32GBメモリ (2017/2/5)
簡易水冷 (2016/10/18)
32GBメモリ (2016/5/11)
Cステート (2015/9/14)
HSIO (2015/8/19)
Skylake Core i7 6700K (2015/8/7)
Asrock Z170 Extreme 6+ (2015/8/7)
Core i7 6700K
久しぶりにメインマシンを更新すべく新しいCPUを購入した。4年半前に2600K(SandyBridge)を買って以来である。今までならばHaswell辺りを一回はさんでいたのだろうが、すっかりやる気を失っていた。今回もほとんど変わらないことが見えているだけにそれほど乗り気ではない。強いて言えばDDR4とかUSB3.1とかM.2とかSATA
ExpressとかCPUの新アーキテクチャ(Skylake)とかThunderboltとかDMIが速くなっているとかPCHのPCIeがGEN3になった上にレーンが増えたとか細かい更新が溜まったので、そろそろかなぁといった辺りである。
今回の対象はCore i7 6700K、ASRock Z170 Extreme6+、Crucial BLS8G4D240FSA DDR4-2400
8GBx2とした。およそ10万円。記録によればCore2Duoのとき(9年前)もNehalemのとき(7年前)も10万出していたもよう。(SandyBridgeのときはメモリを使いまわして4.5万)
どうせそんなに回さないだろうとたかをくくってCPUクーラーはSndyBridgeの時のリテールクーラー(参考)を使用。クロックを上げると熱いようなので逆に落として使うようになると予想される。
→結局前のまま鎌ANGLEを使うことにした。リテールクーラーではTurboBoostがほとんど効かなかったが、換えたら余裕で4.2GHzに張り付くようになった。
使っていたインストール済みWindows10を起動して、ドライバ類をインストールして使い始めた。アイドル時の消費電力がSSDのみだと32W位に落ちた。しかしGeforce660ビデオカードを付けてHDDを8台追加してUSBデバイスを付けて...とやってみると65W程度と、今までと大差ない感じに。普段使いのアイドル時CPU使用率がずいぶん下がったような気もするが、気のせいかもしれない。
元→新
負荷がないときには800MHzまでクロックが落ちるが、ここからの上がり方が前よりも急(簡単にすぐにクロックが上がる)ような気がする。800MHz時には0.638V位までCPU電圧が落ちるが4GHzになると一気に1.18V位に上がり、消費電力の変化も大きい。最低クロックを上げて(2.0〜3.0GHz)いなくても今までと使用感が変わらない感じ。
一言でまとめてみると、今までと変わらない。
Asrock Z170 Extreme6+
事前情報からはGIGABYTEのGA-Z170X-UD5
THを考えていたが、発売が遅いようなので別のものにした。Thunderbolt3、HDMI2.0、USB Type-C
36W供給とかに惹かれていたのだが...そして今世代ではeSATAが全滅している(というかUSB3.0以降eSATAは過去のものとなった)。
Extreme6+ではSATA Express接続のUSB3.1ヘッダが付属するが、SATA
Express以外にもSATAx2とUSB2.0ピンヘッダとSATA電源も必要となる。USB3.1の供給電力は5V3Aであまり大きくはない。AudioはRealtek
ALC1150、USB3.1はASMedia ASM1142、SATAはASMedia ASM1061を使用している。
最初内蔵ビデオをちょっと使ってみたが、DVIはフルHDまでHDMIは4K30Hzまで(DPは4K60Hz)だわ、デスクトップの色調整がうまくいかない(明るさのみを落とせない)わ、ビデオオーバーレイを取るたびに一旦ブラックアウトするわ、ビデオオーバーレイの明るさはデスクトップの明るさを超えられないわ、消費電力とCPU温度がちょっと上がるわ、一回画面が崩れてフリーズしたことがあったわであまり芳しくなかった。
SATA Express0にUSB3.1デバイスを付けると、PCI Express Root Port #9-A118にASMedia USB 3.1
eXtensible Host Controller - 1.10が現れる。
PCI Expressのスロットにボードを挿すと、どのスロットでもPCI
Expressルートポートが現れてその下にボードが出る。よく見るとスロットによってデバイスマネージャーのデバイスのプロパティに出る「場所」が違っている。各スロットのdeviceとfunctionの番号は以下の通り。
Slot位置 | デバイス番号 | 機能番号 | デバイス |
x1 | 29 | 4 | PCI Express Root Port 13 |
x16 | 1 | 0 | CPU側PCI Express |
x1 | 27 | 3 | PCI Root Port 20 |
x8 | 1 | 1 | CPU側PCI Express |
x1 | 29 | 5 | PCI Express Root Port 14 |
x4 | 28 | 4 | PCI Express Root Port 5 |
Flexible I/O
新しいM/B(Asrock Z170 Extreme6+)ではSATA0,1とSATA Express0とM.2は排他仕様となっている。PCI
Expressのレーンは20に増えたんだからこんな制限はなくなっててもよさそうなのにどういうこと?
どうやらPCHではhigh speed
I/O(HSIO)で使用できるポート数が26までとなっていて、適当に割り当てて使うようになっているもよう(Z97では18ポートまで)。HSIOとはUSB3.0ポート、SATAポート、PCI
Expressポート、GigaBitEtherポート、SATA
Expressポートをさす。Z170ではUSBx10、PCIex20、SATAx6、GBEx1の37の中から26個(Z97ではUSBx6、PCIex8、SATAx6の20の中から18個)だけが使える。
このM/Bの場合以下の割り当てとなっていると思われる。
HSIO Port | 割り当てデバイス | 名称 |
1-6 | USB3.0 ポート1-6 | |
7-8 | USB3.0 ポート7-8 | |
9 | USB3.1(ASM1142) | PCI Express Root Port 3 |
10? | GigaBitEther? | |
11-14 | PCI Express x4 Slot | PCI Express Root Port 5 |
15-16 | SATA 0,1 | |
15-16? | SATA Express 0 | PCI Express Root Port 9 |
15-18? | M.2? | |
19 | PCI Express x1 Slot1 | PCI Express Root Port 13 |
20 | PCI Express x1 Slot3 | PCI Express Root Port 14 |
21-22 | SATA 2,3 | |
23-24 | SATA 4,5 | |
23-24? | SATA Express 1? | PCI Root Port 17? |
25 | SATA (ASM1061) | PCI Root Port 19 |
26 | PCI Express x1 Slot2 | PCI Root Port 20 |
Package C State
今の6700K+Z170環境に変えてから、週に一度程度フリーズする現象に悩んでいた。何となく休止状態(+AC電源オフ)から起こした後、1日中つけっぱなしにしていると起きているような気もするが条件ははっきりしない。いろいろな場面で発生するので使っているアプリとか操作関連ではないような気はする。稀に起きる現象なので放置していた。
それがUEFIのバージョンを1.20に上げると頻発するようになった。これでは使えないのでしかたなく対処を検討する。UEFI設定でCPUやメモリの値をデフォルトにしたり落としてみたりしても効果がない。その他いろいろな設定をいじっていると、パワーステートC6/C7とPackage
C State SupportをDisableにしたところフリーズしなくなった。最終的にはPackage C State
だったよもう。ボードの問題か増設機器の問題かはわからないが、とりあえずフリーズしなくなった。
→その後UEFIのバージョン更新を重ねているうちにいつのまにかEnableでも何の問題もなくなった。しかしどこかの版からUEFIセットアップに入れなくなった。DELを押しても真っ暗のままだが、マウスを動かすとその軌跡にグラフィックが現れ、全てを開けるとAsrockロゴになる。
CMOSクリアすると入れるので、UEFI設定を変えたくなったらCMOSクリアして一から設定しなおしを行っている。(安定稼働しているので変えたくなることはほとんどないけど)
ところでこのM/B(Asrock
Z170Extreme6)ではUEFIの更新をWindowsからかけると、再起動してUEFIが起動してきたところで更新がかかるようになっている。1.10のときはそう動作した。しかし1.20ではUEFIに入るのになぜか更新が始まらない。何度かやってそうだったのであきらめていた。しかしクロックを変えているせいかも?と思って設定をデフォルトに戻してみたところ、何事もなかったかのようにしれっと更新が走った。更新を失敗させないためにそりゃそうか...
メモリ32GB
ゲームをやるのにメモリが不足してきたので16GB追加した。3200をうたいながらも安かったのでCORSAIR VENGEANCE
CMK16GX4M2B3200C16にした。
簡易水冷(ENERMAX ELC-LT120X-HP)
今のPCに飽きてきたので簡易水冷を導入してみた。今までは7〜8年前に買った鎌ANGLEを後生大事にずっと使っていた。まあ最初なので手軽に12cmラジエターで厚め、かつ安いやつを探すと、今ではENERMAXのLIQTECH
120X-HPしか見つからなかった。つうか今や標準は240mmとなっていて120mmの物は薄型ラジエターしかないもよう。結局のところ120mmではラジエター能力が足りないということなのだろう。
マザーボードを外してCPUバックプレートを付けて、ラジエターはバックパネルの隙間から外出しにして取り付けてみた。M/Bのファンコンをいじったりケース内に熱がこもりがちだったのでケースファンも回して回転数調整したりして、まあそこそこの温度と騒音に落ち着いた。アイドル時はラジエターファン600rpmとポンプ2000rpmで27度、ゲーム時は1500rpmと2800rpm辺りで70度くらい、OCCTでフルに回しても同じ回転数で78度。1500rpmになるとちょっとうるさいかも。M/B温度も30度〜45度くらいで収まるようになった。
ラジエターが宙ぶらりんなのはいまいちなのでフルタワーの上段に置くようにするかもしれない。ラジエターからの風は温風という程ではないのにCPU温度が高いので、CPUグリスとかに問題があるのかもしれない。
要は空冷だとケース内の温まった風を当てることになるが水冷だと外気を当てられる、あるいは空冷だとヒートシンクで温まった空気は一部ケース内にとどまるが水冷だとすべてケース外に排気できるという点にメリットがあるということ。
しかし簡易水冷のポイントがいまいち分かっていない。ラジエターはポンプよりも上にする必要があるのか否か、ラジエターの向きはどの向きでもOKか否か(パイプが上に来るのはNGか)、ケース内に入れるときは吸気と排気どちらにすべきか、水が減ったのは何らかの手段で分かるのかどうか、給水はやっぱり不可なのか、リザーバーを追加するならばどういうパイプやフィッティングが対応しているのか、等々。
32Gメモリ
mini-ITXのケースに替えようと検討中。メモリが2スロットになるので、まずは16GBx2のメモリだけを購入。Kingstone HyperX
Savage HX426C15SBK2/32 (288pin/DDR4-2666 CL15/16GBx2)。
http://www10.plala.or.jp/p205tb16/z170.html
坂井瑞穂