http://www.位しか見えないんだよなぁ。
- 親指シフト
久しぶりに親指シフト話。3ヵ月が過ぎてやっと自由に打てるようになってきた。頭の中で場所を思い浮かべなくても指が自然に動くし、シフトを押したままで次のキーを押せるようになってきた。まだうっかりとなりのキーを押したり、左右の指を逆に押していたりすることはあるのだが。それよりもうれしいのは指の疲れが減ったことだ。元のローマ字と比べて速いかどうかはよくわからないが、ストローク数が減った分、楽だ。かな入力派がそれなりにいるのもよくわかる。ちゃんと打てるようになったらIMEも変な変換をしなくなったし。(学習しただけかも知れない)
会社でWord98とIME98を使うようになったのだが、IME98と親指ひゅんQは相性が悪くて使えない。カナ文字はいいのだが、1番上の段の数字や記号が使えない。打つとかな配列のかなが入ってしまう。更にうっかり使うと英字入力にできなくなる上にIMEを切ったときには半角カナ入力になってしまうし、カナが普通のカナ配列になってしまう。こうなったら簡単には直らない。たいていはIPLすることになる。(その後の研究でIMEを一度IME97にすると直ることがわかった。)仕方ないのでIME97を使っている。Windows98ではIME98が標準になるけど大丈夫なのか?
・98年5月25日
- Windows95再インストール
久しぶりにWindows95を再インストールした。特に大きな問題があったわけではないが、IE4SP1が出たし、430TXからBXに変えても使えてたのでそのまま使ってたし、Windowsの下が妙に大きくなっていたしってとこ。それよりも最大の問題はSoftMPEG体験版を入れたらいちいちダイアログが出てうっとうしくなったから。メディアプレーヤーを立ちあげただけでダイアログが出る。更にいえばそのダイアログがTopに来ない。最初はハングしたのかと思った。
とりあえずC:\の下をすべてバックアップを取ってフォーマットする。で95OSR2を普通にインストール。各ドライバを要求されるままにセットして問題なくインストール完了。ドライバをすべてHDに入れてると、この辺が楽でいいね。そのために1Gも使っているのはどうかと思うけど。IE4SP1ってIE4が入ってなくても使えるんだね。なぜかツールバーで名前の変更ができないのは相変わらず。いったんエクスプローラーを立ち上げなくっちゃいけない。
NT4をデュアルブートにしているのでブートセクタを書き戻す。ここではWinnt /bでファイルをコピーして再起動要求が出たところでBoot.iniを元に戻してコピーされたファイルを消す。ついでにntldrやntdetect.comも戻す。この方法だとリセットもフロッピーの入れ替えも必要ないのが楽だね。で95もNTも使えることを確認して終了。また入れる羽目になると面倒なので95の方はバックアップを取っておく。
まあここまではいつもすぐに終わる。問題はここから。95にはいくつもゲームを入れているのだが、結構動かなくなってしまう。仕方がないのでやりたいものを再インストールする。この辺はDOSゲームの方が楽だったね。再インストールする必要がほとんどなかったもんね。レジストリの保存とかしておいても、書き戻しても使えないことが多い。何が悪いのかわかんないけど。で今回、ふと気づくとDirect3DがRagePROのみになってる。Voodooが使えないのだ。DirectControlで設定してもMotoRacerとかバイオハザードとかはRagePROにしかならないし、FinalRealityとかXdemoとかのDirectXを選べるものではVoodooを選べない(選択肢に出ない)し。ドライバを消したりしても効果無し。ボードを外して起動して、ボードを入れ直してまた立ちあげると使えるようになった。なんかDirectControlがまずかったような気がする。まあVoodooが使えてればそれでいいので、このままいじらないことにした。
・98年6月2日
- SOYO BIOS
某所にSOYO SY6BAの新しいBIOSがあった。2本ある。とりあえず入れる。そのままじゃ入らないので/Py /Snオプションを付ける。あらかじめ元のBIOSを取っておくのを忘れずに。ちなみにSOYOのページにはまだ出ていない。
結果、BIOSの項目にキーボードパワーオン、ACPIのEnable/Disableができるようになったの2点がよくなった点か?逆にCeleronでは66/68/75しか設定できなくなった。83もできないのはSPDの影響か?CL2にしなかったせいか?100MHzにできなかったのは多分B21とかのせいだろうが、確認しなかった。更に言うと、ACPIの効果は定かでなかったし、キーボードパワーオンはうちでは使えなかった(みたい)。スタンバイ時のパワーが低い(0.1A)のが問題か。私にはUPするメリットがなさそうなので元に戻した。 - CPUの熱
最近、Celeronの熱さが気になってきた。どうもゲームを続けてやっていると突然止まることがある。ゲームが終わっちゃうこともある。触ってみるとCPUがそれなりに熱い。そこでCPUファンが2つ付いて、ヒートシンクが大きくて、リテンションで止められそうなものを見つけ出し、買ってみた。
結果はWindy2は結構冷やしてくれているんだなということを確認できただけだった。TOWTOPに出ているグラフはうそではないということか。どうもCPU->ヒートシンクでうまく熱が伝わっていないのかヒートシンクからの放熱がうまくいってないのか、いまいち冷えない。ヒートシンクはそこそこあったかいくらいなのだが、CPUはめちゃめちゃ熱い。CPUと密着してないせいかもしれない。(Windy2は縛り付けている)とりあえず買ったクーラーはしまいこんだ。BIOSの示すCPU温度は低くなったんだけどね。(ヒートシンクの近くの温度を測るので、ヒートシンクからちゃんと放熱してないと表示温度も低くなってしまう。)ドラコとか風神とかにすべきだったかな。
更にCPUコアの電圧を落とす手に出た。1.8Vと1.9V。BIOSはどちらも動く。温度を見ていると、
1.8V 35℃
1.9V 38℃
2.0V 41℃
てな感じで効果はある。だが1.8VではWindowsが立ち上がらない。1.9Vではそこそこ動くものの、Xbenchとか動かしていると途中で止まってしまう(30分くらいは動いている)。ちゃんと安定しないのが問題なのにこれではいけない。残念。風の流れのいいケースを買うのが一番いいようだ。今のもそれほど悪いとは思っていないのだが。1.95Vも試してみる価値があるかも。あるいは部屋のエアコンの温度をもっと下げるとか。
もしかしたら逆に電圧不足なのか?状況的には加熱のせいだと思っているのだが。
- G-POLICE
久しぶりにシミュレータ系のゲームを買った。これをシミュレータというのかどうか怪しいが。で、インストールして動かしてみると、CDを入れろとか言ってくる。入ってるだろーとかいっても聞いてくれない。ドライブを替えながら、アンインストール、再インストールを繰り返すが効果なし。散々やった挙げ句わかったのは、「CD-ROMが1ドライブしかない時しか動かない」ってこと。仮想CD-ROMのみ、またはシングルドライブのみだと動くが、複数あると駄目。チェンジャだけにして1つ目に入れてもだめ。某所で質問したら「最初のドライブレターにCDを入れてインストールすればOK」と言われたが、やっぱり複数あるとだめ。ひとまず複数のハード構成を作ってIPL切り替えすることにした。
ちょいといじって最初のダイアログは出てこなくなってデモは見られるようになったのだが、その後またチェックが入って止まってしまう。ここは奥深い部分なのでちょっと手が出せなかった。
動いちゃえばグラフィックはなかなかすばらしい。RagePROなら800*600でもちゃんと動く。だだ、ゲームとしてのできは×××。実につまらん。上記の問題も評価を下げる原因になっている。絵を見るためだけに買ったのでまあいいのだが。 - iF22
ついでに劇安で売っていたiF22も買う。新バージョンが出たので安かったようだ。簡単そうなフライトシミュレータってことで買ってみた。で、これもプレイできていない。ジョイスティックのキャリブレーションの画面がなぜか1024*768(予想)で出てきて、うちではそのうちの左上640*480しか表示されずうまくない。なんとか手探りで進めても、その後の画面もこの調子で出てくるのであきらめた。もうすぐディスプレイを新しく買うつもりなのでそれまではプレイできない。 - ケース
よさそうなケースをようやく見つけた。ポイントは横幅が狭くてミドルタワーで電源に大きなFANが付いていること。高さ×幅は40cm×20cm程度。風の流れはかなりよさそう。一気に買おうと思ったが、電源が横付けで幅がちょっと広い(それでも幅は20cmはない)代わりに高さが数センチ低いのと、電源が上に乗っていてその逆なの。迷ったら買わないことにしているので買わなかった。どっちがいいかな。幅が狭くて問題なのはマザーと5インチベイの干渉。大丈夫なのか?更にチェックしなかったけど付いてる電源のスタンバイ時のパワーは?0.8Aは欲しい。それがOKならようやく求めているケースが見つかったことになる。問題は置き場所か。ディスプレイも買おうとしてるし。
今から考えると電源が上にあるほうがよっぽどいい。きっとこっちを買うだろう。
・98年6月3日
- K6-2
今回はどうでもいいヨタ話。別にK6-2を買おうとか、K6-2はいいとかいった話ではない。結局のところCeleronが出てきて、今更ながらL2キャッシュの重要性が揺らいでしまった。これは何のことはない、IntelのL2キャッシュが速いほうがいいという戦略の有為性を自ら失わせることになってしまっている。私はCeleronのコアは0.25μでPen2-333と同じだと聞いたときから400MHzオーバーで動くはずと思ったし、2次キャッシュはたいして役に立たないと思っていたのですぐに買ったのだが、世間の人はそうは思っていなかったようだ。Intelもたいしたリミッタもかけずに出しちゃうから、いくらMMX Pen233より悪いこともあるとか宣伝していてもいざ動いちゃうとそれほど悪くないのがバレバレ。そもそもそのベンチは2次キャッシュの速いのが有利(=Slot1有利)なやつなので遅くて当然で、ベンチの役たたなさまで露呈してしまった。こんなんなら最初っから300MHz(66*4.5固定)にしとけばいいのに。(それでも103*4.5とかにされちゃうか。)Coreが専用のになるMendocinoからはたぶんあまり速くは動かせなくなってしまってこうはいかないだろうから、遊べるのはCeleron300までか。128Kのキャッシュはベンチは向上しても実際には役に立たないのではなかろうか。Celeron300はおそらく4倍と4.5倍の両方ができるようになってると思われる。 まあこいつらはK6-2辺りへの当て馬でたいして儲からなくてもいいのだろうし、本命はPen2-400/450で、これらが売れればIntelも万々歳なのだろう。
でソケット7。Pen2 400に先を越されながらも何とかベースクロック100MHzにしてきた。ただ、100MHzで安定しないわ、チップセットがきちんとしてないわでいまいち感が否めない。95*3.5なのは内部の複雑さが災いして350じゃ動かない証明か。AMDは2次キャッシュのスピードでの勝負でなく、新しい並列実行命令群で勝負に出た。遅い浮動小数命令をごまかすためとも言われているが。あるいは2次キャッシュの役たたなさにとっくに気づいていて、別の有効な手だてを考え出したのか。これによってますますコアクロックが上げられなくなったことが問題か。ただこれもKatmaiまでの命?。Katmaiはまだ先なのでそれまでにどれだけ浸透させることができるかが勝負なのだが、ソケット7であるマイナスイメージとか相変わらずの苦し紛れの変則パターン(今回はベース95MHz)をどれだけ挽回できるのだろうか。個人的には112*3とか133*2.5辺りで動けば面白いと思うが、望みは薄い。チップセットメーカーとの連携開発を止めた理由が理解できない。
この辺は予定通りにきちんとCPUとチップセットを揃えて、しかも安定して動作可能なものを供給できたIntelはやっぱり強い。ここにきてIntelはSlot1を開放して他のCPUメーカの足を引っ張る作戦に出た。Slot1のマザーをより多く供給する(Intel嫌いでも買える?)することでSlot1を広めようということだ。結果、互換CPUメーカーもSlot1対応にせざるをえなくなり、対応する時間を稼ごうというところか。K7がどう対応してくるのか見物である。わざわざ独自仕様で押し進めるのか、Slot1に屈するのか。また、3D Now!は流行るのか。どうもソフトへの浸透具合が悪い。MMXのときよりももっと鈍い感じだ。Intelが早いうちにMMX2を公開するとAMDも苦しくなりそうだ。これからはアプリケーションでMMXなしとMMXと3D Now!とMMX2の4種類のコードを開発して持つようになるのだろうか?
ただ、今までの話はデスクトップな環境に限る。サーバーで、特にMPの時には事情が違ってくる。この場合のPen2のDIBは効果が大きい。この分野ではAMDも2次キャッシュをオンチップにしたりして対抗しようとしている。AMDによってサーバ市場のCPUまで安値販売の道を歩むのか。
私は今のCeleronで十分満足しているので、少なくとも1年くらいは買い替えることはないと思う。次は0.18/0.13μのKatmai+DirectRambus(又はDDR)辺りか。これからはIntelはサーバ用のプロセッサに注力するので、しばらくは安泰だろう。
・98年6月4日
- NTでバスマスター
今更NT4SP3にはIDEのバスマスタ転送を可能にするツールがあることを知った。SP3適用後、SP3のCD-ROM内の\support\utils\i386\dmacheck.exeを実行するのだ。
うちでも早速やってみた。検出状態を有効にして再起動。結果はDMA未使用のまま。残念。どうやらレジストリの\LOCALMACHINE\SYSTEM\CURRENTCONTROLSET\SERVICES\ATAPI\PARAMETERS\DEVICExのDriverParameterでDmaDetectionLevel=0x1;が変わった点ぽい。適当に2にして再起動。結果、CD-ROMチェンジャの方だけはDMA使用に変わった。だがHDDの方は駄目。デバイスによって可能・不可能を見てフラグを決めているらしいが、なぜ駄目なのかはわからなかった。FireBallじゃ駄目なのか。CD-ROMだけとか。
・98年6月9日
- 新ケース
この前見つけて買おうとしていたケースは、売り切れだった。前見た時もそうだったのかもしれない。更によく見るとスタンバイ時の+5Vは0.1Aしかなかったのでやめた。隣のちょっと幅の太いやつ(これは売り切れでない)も0.1Aだった。その隣のもっとでかいやつの電源を見ると5VSBは0.85A。ちょっと気になったが踏みとどまった。いろいろな店を回っていて夜になって店を閉め始めたので今日はあきらめるかと思っていたら、まだ開いていた九十九でいいケースを発見。高さ42cm、幅17.5cm、奥行き40cmと小さいし、デザインも悪くないし、スタンバイ時の+5Vは何と1.5A。高すぎて電気がもったいないかも。電源の下の穴は大穴ではないが、それなりに開いていて悪くなさそう。電源FANは後ろに付いていて、吹き出すようになっている。裏のコネクタの脇と前面下には8cmのファンも付けられる。5インチベイと電源が干渉しないか気になったが、時間もないしとっとと買ってしまった。オウルテックのOWL-10MD。ちなみに電源は250W。
ケースを持って帰ってきて、元のフルタワーからマザーボードとHDDとCD-ROMチェンジャとMOとFDDを外して、取り付ける。気になったマザーと5インチベイ間では一番下のベイには大きいデバイスが入らないっぽい。上2つのベイはマザーとは当たらない。電源と1番上のCD-ROMチェンジャ(特に奥行きが長い)もちょっとは余裕があり、問題なし。ベイ自体は今のマザーならOK(大きなマザーはまずそう)。ただ、今度はHDDとAGPのビデオ間が狭い。ぶつかるわけではないが、狭いので風の流れの妨げになりそう。ケーブルをねじって風の道を確保した。でかいAGPボードだと駄目そう。MOとFDDは小さいので問題なし。ケーブルが4本も垂れる(FDD、IDE1、IDE2、SCSI)ので乱雑に見える。使わないケーブルは丸めたりSCSIの余計なところを切り落としたりして、きれいにした。
動かしてみると電源のFANは結構風が強いけど、うるさい。CPU温度はばりばり動かした後でも40℃とちょっとは低くなった。小さく、狭くなったため、風が強くなったせいもあるのかも。ディスクは3Gのにして、共用ファイルはNTマシンに収めることにした。MOもNTマシンでいいのだろうが、とりあえずこっちに付けた。 拡張スロットはRagePRO TURBO、Voodoo、2940、Yamaha724(新規)、SolitonのLANを収めた。(空きはPCI*2)
- NT4マシン
あまったパーツでNT4マシンを作り上げた。作り上げるためにパーツを余らせるようにしたという話もあるが。ちなみにFDDはなく、リムーバルメディアは4倍速のCD−ROMのみ。LANがあるので問題ないとみている。
以後この話はNT4マシンその後に続く。ファイルサーバ+インターネット接続マシンとして使っていく予定。変化少なそうだけど。
- キーボード
SOYOのマザーでジョイスティックを外したらキーボードが調子良くなったとか書いたが、問題はキーボード延長ケーブルの方だったようだ。延長ケーブルをつけるとまた調子が悪くなった。マシンが2台になったので延長ケーブルを引っ張ってきて手元で付け替えられるようにしたかったのだが、失敗だった。もう一本買ってきたケーブルにしてもだめなので、マザーがよくないのだろう。NTマシンにならば延長を介してもちゃんと使える。NTではキーボードをあまり使わなそうなのでひとまず付けないで、必要なら95マシンから外すことにした。USBのキーボードでも買おうかな。買うと邪魔なんだけど。だからといってジョイスティックを付けても大丈夫かどうかはもうつないでないのでわからない。悪いのはSOYOのマザーである。
- USBマウス
ふと見るとUSBのホイール付きマウスが売っていた。特にマウスが欲しかったわけではないが、もう一つホイール付きマウスがあってもいいか、USBデバイスも欲しいなと思ってつい買ってしまった。Justyのやつ。複数の店で売っていたので、結構出回っているようだ。付けてWindows95を立ち上げるとドライバを要求してくる。添付のフロッピーを入れればインストール終了。何の問題もなく使えた。もちろんNTでは使えない。ホイールのクリックは適当な機能に割り当てられる。私はアプリケーションの切り替えにしている。互換性のためにPS/2のMicrosoft Mouseも残しておく。インストール時などで重宝するだろう。平べったいし、移動やクリック感などは悪くない。マウスパッド(普通サイズ)に3つのマウスはちょっと(どころでなく)狭いけど。おっと、スクロールはほとんどのアプリケーションで可能である。
- Yamaha724+SBLink
音源なら何でもよかったのだが、話題のXG音源とSBLink付きのPCI音源を買ってみた。NT4にも対応なので、使えないようならNTで使えばいいやって考えもあった。安かったということもある。Windows95で使う(こっちのマザーにしかSBLINKがない)ことにして起動する。起動時に認識してドライバを要求してくるのでインストールする...のだが、なぜかプログラムチェック発生。リセットしかできない。再起動してもドライバを要求してくる。3回聞いてくるのでとりあえずすべてキャンセルする。一部しかドライバが入っていないようだ。BIOSでIRQ5をPnP/PCIにしたら(と思う)インストールができた。立ち上げるとIRQ5がSCSIとコンフリクトしている。BIOSでIRQ5をISA Legacyにしたら無事音が出るようになった。IRQは9と5の2つ取られている(9は他のPCIデバイスと共有可能)。
だが、世間で言われているように音がいい気がしない。これならXGのソフト音源の方がずっとよかったし、SB32に8MのSoundFontの方がまだよかったと思う。失敗だったかなぁ。なんか出ている周波数帯域が狭い感じ。安物ボードの宿命か?まだよく使ってないので、これからよくなる使い方を見つける可能性はあるけど。リセット時にはぶつぶつ音が出るし、電源オフ時には変な音がする(わざとか?サラマンダX68000を思い出してしまった。)し、普段からサーサーノイズがうるさく出てるし、簡単に音が割れる(その割に普段の音が小さい)し。このあたりはYstationをインストールすると少しはマシになった気がする。Windowsで複数の音が出る時に重なって出たり(これはオンチップのSB+SB32時に体験したことがあったが)、ゲーム中に音が繰り返されることがなくなったり、起動時にサウンドフォントのロードを待たされることがなくなったのはよくなった点だ。同じ位の値段のSB16よりはましか!?
SBLinkに関しては調査中。16ビットのDMAが使えないってところがSBPro互換と言うことか。今までDOSゲームはSB16で設定していたのでDMAが5になっているものが多く、再設定が必要。NascarRacing2は動くものの、音が鳴らなかった。DOS窓を立ち上げようとしたら不正処理で止まってしまう。SBの設定がWindowsに残っているためだと思うが。SB ProということはDOSでは44.1KHz、16Bit、Stereoにならないってこと?Windowsではちゃんと鳴るけどね。 あ、そうそう。CD-ROMに入っているDOCファイル、ワードパッドじゃ読めなかった。だからわからないことが多いんだよね。
- LAN
Windowsマシンが2台になったので、ひとまず10BASE-TでHUB経由でつないだ。プロトコルはTCP/IPのみ。ワークグループ名はWORKGROUP、マシン名はWIN95とWINNT。単純。NTから95は問題なく見られるものの、95からはパスワードを要求してくる。NTに95でのログイン名のユーザを登録すればOK。これは知っていた。パスワードなしにしているので、いちいちパスワードを入れる必要もない。ちなみに95、NT共にパスワードなしでログインするようにしていた(95はWindowsログオンにしてパスワードなしに、NTではパスワードを付けてレジストリのAutoAdminLogonを1にする)。たいして速くはないが、まあ使える程度。そのうち100BASE-TXのクロス接続にしようと思っている。
だが、ここに来て問題発生。仮想CD-ROMのデータもNT側に持ってきてネットワーク経由で使おうとしたのだが、ゲームが完全には動かない。Ultim@teRACE PROはVoodoo画面になるところでアプリケーションエラー、International Rally Championshipは起動時にハング。ネットワークゲームなので既に使われているとだめなのか?今更95とNTとでディスクを付け替えるのか(容量が違う)?新たにディスクを買うのか?買った場合、筐体にきちんと収まるのか?
・98年6月10日
- ディスク
結局、95とNTのディスクを入れ替えた。またもや大量のコピー。またまた1日かかってしまった。いい加減疲れた。まだ完全には終わってないけど、そこそこ動くくらいにはなった。Ultim@teRACE PROも動くし、音もちゃんと鳴る。インターネットにも4日ぶりにつながるようになった。 - ケース
しばらく使ってみての感想。今までよりもうるさい。うるさい原因はいくつかある。まずはCD−ROMを使うとうるさい。側板が振動して本体とふれあう音のようだ。側板を押さえると音も収まる。前のフルタワーの側板と比べると、ちょっと薄い感じ。たたくとカンカン響く。前方が補強されていないせいか。対策としては裏側に斜めに棒を貼り付ける、あるいは本体と当たるところにテープを張って振動しないようにする、などか。フルタワーの上にのせてて安定してないのも問題か。ゴム足を貼り付けるといいのかも。
次に電源FANがうるさい。手をかざすと強風が出ていてよく働いているのはわかる。またもや電源をばらすか。NTに戻す時に(AX5Tには3ピンコネクタが1つしかないため)ばらしたばかりだというのに。
あとは本体が近くに来た(フルタワーは床置きだったが、これはデスク上に置いている)せいか。音源が近くなったのでディスクの音も気になり出した。手元にあってもいいことないので床置きにしようかな。(それでは小さいことのメリットが...)
- SMBus
「SMBusでLM75をアクセスしよう」があったが、SMBusには他のものもいろいろつながっているもよう。クロックジェネレータとメモリ辺りが面白そう。クロックの変更とかできたりするのだろうか。メモリはSPDの内容が読み出せるはず。参考資料はこの辺。メモリアクセスのスピードはノースブリッジで設定するので、SMBusとは関係ない。 ちなみにクロックジェネレータ(ICW W48S101-04,SOYO SY6BAに付いてるやつ)のアドレスは0x69、SPDは0x5X(Xは0〜7,スロットで決まる?)となっている。
SD-RAM
ICWのクロックジェネレータ
・98年6月13日
- BIOS
結局、SOYOマザーのBIOSを入れ替えた。6ba0514.binって出てたやつ。これにするとFSBが75MHzまでにしかできなくなっていたが、CPUのB21をマスクすると100MHz-112MHzにできるようになった。(逆に66MHzにできない。)これで使っていくことにする。ちなみにSW1という怪しいジャンパをショートすると、66MHz-75MHzしか設定できなくなる。いや、おかしな事を言っている人がいたもんで。起動時のCPU認識がCELERON-MMX 412MHzになった。(今まではPentium II)
BIOSの項目はACPI Enable/DisableとAGP first Enable/Disableが増えている。とりあえずどちらもEnableにしておく。キーボードパワーオンもある。他は変わってないみたい。PCIのスロットごとにIRQを設定できるようにはならなかった。だが、やっぱりキーボードパワーオンは使えなかった。キーボードの調子が悪いから仕方ないか。 - IE4の履歴
前にIE4は履歴が使えないなんて書いたが、今日95のを使ってみると、ぜんぜん速い。あの遅さはNT固有の問題なのか?NTFSのせいかもしれない。
・98年6月16日
- SoundBlasterPRO互換
HARMONY 3DS724Aは、SB-LINKがあってDOS互換になるはず。とりあえずLegacySoundSystemのリソースをIRQ=5,I/O=220,DMA=1にしておいて再起動。Windowsを起動してDOS窓からNascarRacingのセットアップを起動する。autoだと見つけてくれないのでマニュアルにする。で、NascarRacingを動かすとかすかに音が出ているのがわかるものの、非常にボリュームが小さい。何が悪いのかよくわからない。まあこんなものか。音が出るのは確かなので、SBPRO互換はそれなりに働いているのだろう。
その後、Labwayのドライバをダウンロードしてきてインストールするとミキサーにレガシーが追加されて、DOS互換の音量調整ができるようになったようだ。またボリュームがまともになったせいか、音もよくなった気がする。更にLegacySoundSystemのリソースもデフォルトで前記のものになるようになった。これでようやくまともに使えそうだ。本当のSB-LINKの効果はDOSモードでしかわからないのだろうけど、そんなゲームもうやってないし。(ATFとか第5艦隊とかDOSモードでしか動かないゲームも持ってるんだけど)
ドライバを入れ替えると、電源OFF時の音が無くなってしまったようだ。残念。
- CH Quick JOY
CH ProductsのQuick JOYというものの存在を今更知った。これは複数のジョイスティックの設定を簡単に切りかえられるようにするというもの。ジョイスティックの切り替え器があってもコントロールパネルのジョイスティックでいちいち設定し直すのは面倒くさいと常々思っていたので、こんなソフトが欲しかったのだ。ものはCH ProductsのHPからダウンロードできる。
・98年6月18日
- LANで95がハング
最近、いつのまにかWindows95が止まってしまっている(マウスカーソルも動かない状態)ことがたまにあった。リセットすると普通に使えるのでそのままほおっておいた。だが今日WindowsNTでWindows95側のファイル(NT4のイメージファイルなのだが)をコピーしていると必ず止まることに気がついた。NTから95に大量にアクセスしていると、必ず止まってしまう。ちょっとディレクトリを見るくらいなら大丈夫だし、Windows95からNTの共有ディレクトリをアクセスしているぶんには問題ない。Windows95からNTにコピーすればNT4のイメージも問題なくコピーできた。Windows95のLANやドライバが悪いのか、Windows95のサーバ機能が変なのかその他の問題なのかはわからない。今度NE2000互換ボードに変えて試すことにした。(その前に100BASE-TXボードを買って100BASEネットにしちゃう可能性が高い。)
- ディスプレイ
TOTOKUから出る新しいディスプレイ(CV721XとCV821X)が欲しくなった。おかげでディスプレイを買うのがまた延びた。価格差が少ないので17インチにするか19インチにするか迷っている。画質が19インチでも17インチと変わらないようなら19インチにするんだけど、こればかりは見てみないとわからない。最近出てきている19インチ群は17インチの高いのより明らかに画質悪いし。TOTOKUのはスペック的には19インチの方が良さそうに見えるので、画質がいいのではないかと考えているんだけど。
- 100BASE-TX
3comの100BASE-TXのLANボードを借りてきた。で、95マシンに入れてみる。ドライバを入れる段階でなぜかハング。よくわからないが、スロット位置を変えてIRQをUSBと違うものにするとインストールできた。IRQはSCSIとLANとサウンドで共有している。で使ってみると、やはりNTからアクセスしてもハングしない。前にハングしていたのはSOLITONが悪かったようだ。試しにクロスケーブルでつないで100Mbpsも試す。なぜかNTからのアクセスでは遅いまま。95からアクセスすると相当速い。なぜNTからだと遅いのかはよくわからなかった。
その後3comのボードを外して元に戻すとなぜかWindowsネットワークでつながらない。よく見るとハブのLEDが点滅している。NICが100Mbps設定だとこうなってしまうようだ。autoに戻すとちゃんと使えるようになった。
・98年6月19日
- YMF724のDOSモード
SB-LINKが使えない!と言う人がいるので、DOSモードでの動作確認も行った。やるべきことは
- REALDOS下を適当なところにコピーしておく。
- 再起動してDOS Prompt ONLYで起動する。
- REALDOS下のsetupds.exeを実行して適当に設定する。設定はds.iniに出される。リードオンリー属性を消しておくこと。一度ds.iniを作っておけば、2度目以降はsetupds /sで設定の反映だけができる。
- ゲームなどでSoundBlasterPROでI/Oアドレスなどをds.iniのと合わせる。Autoは使えないのでManualで設定する。
だけ。NascarRacingでやってみたところ、ちゃんと音が出た。やっぱりSB-LINKは使えている。ちなみにsetupds.exeは常駐しない。
疑問なのはIRQがうまく5になってくれないこと。setupds.exeでテストしようとしてもIRQxは使えないとか言ってSB互換が選べない。SAVE&EXITもしてくれない。それどころかISA-IRQ自体だめで、INT #Aしかうまくないみたい。それでもゲームでIRQ=5に設定するとうまくなってくれる。他のでも使えているところをみると、NascarRacingはIRQを使っていないのかもしれない。
実はBIOSでIRQ5をPnP/PCIにしておくと他のPCIデバイス(うちの場合SCSI)がIRQ5を取ってしまう。そのためLegacy ISAにしておく必要がある。またsetupdsでLegacyの音量を-10.5dbとかに下げておかないと音が割れてしまう。
おっとBLASTER変数を設定しておく必要があるのかもしれない。私は
set BLASTER=A220 I5 D1 T4
と設定してある。
では健闘を祈る。
- ソケットのCeleron
Intelが次のCeleron(Mendcinoと呼ばれる、2次キャッシュ内蔵のもの)はソケット版も出すと言ってきた。これを聞いて「やはりスロットは限界か?」とか騒がれいてるようだが、どうも私には信じがたい。結局ソケットになるのはCeleronの一部だけだし、ベースクロックは66MHzだし、本当にCPUの製造コストが安くできるだけがメリットだと思うのだが。MediaGX辺りをライバルと見るとスロットではコスト高になる(割にメリットがない)ってことか。MediaGXもソケットになっちゃったし、コスト的には素晴らしいのかもしれない。ソケットになればちょっとは小さくできるものの大した違いではない、小さくしたいならMobilePen2だろって感じ。すごく高いけど。(とすると今のソケット7、8より小さいソケットにするといいのかも)そういえば今のCeleronって片面実装なところもコスト削減の結果だと思うのだが、それでも(6層?)基盤に載せないといけないってところが高いんでしょうね。
メモリラインが不等長になるとか言われても、ソケットでもあまり変わらないし、そもそもメモリも1列なのでマザーボードで何とかしないといけないことには変わりない。まあこの辺はIntelでも問題だと思っていて、Intelの予定ではRambusにすることで改善されることになっている(データライン数を減らしている)。Intelは今のデータバス64本では今以上の高転送レートが出せないと見ているということだ。って事でIntelがソケットに戻るなんてわけではない。今後Rambusが流行るかどうかはともかく。(転送レートを上げるためには最終的にはRambusにならざるをえない気がするが)
ソケットがいいかスロットがいいかは私にはよくわからない。現状を見るとスロットの方が安定して高転送レートを出しているように見えるが。マザーボードメーカーは同じで同等の技術が使われると思われるので、この差はソケット・スロットの差か、チップセットの問題だといえる。チップセットの問題っぽいけど。
てなわけでIntelはやっぱり今後もスロットで進めるんだろうなぁと思うのであった。
・98年6月22日
- サスペンドで障害発生
昨日の夜95マシンをサスペンドしたままほっといて、今日動かそうと思ったら画面がぐちゃぐちゃでちゃんと表示されない。ぐちゃぐちゃなだけで画面が流れてるわけではないので、周波数がおかしくなったのではなくてグラフィックメモリの内容がおかしい感じ。キーを押すと画面がちょっと変わるので暴走ではない(何が変わったのかは全く認識できないが)。しかたないので手探りでシャットダウンした。
シャットダウン後、電源を入れるとBIOS画面はちゃんと表示されるものの、Windows画面はやっぱりぐちゃぐちゃ。メイン電源を消しても同じ。しかたないのでセーフモードにするとちゃんと表示されて立ち上がった。(もちろん640*480*16色)デバイスマネージャを見るとなぜかディスプレイドライバが3つもあり、そのうちの一つはMillenium。XPERTを追加した時に削除したはずなのに復活してる。Milleniumだけ削除して再起動しても変化なし。壊れちゃったのかと思いながらも、再びセーフモードでたちあげて全て削除してからドライバを再インストール(立ち上げ時に自動的にされた)すると復活した。
その後サスペンドして復帰させてと行ってみたけど再現せず。時間を置かないといけないのかな?再現しないと原因もつかめない。まあ今の所サスペンドしてもあまりいいことないのでしなければいいだけなんだけど。(早く電源いじらないと...)
ちなみにNTの方(430TXマザー)はサスペンドで問題が出たことがない。即座に止まってすぐに復帰するし、ディスクが止まればサスペンドをとくまで止まったままだしで、95より快適。95だとせっかく止まっていたHDDをたたき起こしてからサスペンドに入るので結構時間がかかる。戻る時も同様。ATIプレイヤーは復帰時におかしな動きを見せてくれる。
- CPU話
ハイエンドデスクトップPCのCPU(今のPen2、来年のKATMAIの流れ)で2次キャッシュをCPUコアに取り込むとスロットにする必要性がなくなるという説を見かけた。なるほど。それによるとCPUとともにマザーも交換されていく場合が多いので、必ずしも同じインタフェースにしておく必要がない。で、その第一弾がCeleronだという説。そういわれれば確かにそうかも。昔のCPUをクロックアップして使われることもなくなるし。2次キャッシュをチップに収めるのはコストダウンのためだ(他社に特注チップを作らせるより安くできる)と思っていた私には驚きの説。まあIntelとしてはどちらに転んでもいいように別の逃げ道も用意しはじめたってとこなのかも。(私はそうは思ってないけど)
いつ出てきたのか知らないが、440GXのデータシートが公表されてました。メモリが2Gまでになった他は何が変わったのかよくわかりませんけど。とか思ってたら、6/25に見たらなくなってた。私はしっかりダウンロードしておきましたが。
・98年6月24日
- SOYO新BIOS
SY6BAのBIOSが正式に出された。2A3ってやつ。さっそく入れ替える。0514との違いはほとんどない。ベースクロック133MHzにできるようになったくらいか。私はCeleronなので全く関係ない。やはりCPUを見ているようで、B21をマスクしていると100-133MHzの設定しかできない。おそらくマスクしていないと66-75MHzなのだろう。特に問題ないのでこのまま使うことにした。
・98年7月1日
- Celeronの速さ
最近、クロックアップCeleronがものすごく遅く感じてきていて、新しいものがちょっと欲しくなってきていた。まあ今から買うなら440GX+Xeon400-512Kだろうけど、ちょっと高いか。やっぱりCeleronじゃクロックアップしたところで大したことないってのが最近の私の感想。全体としては速いものの、局所的には遅いって感じか。ゲームをやってたりする分にはいいのだが、エディタを使ったり、ウインドウ操作していたりの細かい操作ではPen2-400より全然速くない。出始めてクロックアップが流行り始めた頃の評価そのままって感じ。やっぱり2次キャッシュは必要だってのが今の私の評価。
今更そこら中に出ているCeleronの448報告に嫌気が差してるってのもあるかもしれないが、気分的には「よくそんなつまらんことやってるな」って感じである(動いて当たり前)。まあ本人が満足しているのならそれでいいのだが。ああ、Pen2-333辺りにすればよかったかな。今のままで2年も使うのかと思うと嫌になっちゃう。
- Pentium2 Xeon
そしてPentium2 XeonとSlot2用チップセット2種(440GXと450NX)が正式に発表されました。これを見てものすごく欲しくなってしまった。データシートも3つ全て出ていたのですが(440GXに関しては前にあったのとまったく同じ)、450NXは今までと全然違う作りになっていて面白い。4種5チップ(+サウスブリッジ)で構成されていて、複数のPCIバスとかAGPなしとか4CPUとかでまさにサーバー向け。(チップ数が多いとマザーボードも大きくなる)今後8CPUとかメモリのUPとかでスケーラビリティを上げていくらしい。私にはあまり関係ない話だ。(仕事には多いに関係あるのだが。)Intelは安いPCサーバー市場でなら儲けを出せると見たようだ。
対して440GXは440BXとほぼ同内容。Slot2と2Gメモリが変わった点か。今後ハイエンドのデスクトップ用は440GXに変わっていくのだろうか。(とするとSlot1の命もここまで?いや、Slot2が使える以外にはメリットがないし、Intelも安くする必要性が薄いか。)一番安いXeonならデスクトップ用として普通に出回りそうなのだが。IntelのマザーもPCI*6と、おもしろい。
- SOYO新BIOS 2a5
SOYO SY6BAの新BIOS2A5がヨーロッパサイトに出ていた。さっそく入れてみたが、2a3との違いがわからない。相変わらずキーボードパワーオンは使えないし。よく見ると設定でキーボードパワーオンにしていてもF1で出てくる設定ではBIOSもSetupもBUTTON ONLYのまま。BIOSでの設定が効いてないのか?このマザーではだめなのか。
次に続く
http://www10.plala.or.jp/p205tb16/win9new2.html
坂井瑞穂